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近江鉄道 貸切列車「もぎりん3号」に乗車する その1

2月20日夜から22日にかけて、近江鉄道沿線へ出かけてまいりました。これから、この遠征記を少しずつ書いていきたいと思います。

2月21日朝、宿泊先となる「コンフォートホテル彦根」からのスタートとなる。この日は、滋賀県在住のもぎり屋さんが企画した、貸切列車「もぎりん3号」に乗車するのが目的。今回の貸切列車は、吊りかけ電車、220形を、なんと2両編成で運転すると言うもの。もともと、単行運転用として登場した220形にとって、2両編成で営業運転を行うのは、これが初とのこと。本来であれば、本業多忙な時期の為、遠征は控えている事が多い季節ではあるが、前代未聞の220形2両編成と言う事で、重い腰を上げ、彦根に駆け付けた。

9時15分頃、ホテルを出発し、集合場所である近江鉄道の彦根駅へ。受付を済ませた後、コンビニへ。車内で食べるおにぎり等を購入した後、車庫からの入替シーンが観察できるエレベーターとトイレ前へ。ちょうど、220形が出庫して来たところだった。

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もぎりん号出庫!

「もぎりん3号」の組み合わせは、貴生川方より、モハ226+モハ225の組み合わせ。モハ226には、御覧のように、ヘッドマークが掲出されている。

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モハ225は、ラッピング車の為、ヘッドマークはなし。

この後、いったん米原方に引き上げた後、貸切列車が発着する1番線へと入線するが、ちょうど順光で撮れるので、進入シーンはしっかり撮る事に。

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彦根駅1番線に進入するモハ226+モハ225。

進入シーンを無事撮り終えて、いざ車内へ。

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彦根駅1番線で出発を待つ貸切列車。

乗車前に、まずお世話になる運転士さんにご挨拶。そして、2両のうち、先頭のモハ226に乗車する。後ろのモハ225は、録音用の音鉄車両となっている為、私語厳禁。録音は、昨年の「もぎりん号」で実施している為、今回は、気楽に楽しめるモハ226を選んだ。モハ226の車内には、畳が敷かれており、お座敷列車風になっていた。ちょうど中ドアの前が畳のみの空間が有ったので、まずは、そこに座ってみた。ちょうど、お尻の下には、AK-3コンプレッサーが有る為、これが作動すると、AK-3の音と振動が、お尻に伝わって来て、なかなか良い感じ。でも、床より数センチ高い場所に座っているだけなので、車窓を楽しむ事は出来ない。

さて、単行運転用として開発された220形電車。この電車を2両編成で運転するには、両方の車両に運転士を乗せた協調運転を行う事になる。その為、車内から後ろの車両を見てみると・・・

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後ろの車両にも運転士さんが・・・

このような運転方式の列車に乗車したのは、以前、銚子電鉄で経験が有る。双方の車両の運転士は、それぞれ警笛等で合図をしてハンドル操作をするのだが、今回、録音車両となっている、モハ225への配慮から、警笛は使わず、お互いの阿吽の呼吸で運転をしているようで、双方の運転士さんの見事な運転技術に、ただただ、脱帽するばかり。独特な乗り心地を楽しみながら、最初の長時間停車駅である、八日市に到着する。ここで、17分間停車するので、ホームに降りて、撮影することに。

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八日市駅に停車中の「もぎりん3号」

まずは、エレベーターの前から編成写真を撮る事に。そして、今度はホームの貴生川・近江八幡方へ。ここで、2番線には、回送列車が入線。しかし、すぐに引き上げたので、撮影を再開する事に。

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回送列車が引き上げた後、モハ226側からも撮影。

そして、撮影を終えて、車内へ戻ろうとすると、先程、いったん引き上げた回送列車が、中線に入線してきた。そこで、エレベーター前より並びを撮影。

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フジテックのラッピング車と並んだ貸切列車。

この日の八日市中線留置は、フジテックのラッピング編成である808Fだった。

さて、列車は、八日市を発車。八日市での17分間の停車時間を利用し、駅周辺で食料を調達した参加者も多く、車内は良い匂いに。匂いにつられて私もお腹がすいてきたが、ここは、もうちょっと我慢。列車は、本線を先へと進み。10分ほどで、次の停車駅、桜川に到着。ここでは7分間停車する。

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桜川駅に停車中の「もぎりん3号」

桜川駅では、7分間の停車時間の間に、貴生川からの八日市行きと交換する。そこで、八日市行き入線後、構内踏切から並びを撮影する。

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八日市行きと交換する「もぎりん3号」

八日市行きとして到着したのは、820形821F。西武鉄道401系時代の面影を色濃く残す編成が来てくれて、テンションも自然と上がった。

この後、車内へ戻り、更に先へと進む。次の停車駅は日野。ここでも17分間停車するが、そろそろ走行シーンも撮っておきたいので、私は、ここでいったん離脱することにした。

その2へと続く。

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