JR東海 キハ11形0・100番台車 定期運用終了
8月1日、朝起きて何気なくTwitterを眺めていたら、JR東海のキハ25形2次車の伊勢車両区向け車両が営業運転を開始し、入れ替わりに、キハ11形気動車の0・100番台車両が、7月31日を以て、定期運用を終了した事を知った。
7月31日を以て定期運用を終了した、JR東海のキハ11形気動車0・100番台車。(2015年5月4日 津駅にて撮影)
JR東海のキハ11形気動車は、1988年に、新潟鉄工所とJR東海名古屋工場で製造した、在来線向け軽快気動車。暖地向けの0番台車は伊勢車両区に、100番台車は美濃太田車両区を中心に配属され、主に紀勢本線・参宮線・高山本線・太多線等で使用されてきたが、今年3月ダイヤ改正を機に、キハ25形気動車2次車への置き換えが開始。まず、美濃太田車両区の車両から置き換えが始まった。
増備が進められているキハ25形2次車。(2015年5月3日 岐阜駅にて撮影)
運用を離脱した、美濃太田車両区のキハ11形は、一部車両が伊勢車両区に転属したものの、残る車両は、ミャンマー鉄道省へ譲渡された他、キハ11-123と、東海交通事業所有で、美濃太田車両区に貸し出し扱いとなっていたキハ11-203と204の合計3両が、ひたちなか海浜鉄道に譲渡された。
そして、この度、伊勢車両区に残っていたキハ11形も、キハ25形気動車2次車の増備が進み、置き換えが開始。国鉄形気動車よりも先に、キハ11形から運用を離脱する事となった。
さて、JR東海のキハ11形気動車には、1999年に増備されたステンレス車体の300番台車が6両在籍している。
ステンレス車体のキハ11形300番台車は、置き換えの対象にはなっていない。(2015年5月4日撮影 津~阿漕間にて撮影)
300番台車は、登場から15年と、まだ経年も浅い事もあり、今回のキハ25形への置き換えの対象からは外れており、引き続き、紀勢本線・参宮線・名松線などで使用される事になっている。
城北線の200番台車も201・202の2両が残留。(2015年5月3日 枇杷島駅にて撮影)
そして、東海交通事業が運営する城北線で活躍中のキハ11-201・202の2両も、引き続き使用されている。しかし、検査等でJR東海の名古屋工場に入場すると、車両が不足する為、今までは、美濃太田車両区に貸し出されていた、東海交通事業所有のキハ11-203が貸し出され、城北線の運用に就いていたが、美濃太田車両区からは、キハ11形がすべて消滅した為、今後は、伊勢車両区の300番台車が貸し出される事なるものと思われる。
実は、今年のゴールデンウィークに、置き換えが進むキハ11形とキハ40・48を撮影しに、東海エリアに遠征しています。その時の模様は、まだブログに反映していませんでしたが、置き換えが更に進んだこともありますので、この時の模様も、後日、ブログでご紹介出来ればと考えております。今回は、速報と言う形で、キハ11形の話題のみ、ご紹介させていただきました。
キハ11形気動車、27年間、お疲れ様でした。新天地での活躍に期待します。
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