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テーマは黄色 「南入曽車両基地電車夏まつり」に行く   その1

8月22日のお話です。

8月の第4土曜日。この日は、西武鉄道の夏休み恒例行事、「南入曽車両基地電車夏まつり」が開催された。今年のテーマは黄色と言う事で、西武池袋線で活躍中の黄色い6000系、6157Fや、黄色い西武タクシーも展示されるなど、黄色に拘ったイベントになると言う。

西武鉄道ファンには、すっかりお馴染みとなったこのイベント。私も、このイベントに参戦すべく、黄色っぽいポロシャツを着て出かける事にしたが、まずは、南入曽車両基地に展示される車両の送り込み回送を撮る事からスタートする。今回のイベントに合わせて、小手指車両基地から、妖怪ウォッチのラッピング編成と6157Fが送り込まれるのだが、前日までに送り込みが無かった為、送り込みは当日朝となるが、当然の事ではあるが、送り込みの時間は不明である。過去の実績では、6時代に回送された事が何度もあり、タッチの差で撮れなかったという事もあった。

そこで、地元、萩山駅を5時53分に発車する西武新宿行きでスタート。小平駅で新宿線の下り列車に乗り換えて、航空公園駅へ。ここで、小手指車両基地からの回送列車を待つ事にした。6時11分、航空公園駅に到着。この時点で、既に上りホームの西武新宿方には、撮り鉄さんが4人。皆さん、考える事は一緒である。とりあえず、定期列車を撮りながら、送り込みを待つ事にした。

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小平市ラッピング電車「ぶるべー号」20154Fによる準急本川越行き4601列車。

航空公園駅到着後、最初にやって来た下り列車は、西武新宿発の準急本川越行き4601列車。御覧のように、小平市のラッピング電車「ぶるべー号」となった20154Fだった。「ぶるべー号」が走り始めて約1か月。これまでに、何度かこの編成を撮影してきたが、いずれも各停か急行。今の新宿線は、準急列車の設定が僅かで、特に土曜・休日ダイヤでは、早朝・深夜の下り3本、上り4本のみ。更に8両編成となると、早朝しかない訳で、「ぶるべー号」の準急を撮るのは、私自身、これが最初で最後となってしまうかもしれない。まさに、「早起きは三文の徳」と言えるかも。

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30102Fによる急行本川越行き2605列車。

4601列車からおよそ40分後。現時点で、新宿線で唯一の30000系10両固定編成となる、30102Fの急行本川越行き2605列車がやって来た。

航空公園駅へ到着して、早一時間。ここまで定期列車ばかりを撮っていたが、2605列車通過からおよそ5分後、ついに、南入曽車両基地への送り込み回送がやって来た。

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南入曽車両基地へ送り込まれる20152F「妖怪ウォッチ」ラッピング電車。

送り込み第一弾としてやって来たのは、「妖怪ウォッチ」ラッピング電車となっている20152F。「妖怪ウォッチ」スタンプラリー開始と合わせてラッピング電車になった同編成は、これまで池袋線で運転されていたが、南入曽車両基地電車夏まつりでの展示を機に、スタンプラリー後半の1か月を新宿線で過ごす事になった。

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近付いてきたところで、更にもう一度。

ようやく送り込み第一弾が撮れて、ちょっと一息付く事が出来た。引き続き、今度は6157Fを待つ事になるが、7時を過ぎて、少しずつ列車本数が増えてきた事もあり、これまで上り列車でしか見かけなかった旧2000系の姿を、下り列車でも捉える事が出来た。

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旧2000系幕車による急行本川越行き2611列車。

7時38分、行先表示器がLED化されていない幕式のままの旧2000系を先頭にした、急行本川越行き2611列車がやって来た。前6両は、確か2011Fだったと思う。先日、次世代通勤車両40000系の製造計画が発表となり、いよいよ新宿線の旧2000系も行く末が見えてきた。田無での列車追突事故の代替で、1987年から88年にかけて作られた2031F、2033F、2417F、2419F以外の車両は、あと4年以内で引退となってしまうかもしれない。

そして8時13分頃のこと。送り込み回送第二弾がやって来た。

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南入曽車両基地へ向かう黄色い6000系6157F。

航空公園駅で待つこと2時間。ようやく黄色い6000系、6157Fの回送を捉える事が出来た。普段は新宿線を走る事が無いだけに、この回送は、どうしても撮りたかったが、無事に撮れて本当に良かった。

この後、所沢駅周辺で撮影されていた方達と合流し、朝飯を食べた後、いったん萩山へ。偶然にも351系のモックアップの移動中の様子を見られたのは、既報の通りである。そして、南入曽車両基地へ向かう事になるのだが、まずは、国分寺から来る、南入曽車両基地行き直通列車を、新所沢駅で撮影する事にした。

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新所沢駅に進入する、国分寺からの南入曽車両基地行き直通電車。

国分寺駅を11時12分に出発した、南入曽車両基地行き直通電車。東村山行きの延長運転で、新所沢までは「各停 新所沢」表示で運転される。使用された車両は、1986年3月に発生した、田無駅での列車追突事故の生き残りである2023Fだった。

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新所沢駅停車中に行先表示を「臨時」に変更。

私は停車時間の間に、ホーム上を移動し、ホームの本川越方先端へ。行先表示が「臨時」へと変わり、11時41分、2023Fは、南入曽車両基地へ向けて出発。

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南入曽車両基地へ向かう2023F。

走り去る2023Fを、下りホームの先端から後追いで撮影した。撮影後、デジカメの画面上で、撮影した2023Fを眺めてみたが、クハ2023、モハ2224、クハ2024の計3両の冷房装置が、古いものに載せ変わっているのを確認。何となく、廃車が近いのかと考えてしまう。

この後、私も臨時電車で南入曽車両基地へ向かう事になるが、次の新所沢発南入曽車両基地行き臨時電車は、12時20分発と約40分後となるが、暑いので、入曽駅から歩く気にもなれない為、新所沢駅で待つ事にした。

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2065Fによる南入曽車両基地からの臨時列車。

11時50分頃の事。南入曽車両基地からの新所沢行き洗車機体験列車が、新所沢駅3番ホームに到着。使用されていたのは、2065Fだったが、この編成は、池袋線に新製配置された最初の新2000系なので、どうしても、未だに池袋線の車両と言うイメージが強い。

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到着後、いったん南入曽信号場へ折り返す。

新所沢駅3番ホームに到着した2065Fは、数分後、いったん南入曽信号場へ折り返す。そこで、普段は上り列車が発車する3番ホームから、下り方面へ出発する光景を撮影する事に。2番ホームには、これから南入曽車両基地へ向かうであろう、2000系のTシャツを着たお子様がいたので、あえてお子様を入れて撮影。

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渡り線を通って下り線へ。

そして、およそ10分後の事。私が乗車する南入曽車両基地行き臨時列車が、2番ホームに入線。

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渡り線を使って2番ホームに入線する2065F。

12時20分発の南入曽車両基地行きに使用する為、新所沢駅に送り込まれて来たのは、先程、いったん南入曽信号場へと回送された2065Fだった。2番ホーム入線時には、まだ「回送」表示かと思っていたが、既に「臨時」表示に変わった状態で入線してきてくれたので、有り難かった。

撮影後、早速乗車する。12時20分、南入曽車両基地へ向けて新所沢駅を発車する。快調な滑り出しも、すぐに減速。車両基地へ向かう為、まずは、南入曽信号場で停車する。ここで、車両基地の臨時改札口を12時10分に締め切った、新所沢行き洗車機体験列車とすれ違うが、ここですれ違ったのは、6両編成の2000系。どうやら、国分寺からの直通列車に使用された2023Fのようである。その後、ゆっくりと車両基地内へと進み、臨時ホームに到着。前の方に続く形で、ゆっくりと車両基地へ足を踏み入れた。

臨時改札口を通過し、いよいよ会場内へ。まずは、この日先行販売される、黄色い電車記念乗車券を購入する為に、記念乗車券売場へと向かうが、その際に、このツーショットを撮影。

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黄色い6157Fと銀顔の6102F。

通勤準急玉川上水行き表示の6157Fと、区間準急狭山市行き表示の6102F。共に新宿線ではありえない組み合わせの行先表示だが、6157Fは運行番号11K。6102Fも運行番号は11と表示されている。これは、南入曽車両基地電車夏まつりが、今回で11回目である事を記念しての表示だそうで、車両基地の皆さんの遊び心が感じられる。黄色い6000系と銀顔の6000系が、こうして隣同士で並ぶ機会も多くない為、このツーショットを撮影している人は多かった。

その2へと続きます。

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