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臨時特急「おくちちぶ91号」と「ヤマノススメ2号」を撮影する

4月19日のお話。

秩父羊山公園の芝桜のシーズンに突入し、西武鉄道は、4月18日より、西武秩父行き臨時列車の増発が始まった。まずは、臨時列車増発第一弾として、4月18日と19日の2日間、西武新宿~西武秩父間に、臨時特急「おくちちぶ」が1往復運転されることになった。

西武新宿から西武秩父へ直通する特急列車は、かつて、5000系初代レッドアロー時代に、休日ダイヤで1往復、「おくちちぶ」が運転されていたが、特急「小江戸号」の運転開始により、1993年に廃止。しかし、昨年7月19日と20日の2日間、「秩父川瀬まつり」の開催に合わせて、西武新宿発着としては、21年ぶりに「おくちちぶ」が2日間だけ復活した。今回、芝桜の開花に合わせて、再び2日間だけ「おくちちぶ」が復活する事になった。

4月19日朝、西武新宿からの「おくちちぶ91号」を撮影する為、外出する。昨年7月の運転時は、自宅から10分ほど歩いた、東萩山小学校付近で撮影したが、今回は、所沢駅手前、新宿線から池袋線への連絡線を通過する「おくちちぶ」を撮影する事にした。所沢駅から5分ほど歩いて、撮影地に到着すると、先客の姿はない。列車がいつ来ても良いように、撮影準備を進める。待つ事およそ10分。西武新宿からの「おくちちぶ91号」がやって来た。

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新宿線から池袋線への連絡線を行く臨時特急「おくちちぶ91号」

連絡線をクネクネと曲がりながら進んで行く臨時特急「おくちちぶ91号」。今回、この列車に使用されていたのは、現在、新宿線で運用中の10104Fだった。

撮影後、私は、池袋線の所沢3号踏切へと移動する。実は、この日、池袋~飯能間で、臨時特急「ヤマノススメ2号」が運転される事になっていた。「ヤマノススメ2号」は、飯能市を舞台にしたアニメ「ヤマノススメ」のイベントが、飯能市民会館で開かれる事に合わせて運転されるもの。臨時特急と言っても、「ヤマノススメラジオノススメ ラジオCD二号目」を購入した方先着300名が招待されると言うことで、団臨扱いの列車である。

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所沢~西所沢間を行く臨時特急「ヤマノススメ2号」

西武秩父行きの臨時特急「おくちちぶ91号」のおよそ15分後、池袋からの飯能行き臨時特急「ヤマノススメ2号」が、所沢3号踏切を通過した。「ヤマノススメ2号」に充当されていたのは、10111F。御覧のように、正面の表示は「臨時」であった。空席が目立っていた「おくちちぶ91号」とは対照的に、こちらは、飯能でのイベントに向かう人達で賑わっていたようである。

この撮影を以て、所沢3号踏切から撤収。次の目的地へ向かった。

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西武池袋線開業100周年記念号を撮影する

4月12日のお話です。

1915年4月15日、西武池袋線の前身である武蔵野鉄道の池袋~飯能間が開業した。今年は、ちょうど節目の100周年。これを記念して、4月12日、西武池袋線開業100周年記念セレモニーが開かれ、池袋~飯能間では、100年前の開業当時の12駅(池袋・東長崎・練馬・石神井公園・保谷・東久留米・所沢・西所沢・狭山ヶ丘・入間市・仏子・飯能)に停車しながら運転されるもので、ヘッドマークも掲出されると言う。

そこで、この祝賀列車を撮りに西武池袋線沿線へ。まずは、送り込み回送と言う事になるが、祝賀列車のダイヤを見ると、昨年7月19日に運転された9103F「幸運の赤い電車」のお披露目列車と同じだった事から、この時と同じダイヤで送り込まれるだろうと予想。しかし、実際にはこの時よりも早い時間に送り込まれてしまった為、送り込み回送は撮影できなかった。

では、気を取り直して本番へ。どこで撮ろうか悩んだ末に選んだのが、西所沢~小手指間の西所沢8号踏切。既に、下り線側には多くの撮り鉄さん達が待機していたが、上り線側は、人も少なく、知った顔ばかり。後からの合流でも入り易かった。先行列車で練習をして、いざ本番。まもなく祝賀列車がと言うタイミングで、背後からは上りの回送列車が接近。一刻も早く通過してくれることを祈るしかない。回送列車が通過し、カメラを前方に向けると、祝賀列車が近付いてきた。

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38104Fの回送列車と並んだ、30101F池袋線開業100周年祝賀列車。

祝賀列車直前にやって来た回送列車は、最近、武蔵丘検修場を出場した際に、正面左端の「SEIBU」のロゴが外された38104Fだった。そして、100周年祝賀列車に充当されている30101F。こうして並べてみると、38104Fとの違いがよくわかる。

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近付いてきたところで、もう一度。

そして、手前に近付いてきたところで、更に撮影をするが、最後尾車両の一部が、38104Fに被ってしまっていて、10両編成を綺麗に納める事は出来なかった

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後追いは綺麗に撮れた。

西所沢8号踏切、上り線側の強みは、後追いが撮れると言う事。こちらは、被られることなく、綺麗に撮る事が出来た。

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西武 機器更新車6156Fの試運転と2075F「殺せんせー」ラッピング編成を撮影する

では、今回も引き続き4月6日のお話です。同日の活動記は、これが最後となります。

新座駅で、EH800-9号機の甲種輸送を見送った私は、高架下の飲食店で昼食を摂った後、再び西武沿線へ戻る事に。

西武池袋線から、西武有楽町線を経由して、東京メトロ有楽町線や副都心線、そして東急東横線と、横浜高速鉄道みなとみらい線への直通運転に、日々活躍を続けている西武鉄道6000系。デビューから20年以上が経過し、そろそろ、本格的な更新工事も必要になる時期。この度、アルミ車体の6156Fが三菱製IGBT素子VVVFに、6157Fが東芝製IGBT素子VVVFに、機器更新が行われた。このうち、6157Fの方が、一足早く営業運転に復帰したものの、6156Fについては、まだ試運転が繰り返されていた。この日、Twitterの書き込みから6156Fの目撃情報を拾ってみると、どうやら西武線池袋と小手指の間で試運転が行われている模様。

そこで、目撃情報を頼りに、武蔵野線との接続駅である秋津駅で、6156Fの試運転を迎え撃つ事に。待つ事およそ30分。15時04分頃の事であるが、6156Fの試運転列車がやって来た。

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秋津駅に進入する6156Fの試運転列車。

6156Fの試運転列車は、この秋津駅にも停車。20秒ほど停車した後、小手指方面へ向けて走り去って行った。その際、少しだけ走行音を聞いてみたが、今までの6000系とは比較にならないほどの静かさであった。静かになる事は、一般の利用客の立場から見ると、とても良いのだが、鉄道ファンの立場から見ると、6000系らしさが、なんとなく消えてしまったと言う感じもした。

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EH800-9号機の甲種輸送を撮影する

では、引き続き4月6日のお話です。

西武新宿線、武蔵関3号踏切での撮影を終えた私は、東伏見駅から小平・萩山・国分寺と乗り継ぎ、西国分寺へと向かった。

この日、東芝府中工場で完成した、青函トンネル用、複電圧式交流電気機関車、EH800形の9号機の甲種輸送が行われる事になっていた。4000系の団臨とともに、このEH800形の甲種輸送を撮るのも、有給休暇取得の要因となった。

では、甲種輸送の模様をお伝えする前に、EH800形電気機関車について、簡単に触れておきましょう。

EH800形は、2015年度に予定されている、北海道新幹線の開業に合わせて、青函トンネルが、新幹線・在来線共用となる事から、架線電圧及び保安装置も、新幹線と同様の設備へ変更する事になった。その為、同区間を走る貨物列車を牽引する機関車を新たに開発する事になり、2012年に、試作機が登場。各種試験が繰り返された後、2014年より量産が開始された。

北海道新幹線開業まで、残り1年を切った今。EH800の製造も進み、今回、9両目の量産機が現地へ向けて旅立つ事になった。同機の甲種輸送が、東芝府中工場のある北府中を出発するのは、11時16分。しかし、鉄道ダイヤ情報の甲種輸送計画表を見ると、次の停車駅となる新座貨物ターミナルまで、約1時間かけて走る事になっており、掲載されていないが、西国分寺で長時間停車が有るだろうと予想。また、この日は、北府中駅でのポイント故障の影響で、武蔵野線に遅れが生じており、もしかしたら、西国分寺入線も間に合うのでは・・・なんて思いながら、西国分寺へ移動するが・・・

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西国分寺駅中線に停車中のEH800-9号機。

11時30分頃、西国分寺駅に到着し、辺りを見回してみると、中線の新小平寄りに、DE10+EH800の姿を発見。さすがに、この場所では、ホーム上から標準レンズで撮影するのは不可能で、望遠レンズを使っての撮影となる。ちょうど、武蔵野線の下り列車が走り去るところだったので、205系と合わせて撮影してみた。

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4000系団臨 新宿線を走る

4月6日のお話。

この日、西武新宿から西武池袋線の高麗駅まで、4000系を使用した団臨が走ると言うので、休暇を取った。この団臨は、4月5日に渋谷公会堂で開催される「日韓国交正常化50周年記念&GFSC Charity Campaign 7th 日韓友情フェスタ2015」に、スペシャルゲストとして出演する、韓国の人気若手俳優、イ・スヒョク氏が、チャリティー公演者と共に、この貸切団体列車に乗車し、韓国との縁が深い高麗郷・高麗神社を訪問すると言うもので、昨年に引き続いての運転となる。

普段は新宿線を走行しない4000系が、4両編成で西武新宿から運転と言う事で、一度は撮影しておきたかったのだ。前年とほぼ同じダイヤだろうと推測し、まずは、西武新宿への送り込みから撮影する事に。自宅を出る時に、ちょっとしたアクシデントが有り、乗車予定の電車より1本遅れてしまい、田無駅に到着したのは、9時46分。乗車してきた急行の後を追うように、4000系の回送列車が田無駅に迫っていた。

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田無駅を通過する4015F送り込み回送。

9時48分頃、送り込みの回送が田無駅を通過。撮影後、通過する車両の番号を見ると、4015Fだった。

この後、各駅停車に乗って、東伏見へ移動。まだ僅かに残っている桜と4000系のコラボレーションを狙う為、武蔵関~東伏見間の武蔵関3号踏切へと向かう。この時期には賑わう撮影地だけに、人が多ければ諦めるつもりで歩いて行ったが、私が到着した時点で先客の姿はなく、最終的に、この場所に集まったのは、僅か3名と言う状況だった。まあ、桜もほぼ終わりに近づいていたし、平日と言う事もあるのかもしれない。

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桜を横目に、4015Fが新宿線を走る。

10時36分頃、4015Fの貸切列車が武蔵関3号踏切を通過。先行列車に接近していると言う訳でもないが、かなりスピードを落としての通過で、徐行運転は、乗客に桜を見てもらうためのサービスだったのではないか?と思わせるほどであった。

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幕車の2000系を撮って撤収。

4000系貸切列車通過後にやって来た、幕車の旧2000系。今年度から廃車が始まる可能性が高いだけに、見かけた時は積極的に撮っておきたい。この急行拝島行きを撮り終えた後、武蔵関3号踏切より撤収。次の目的地へ移動した。

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くめがわ電車図書館で夜桜見物

多摩川線から249Fが戻って来た4月5日夜のお話。

所沢駅で、249Fの回送列車を待っている間に、Twitterのフォロワーさんから、「くめがわ電車図書館のクハ1150に、4月8日までの期間限定で、本物の種別板が掲出されている。」とのダイレクトメッセージが入った。

くめがわ電車図書館は、東村山市美住町のUR賃貸住宅「グリーンタウン美住」の一角にある、西武鉄道の電車の廃車体を活用した児童図書館。東村山市内の図書館としては、1967年に開設と、もっとも歴史ある図書館である。当初は311系電車のクハ1311の車体が使われていたが、団地の建て替えに合わせて、車両も更新。2001年からは、二代目電車図書館として、前年に廃車となった101系のクハ1150の車体が活用されている。

各地のローカル私鉄に譲渡された新101系とは対照的に、低運転台の101系は、流鉄に6両が譲渡された他は、4000系や9000系と言った他形式への部品提供の為に、廃車・解体となった車両が多く、数少ない譲渡先である流鉄でも、全車が廃車となった為、現存する101系低運転台車は、横瀬車両基地に保管されているクハ1224と、くめがわ電車図書館のクハ1150のみとなっており、今や貴重な存在である。

日曜日の21時。本来は、明日からの仕事に備え、速やかに帰宅すべきところであるが、幸いなことに、翌日も有給を取っていた為、善は急げと、249Fの撮影後、くめがわ電車図書館に立ち寄る事にした。

まずは、所沢駅の狭山そばで英気を養った後、新宿線の上り電車で久米川駅下車。ここから歩く事、およそ10分。団地の片隅にある、くめがわ電車図書館に到着。早速撮影を開始するが・・・

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通勤準急の種別札が掲出された、くめがわ電車図書館のクハ1150。(2015年4月5日撮影)

勢いよく、夜のくめがわ電車図書館に乗り込んだものの、バルブ撮影に使う為の三脚やレリーズも持っていない為、デジイチの感度を上げて、手持ちによる撮影。その為、なかなか上手く撮影できず、20回以上チャレンジしたが、これが限界であった。

それでも、散りゆく桜と、通勤準急の種別札を掲げたクハ1150を見られた事は、大変ありがたい事であり、時間の経過を忘れてしまうほどであった。

気がつけば、時刻も22時30分を過ぎていた。帰りは、多摩湖自転車道へ出て、徒歩で萩山の自宅へと戻った。

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西武多摩川線 101系249Fの甲種輸送を撮影

4月5日、今度は、多摩川線より本線側に戻ってくる、101系249Fの甲種輸送の撮影に出かけた。

未明に八王子駅に到着した249Fは、そのまま八王子駅構内で朝を迎え、9時56分に、新秋津へ向けて出発する。今回の甲種輸送の撮影に際して、どうしても行きたい場所が有った。それは、昨年4月6日に実施された253F「冬」の甲種輸送の際に訪れた、立川~日野間の残堀川橋梁。小高い丘の上から、川沿いの桜を入れて撮影ができるので、季節感のある写真が撮れる。

昨年は、ギリギリの到着だったので、今年こそは、余裕を持って現地入りしよう。前日までは、そう意気込んでいたのだが、実際に立川駅に到着したのは、9時05分頃のことであった。あまり早いとは言えないタイミング。さあ、急いで現地へ・・・と思ったのだが、ふと、隣の線を見ると、何やら機関車が停車中。乗車してきたE233系の出発を待って、その機関車を撮影してみた。

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立川駅に停車していたEF65 2050号機。

EF65 2050号機の単機回送。時刻からして、西武多摩川線甲種の送り込みのようである。かつては、機関区もあった八王子だが、現在は、機関区跡地の再開発が進んでおり、駅構内にいる機関車も、構内入替用の機関車のみと言う、必要最低限と言う状況であり、甲種輸送も、このように事前に新鶴見から送り込んで対応している。

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189系臨時快速「山梨富士3号」と一瞬の並び。

その後、6番線には、千葉からの河口湖行き臨時快速「山梨富士3号」が到着。豊田車両センター所属の189系M50編成での運転だった。189系とEF65。共に、国鉄時代の塗装とは異なるが、国鉄の一時代を支えた車両同士の並びを撮影した。

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西武多摩川線へ向かう101系247Fの甲種輸送を撮影する

4月4日から5日にかけて、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送が実施された。

多摩川線からは249Fが戻る事になり、また、多摩川線へは247Fが送り込まれる事になった。247Fは、今年1月17日から18日にかけて実施された、多摩川線の甲種輸送で、本線側に戻って来た。かつては「春」編成としてラッピングが施されていた同編成も、ラッピングが無くなれば、ごく普通のワンマン車。更に、前回の武蔵丘検修場への入場から1年少々と言う事で、特に大きな動きはないだろうと思っていたが、甲種輸送で戻って来た直後に、4両全車のベンチレーターが、車両基地内で撤去され、101系ワンマン車としては4例目となる、全車ベンチレーター撤去編成となった。今回、およそ2ヵ月半ぶりの多摩川線復帰となる。

4月4日、まずは所沢駅へと向かう。11時30分頃、所沢駅に到着すると、ホームの無い6番線には、3日終電後に送り込まれた263F+247Fが停車中であった。改札を出場し、東口のエレベーター乗り場付近へ。エレベーター横の職員用扉の窓ガラス越しに、停車中の247Fを撮影してみた。

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38103Fによる各停飯能行きと並ぶ247F。

タイミング良くやって来た池袋線の下り列車は、38103Fによる各停飯能行き5111列車。日頃は、2両編成の32101Fとコンビを組み、10両編成で運用される機会の多い38103F。この日は、土曜・休日ダイヤと言う事もあって、相方を切り離し、8両編成で運用に就いていたため、多摩川線へ向かう247Fと上手く並んでくれた。

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山手線 東京駅開業100周年ラッピング車 運行終了

2014年12月20日、東京駅は開業100周年を迎えた。

JR東日本は、東京駅100周年と言う節目の年を記念して、寝台特急「富士」の復活運転や、記念Suicaの発売等、記念イベントを実施。特に記念Suicaに関しては、発売当日の騒動から、東京駅での発売をいったん中止し、ネットでの申し込み制に移行したところ、予想をはるかに上回る申し込みがあり、その結果、Suicaが届くまで1年以上かかる人もいるとか。

記念Suica騒動ばかりが目立ってしまった東京駅の100周年記念イベントだが、これらのイベントに先立つ形で、2014年10月11日より、山手線を走る東京総合車両センターのE231系のうち1編成、トウ514編成に、東京駅の赤レンガ駅舎をイメージしたラッピングを施し、東京駅開業100周年記念ラッピング電車として運行を開始した。ラッピング期間は、2015年3月末までのおよそ半年間。1編成だけの特別車両となると、当然、撮影しておきたくなる。

このトウ514編成、実はラッピング車としての運行初日となった10月11日の午後、神田駅で撮影する事が出来た。

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東京駅開業100周年ラッピング車となったE231系トウ514編成。(2014年10月11日撮影)

この日は、トウ514編成に合わせたのか、内回りの14G運行に入っており、ツイッターで情報を入手し、神田駅で待ち伏せしたと記憶している。

とりあえず、運行初日に特別な編成を撮影できたという安心感からか、その後は山手線を利用しても、全く気にすることなく、その結果、当然乗る事もないまま、運行終了まであと二週間と言うタイミングに。そして3月14日の午後、田町駅で上野東京ラインを撮影している時に、偶然、トウ514編成を見る事が出来た。

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2015年3月14日、およそ半年ぶりに撮影する事が出来た。

結局、その後も見ることなく、3月31日の朝の運用を以て、ラッピング車としての運行を終了。翌日より、ごく普通の姿に戻って、営業運転に復帰した。一度も乗車する事もなく、撮影できたのも、僅か2回と言う結果に終わってしまった。

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快速「SLレトロみなかみ号」を撮影する

3月28日のお話。

朝から母と二人で群馬県高崎市へお墓参りに出かけた。墓参り後、今年96歳になる、亡き祖母の弟との昼食会を開いて、15時頃高崎駅へ戻って来た。ここで母と別れ、私は一人撮影に出かける事に。

この日、上越線では、C61 20号機+旧型客車4両による、臨時快速列車「SLレトロみなかみ号」が運転されていた。墓参りが終わった後、撮影出来ればと思って、自宅を出る時にデジイチは持参していた。この時間帯からは、群馬総社以遠へは行く事が出来ないが、陽も長くなり、高崎付近でも、走行写真が撮れるようになった。そこで、有名撮影ポイントの一つである、井野~新前橋間の第二江田踏切へ行ってみる事にした。

高崎駅16時12分発の吾妻線万座・鹿沢口行きに乗車。およそ10分で新前橋駅に到着。そこから15分ほど歩き、16時40分頃、第二江田踏切に到着。「SLレトロみなかみ号」の通過まで、およそ20分。お天気も良いし、SLが旧客を牽引するとなれば、どれだけ多くの人が来ているだろうと思いきや、なんと、この場所に待機していたファンは僅か4人。もっと多いだろうと予想していただけに、ちょっと拍子抜けしてしまった。

現地到着後、最初にやって来たのは、こんな列車だった。

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211系A34編成による両毛線高崎行き460M。

かつては高崎線の主力車両として活躍した211系も、E231系・E233系への置き換えが進み、ついに高崎線からは撤退。長野への転用も進み、高崎に残る車両も、いまや両毛線で細々と活躍するのみとなってしまった。最後尾のクモハ211-3034には、霜取り用のパンタグラフが載っており、この画像からも最後尾車両は、パンタグラフが2基上昇しているのが解る。

211系による460M通過からおよそ4分後の事。お目当ての「SLレトロみなかみ号」がやって来た。

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C61 20号機+旧客4両による「SLレトロみなかみ号」

C61の後ろに連なる旧型客車が4両と短く、やや寂しい編成ではあったが、思ったよりも煙が多く、良い写真が撮れた。

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