開業30周年を迎えた西武山口線レオライナー
1985年4月25日、西武遊園地~西武球場前間に、新交通システムの西武山口線が開業した。
元々、この区間には、1950年に開業した、山口線「おとぎ列車」が、遊園地前~ユネスコ村間で運転されていたが、1984年5月に運行を休止。新交通システムへの大改修を行い、路線を一部変更。現在の山口線に生まれ変わった。
そして今年、山口線は、開業30周年を迎えた。開業以来、これと言って目立った動きの無かった同線だが、開業30周年を迎えた事もあり、車両には、記念のマークが掲出されることになった。そこで、黄色い6157Fや20152F黄金伝説ラッピング車を撮影した4月26日、撮影の合間を利用して、山口線を訪れてみた。
西武遊園地駅に到着した山口線8500系レオライナー
山口線レオライナーの顔は、開業当初より使用されている8500系。3編成が用意され、それぞれV1、V2、V3編成となっている。このV3編成こと8521Fは、開業当時、西武ライオンズが、まだ二回しか優勝していなかった為、正面に「V」の文字が入らず、「3」の文字のみが掲出されていた。その後、三度目の優勝が決まり、無事V3編成となった。
さて、西武遊園地駅には、山口線の開業30周年を記念して、こんなものも展示されている。
開業時の乗務員の制服を着たマネキン。
改札口に立っていたのは、山口線開業時の乗務員の制服を着せたマネキン。御覧のように、山口線を担当する乗務員は、当時の制服とは異なったものとなっていた。これは、後に、山口線の運行が多摩湖線管理所に移管されてからも暫くの間続いた。その為、この制服を着た運転士さんを、我が地元、萩山駅で見かけることもあった。
なお、現在では、山口線オリジナルの制服は廃止され、他の路線の乗務員と、制服で区別する事は出来なくなっている。
山口線レオライナーのモックアップ。
そして、こちらは、開業30周年を迎える少し前から、西武遊園地駅に設置された、山口線8500系のモックアップ。記念撮影用として、子供向けに作られたモックアップであるが、良く見ると、実在しないV4編成となっているところはご愛敬。
運転台も再現されている。
そして、運転台も再現されており、子供向けにしては、なかなか本格的である。
この後、レオライナーに乗って西武球場前へ。同駅で入線シーンを撮ろうとしたものの、ホーム上からでは、出発信号機が気になってしまうので、いったん撮影を中断し、夕方、再び山口線へ。中間駅の遊園地西駅で進入シーンを撮影してみた。
遊園地西駅に進入する西武遊園地行き。
遊園地西駅の西武球場前方は、御覧のようにカーブになっており、ちょうど4両編成を収めるには、ピッタリのカーブだった。
遊園地西駅に進入する西武球場前行き。
そして、西武遊園地方は、御覧のように直線。ちょうど鯉のぼりが見えたので、季節感を出す為に、縦アングルで撮影してみた。
これまで、あまり撮影する機会の無かった山口線。気付けば、8500系も開業当初から使われている為、今年で30歳のベテラン選手。VVVFインバータは、全編成IGBT方式に換装されている為、もう暫くは使われるものと思うが、これを機に、今後は、しっかり記録していこう。そう心に誓った。
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