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シルバーウィーク 189系の臨時特急を撮影する

シルバーウィーク期間中、9月19日と22日のお話です。

秋の行楽シーズンの5連休。JR各社は、臨時列車を多数増発して対応していた。中央本線では、ゴールデンウィークやお盆休みと同様に、普段は特急列車の運用から外れた189系も、特急列車に抜擢される。

そこで、シルバーウィーク期間中も、189系を使用した中央本線の臨時特急を撮影する事にした。と言っても、時期的に、西武鉄道の曼朱沙華輸送との掛け持ちとなる日もあり、シルバーウィーク初日の9月19日は、まず先に、西武鉄道の曼朱沙華輸送を観察。午後から中央本線へ転戦と言う形になった。

東飯能から八高線で八王子へ。更に八王子から中央線快速電車に乗り換え日野へ。目指すは、多摩川の河川敷。ここでの狙いは、新宿を12時02分に出発する臨時特急「あずさ79号」と、新宿を13時02分に発車する「あずさ81号」。河川敷には、189系目当ての人達が徐々に集まり始めていた。実は、この日、グレードアップあずさ色を纏うM52編成が故障。その為、所定では189系M51編成を使用する予定だった、河口湖行き「ホリデー快速富士山」には、E233系青編成が充当されたと言う情報が、Twitterに流れており、M51編成の特急列車が久々に見られる事が確定していた。M51編成は、早速、甲府へ回送された後、「かいじ186号」に入り、このまま折り返し「あずさ79号」に充当される。撮影地到着時点の光線状態は良好。シンボルマークが復活したM51編成の特急列車を撮るのは、これが初めてという事もあり、私自身のテンションも自然と上がってくる。しかし、過ぎゆく列車を撮りながら待っていると、時間の経過とともに、少しずつ側面に日が当らなくなってきていた。そして、いよいよ「あずさ79号」の通過時刻が迫って来た。前方より189系の姿も確認。カメラを構えるが・・・

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豊田車両センター所属の189系M51編成を使用した「あずさ79号」

シンボルマークが復活したM51編成充当の「あずさ」。御覧のように、側面には陽が当りにくくなっており、更に、背後の上り線には、サマーランドのラッピングが施された、E233系T34編成が通過すると言う、「裏被り」の状態になってしまい、河川敷に集まった人達からもため息が漏れた。

この後、1時間後の「あずさ81号」を、この場所に留まって撮影するか悩んだ。しかし、1時間以内に他の場所に移動するのは慌しいこと、更には使用車両が、長野総合車両センター所属の189系N102編成と言う事で、白をベースに緑のラインが入った「あさま色」に賭けてみようと言う結論に達し、この場に留まる事に。

そして1時間後、「あずさ81号」がやって来た。

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長野総合車両センター所属の189系N102編成を使用した「あずさ81号」

今度は裏被りも無く、無難に撮る事が出来た「あずさ81号」。でも、やっぱり側面に日が当らないと、条件的には厳しい。やはり違う場所にすべきだったか・・・

この撮影を以て、多摩川の河川敷からは撤収。日野駅方面へ戻り、駅の周辺で遅い昼食を摂った後、今度は新宿を15時02分に発車する「あずさ85号」を撮影する事にした。

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西武国分寺線 小平市ラッピングトレイン「ぶるべー号」になった2021F

9月26日のお話です。

小平市では、市のイベントや特産品など、市の魅力をPRするため、ラッピングトレイン「ぶるべー号」の運行を、7月26日より、3ヶ月間の期間限定で、西武新宿線等で運行しているが、この度、「ぶるべー号」の第2ステージとして、西武国分寺線でも、2000系電車にラッピングを施した「ぶるべー号」が、9月26日より、2ヶ月間の期間限定での運行が始まった。

そこで、国分寺線の「ぶるべー号」運行初日となった、9月26日、Twitterに寄せられた目撃情報を頼りに朝から撮影に出掛けた。まずは、東村山駅へ。午前8時、東村山駅3番ホームの西武新宿方からカメラを構えると、国分寺からの「ぶるべー号」がやって来た。

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東村山駅に進入する、「ぶるべー号」2021F。

西武国分寺線向けの「ぶるべー号」として、ラッピングが施されたのは、なんと旧2000系の2021F。小平市のホームページには、新2000系でのイメージで出ていたので、更新車の2047Fが濃厚かな?と、勝手に思っていたので、2021FだとTwitterに出ていた時には、一瞬、自分の目を疑ってしまった。御覧のように、正面にはヘッドマークが貼られ、側面には、新宿線の「ぶるべー号」と同様、派手にラッピングが施されている。

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折り返し8時04分発国分寺行きとして待機する2021F。

東村山駅に到着した、「ぶるべー号」2021Fは、折り返し、同駅8時04分発の国分寺行きになる。この列車、9月19日から、巾着田の曼朱沙華開花に合わせて運転を開始した、国分寺発快速急行高麗行きにつながる列車。「ぶるべー号」初日から、なんと、国分寺線を出て、池袋線の高麗まで走るのだ。これは撮りに行かなくては・・・

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西武 20152F「妖怪ウォッチ」ラッピング電車運行終了

西武鉄道は、今年も、夏休みの子供向けイベントとして、テレビ東京系6局ネットで放映中の人気アニメ「妖怪ウォッチ」のキャラクターを使用したスタンプラリー、「『妖怪ウォッチ』2015夏休み西武線スタンプラリー」を、7月18日より9月23日まで開催。また、このスタンプラリーに合わせて、20000系20152Fに、「妖怪ウォッチ」のラッピングを施し、ラッピング電車として運転していたが、スタンプラリー終了に合わせて、9月23日を以て、ラッピング電車の運行を終了した。

妖怪ウォッチのラッピング電車となった20152Fは、当初、池袋線系統で運行していたが、スタンプラリーも後半戦に突入した8月22日、新宿線の車両基地である南入曽車両基地で開催された公開イベント、「南入曽車両基地電車夏まつり」での展示に合わせて、活躍の場を新宿線に移し、以降、最終日まで新宿線系統で運行していた。

そこで、今回は、20152F「妖怪ウォッチ」ラッピング電車の新宿線での撮影記録を、ご紹介していきたいと思います。

「妖怪ウォッチ」ラッピング電車の新宿線での運行は、南入曽車両基地電車夏まつりの翌日となる、8月23日から始まった。当日、8月22日の夜から運用に入った。また、翌日の8月23日も、運行予定は無かったのだが、車両運用の都合で、新所沢15時51分発の各停西武新宿行き5832列車から運行される事になり、この列車に合わせて私も外出。航空公園駅で、5832列車を撮影した。

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8月23日8月22日から、新宿線系統での運行を開始した20152F「妖怪ウォッチ」ラッピング電車。

新所沢駅を出発し、次駅、航空公園駅に滑り込む、20152F「妖怪ウォッチ」ラッピング電車。そして、振り向くと、背後には、こんな車両が迫っていた。

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航空公園駅で早速実現した、20152F「妖怪ウォッチ」ラッピング車と、20156F「いこいーな」との並び。

下りの急行本川越行き2667列車として、航空公園駅に入線してきたのは、西東京市のラッピング電車「いこいーな」20156F。「妖怪ウォッチ」と「いこいーな」との並びは、既に池袋線の「いこいーな」20151Fとの並びを撮影しているが、新宿線の「いこいーな」とは、もちろん、これが初の競演。運行初日より、このような並びが撮れて、とても有り難かった。

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253系で運転 臨時特急「むさしのかいじ」を撮影する

9月13日のお話。

季節は夏から秋へ。JR東日本は、9月に入り、早くも秋の行楽シーズンに向けた臨時列車の運転を開始した。中央本線も、山梨方面へ向けて臨時列車が多数設定されているが、その中でも異色な存在なのが、大宮から甲府まで、武蔵野線を経由して運転する臨時特急「むさしのかいじ」。武蔵野線を特急列車が走ると言う点もユニークだが、車両も、普段、中央本線では見る事が出来ない、大宮総合車両センター所属する東武直通特急用の253系を使用。9月12日より9月27日までの土曜・休日(ただしシルバーウィークを除く)に運転されることになっている。

そこで、運転2日目となる9月13日の朝、この「むさしのかいじ」を撮影する事にした。武蔵野線と中央本線、どちらで撮ろうか悩んだが、結局訪れたのは、撮影地のキャパの事を考慮し、立川~日野間の多摩川橋梁。結局は、中央本線を選択した。

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一路、甲府を目指す、臨時特急「むさしのかいじ」

東武鉄道直通運転用に使用されている253系1000番台車は、2010年6月まで「成田エクスプレス」として運行されていた253系のうち、2002年、FIFAワールドカップ開催に合わせて、増発用に追加で製造された200番台車(6両編成2本)を種車として、東武鉄道直通特急用に改造。それまでの専用車両である485系は、1編成のみ(予備車として189系「彩野」編成を用意)だったのに対して、253系では、2編成確保できたことから、臨時列車増発にも対応できるようになっており、今回、日光方面への増発列車の無い時期に合わせて、中央本線への臨時列車に抜擢された。

良く考えてみると、253系1000番台車を使用した、臨時特急「はちおうじ日光」が運転された実績もあり、この多摩川橋梁を、253系1000番台車は、これまでにも何度か通過している。この事を撮影後に気付くと言う、何ともお恥ずかしい話。今回、253系の正面の表示機には、「特急」と表示されており、「はちおうじ日光」の時とは、違いはあるのだが、この位置からでは、それも良く解らないし、武蔵野線内か、他の場所での撮影にすれば良かったかと、今では少しだけ後悔している。

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鉄道ファンが集う店 西武秩父駅仲見世通り やきとり「省松」

9月12日、夕方のお話です。

時間調整の為、秩父鉄道和銅黒谷駅を訪れた私。同駅付近で約1時間過ごした後、向かった先は、西武秩父駅の仲見世通り商店街。

都心から西武線経由で、秩父鉄道沿線へ向かう場合、直通電車を使わなければ、西武秩父駅から徒歩で秩父鉄道の御花畑駅へ向かう事になるが、徒歩での乗り換えの場合、殆どの方が、仲見世通り商店街を通る事になる。その仲見世通り商店街のほぼ中間地点にある「やきとり 省松(せいしょう)」が、今回の取材の目的地である。

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西武秩父駅仲見世通り商店街のほぼ中間地点にある「やきとり 省松」

弊ブログを御覧の皆様の中にも、このお店の常連だと言う方も多い筈。実は、このお店、現在工事が進められている、西武秩父駅の温泉施設建設工事に伴い、来年1月3日で閉店する事が決定。閉店を知らせる告知が、Twitterにもアップされていた事から、弊ブログでも、省松さんを取り上げたいと思い取材交渉させていただく事に。

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閉店を知らせる告知。

元々、省松のご主人も、弊ブログを読んでいただいている事もあり、ブログで取り上げたいと交渉したところ、すぐに快諾していただいたので、焼鳥を頂きながら、お話を伺う事にした。

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秩父鉄道 和銅黒谷駅を訪ねる

9月12日午後のお話です。

東小金井駅で485系「彩(いろどり)」を撮影した後は、国分寺から西武鉄道に乗り換え、東村山、所沢と経由して、向かったのは秩父。

この日、秩父を訪れたのは、あるお店の取材が目的だったのだが、ちょっと早く着き過ぎてしまったので、時間調整が必要となった。久しぶりに訪れた秩父。思い付いたのが、秩父鉄道の貨物列車を撮る事。しかし、この日は土曜日。土曜・休日の貨物列車は、貨物駅の武州原谷駅発着となるケースが多いと言う事で、西武秩父駅到着後は、そのまま、秩父鉄道の御花畑駅へ移動。15時16分発の羽生行き電車に乗り込み、3駅目の和銅黒谷駅へ向かった。2駅目の大野原を発車して数分後、貨物駅の武州原谷駅に差し掛かると、上りの貨物列車が停車しているのが見えた。

15時26分、和銅黒谷駅に到着。

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ホーム上に和同開珎のモニュメントが有る和銅黒谷駅。

和銅黒谷駅。和銅が採掘された和銅遺跡の最寄り駅で、2008年、武蔵の国秩父より朝廷に献上された「和銅奉献」から1300年を記念し、黒谷駅から和銅黒谷駅に改称された。ホーム上には、駅名変更に合わせて、和同開珎のモニュメントも設置されている。

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485系ジョイフルトレイン「彩(いろどり)」を撮影する

9月12日のお話。

早朝の大きな地震で目覚めた土曜日。朝から中央本線の臨時列車を撮影すべく、八王子~西八王子間の撮影ポイントに出かけていた。一通り、撮影を終えて、さて、そろそろ撤収しようかと思っていたところ、背後から、とても目立つ車両がやって来た。長野総合車両センターに所属する、485系を改造したジョイフルトレイン「彩(いろどり)」である。

485系「彩(いろどり)」は、老朽化した14系お座敷客車「浪漫」の代替として、2006年に登場したジョイフルトレイン。その容姿が、「ドラゴンボール」に出てくる登場人物、「フリーザ」に似ていると言う事から、別名「フリーザ様」とも呼ばれる「彩(いろどり)」。見る度に、ついカメラを向けたくなるのだが、この日、上京してくると言う事を、すっかり失念していた為、ノーマークだった。この後、何とか撮れないだろうか。私は、持参していた鉄道ダイヤ情報のジョイフルトレイン運転情報のページを開いてみた。この日の「彩(いろどり)は、大糸線の信濃松川から新宿へ向かう団体臨時列車に充当されており、新宿到着後は、豊田車両センターへ回送される。今から上がって行けば、私の職場のある西荻窪付近で、折り返してくる回送列車の撮影が可能。そして、そのまま追跡すると、東小金井駅で追いつく事から、私の定期券区間内で、上手くすれば3回撮影が可能となる。西八王子駅から、中央線の快速電車で三鷹へ。更に三鷹から各駅停車に乗り換えて、西荻窪へ向かった。ホームの東京方先端には、先客がお一人。私もその後ろからカメラを構える事に。11時22分頃の事、485系「彩(いろどり)」の回送列車が、西荻窪駅に差し掛かった。

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新宿駅で団体客を下ろした後、豊田車両センターへ回送される485系「彩(いろどり)」

いつ見ても、この奇抜なデザインに驚いてしまう、485系「彩(いろどり)」。この車両の特徴の一つでもある、40インチのワイドモニターによるヘッドマークは、回送と言う事もあってか、使用されていなかった。

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行先表示器がフルカラーLEDになった西武20000系20101F

2000年2月にデビューし、2005年度まで増備が進められ、10両編成、8両編成共に8本ずつが在籍する20000系。デビューから15年。これまで、特に大きな変化はなく、運用に就いてきたが、8月下旬頃より、池袋線で活躍中のトップナンバー編成、20101Fの行先表示器が、これまでの3色LEDからフルカラーLEDに変わった。

20000系の3色LEDも、劣化が目立つようになり、いずれは、フルカラーLEDへ交換されるだろうと思っていた矢先の出来事。どんな感じになったのか、自分の目で早く確かめてみたい。8月29日、池袋線へ撮影に出かけると、20101Fが運用に就いており、すんなり撮影する事が出来た。

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行先表示器がフルカラーLEDになった20101F。(西所沢~小手指間にて)

まずは、西所沢駅に近い西所沢1号踏切付近の側道から撮影してみた。撮影したのは、飯能発準急池袋行き4126列車。20000系の場合、3色LEDだと、シャッター速度を125分の1以下で切らないと、行先表示がはっきり写らなかったのだが、フルカラーLEDになると、250分の1以下で切れば、文字がはっきり写ってくれるので、手ぶれの危険性が回避できるのも有り難い。

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保谷~ひばりヶ丘間にて。急行飯能行き2137列車。

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秋津~所沢間にて。急行飯能行き2149列車。

20000系のフルカラーLED、個人的には、良く似合っていると思う。20101Fを撮影してから、2週間ほどが経過したが、今のところ、他の編成は、3色LEDのままで、新たにフルカラーLEDになった編成は確認できていない。いずれは、他の編成にも普及すると思うので、3色LEDの20000系も、いつ消えても良いように撮影は続けているが、125分の1以下でシャッターを切っても、字が上手く写ってくれない編成もあるので、早くフルカラーLEDに統一してもらいたい。と言うのが正直な感想である。

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西武池袋線の「ヱビスビール特急」を撮影する

話は2週間ほど前に遡りまして、8月27日のお話です。

西武鉄道は、8月25日に続いて、「ヱビスビール」とコラボした「ヱビスビール特急」を、8月27日、池袋線でも運転する事になった。新宿線での運転に続き、池袋線でも行先を事前に公表しないミステリートレイン方式での運転。果たして、今回の行先は、どこなのか?

8月27日の夕方、私は、「ヱビスビール特急」の始発駅となる池袋へ向かった。19時20分頃、改札口を入ると、7番ホームには、通勤客に混ざり、「ヱビスビール特急」の乗客が、列車の入線を待っていた。7番ホームの発車案内機の表示を見ると、19時25分に発車する準急所沢行きの下に、「臨時」表示を発見。「ヱビスビール特急」は、7番ホームから発車する事は間違いない。しかし、7番ホームと特急列車専用ホームは、線路を共有している為、19時30分発の特急「ちちぶ35号」が発車してからの入線となる。

19時34分頃、「ヱビスビール特急」に充当される10105Fの回送列車が、7番ホームに入って来た。

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帰宅客、そしてビール特急の乗客が混ざる7番ホームに入線する10105F。

「ヱビスビール特急」に充当する為に、7番ホームに入線してきた10105F。このホームからは、この後、19時45分発の準急小手指行きが発車する事になっており、ホーム上には、「ヱビスビール特急」の乗客の他、準急小手指行きを待つ乗客の列もあり、このホームからの発着にした事に関しては、ちょっと疑問に感じてしまった。

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入線後、係員の指示に従って、乗客たちは速やかに車内へ。

夕方の混雑時間帯の出発なので、どのホームも帰宅客の列が出来ている状態。だからこそ、「ヱビスビール特急」は、特急列車専用ホームからの発車でも良かったのではないか?と言う気もする。直前に「ちちぶ35号」があるので、乗客が間違えてしまう危険性から、7番ホームにしたのかもしれないが、西武新宿駅でも、「小江戸号」の停車中に、2番ホームへ乗客を誘導しているから、その点は、係員が案内する事で回避できるのではないか?と言う気もする。

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テーマは黄色 「南入曽車両基地電車夏まつり」に行く   その2

南入曽車両基地電車夏まつりの報告その1から、10日ほど経過してしまいましたが、ここで、8月22日に開催された、南入曽車両基地電車夏まつりの続編記事、その2をお送りしたいと思います。暫くの間、お付き合いください。

新所沢駅を12時20分に出発する、南入曽車両基地行き臨時列車で会場入りした私。到着後、黄色い電車の記念乗車券を購入し、ミッション完了。これで、落ち着いて撮影を楽しむ事が出来る。記念乗車券売場から、電車の撮影会場へ向かい、並べられた展示車両を撮影する事に。

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新宿線で活躍中の2000系と20000系が並べられた撮影会場。

タイトルでも触れているように、今年の夏まつりのテーマは黄色。撮影会場には、御覧のように、旧2000系が4編成、いずれも2両編成ではあるが、これだけ一列に並ぶ光景は、まさに圧巻。訪れた時間帯が良かったのか、一列に並べられた2000系が表示している行先は、何故か多摩湖線系統が多く、沿線民としては嬉しくなってしまう。

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20000系20102Fと20104Fの並び。

新宿線の優等列車で活躍中の20000系10両固定編成のうち、20102Fと20104Fが撮影会場に並べられた。この時点で、20102Fは「各停 東長崎」、20104Fは「急行 南大塚」表示で展示されており、通常の営業運転ではありえない表示。20000系と30000系のLED表示器は、全駅に対応していると聞いた記憶が有り、このような柔軟な表示が出来るのも納得出来る。ちなみに、南大塚行きは、本川越駅手前、東武東上線とJR川越線をアンダークロスする部分が窪地で、大雨の時は冠水しやすく、列車の運行に支障が出る為、南大塚駅で折り返し運転が出来るようになっていることから、これまでにも何度か運転された事が有る。

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ブログ開設11周年

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きまして有難うございます。

2004年9月6日に誕生した「TOMOの鉄日誌」は、おがげさまで、本日9月6日で、開設11周年を迎える事になりました。

そこで、今回は、11周年にちなみまして、この車両のお話をしたいと思います。

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TOMIX製キハ11形気動車(2015年9月4日 所沢市電気鉄道にて撮影)

JR東海のキハ11形気動車ではなく、国鉄のキハ11形気動車のお話。キハ11形は、1953年に開発したキハ10系一般型気動車のグループの中の一形式で、1955年から登場した便所付き両運転台車両。登場時は、キハ48000形を名乗り、1957年までの3年間で、74両が製造されましたが、国鉄の線路上からは、1980年までに全車が引退。しかし、青森県の津軽鉄道に2両、茨城県の茨城交通(現:ひたちなか海浜鉄道)に3両が譲渡され、このうち、茨城交通に譲渡された3両は、20世紀の終わりまで使用され、廃車後は、このうちの2両が、さいたま市の鉄道博物館と、名古屋市のリニア鉄道館に引き取られ、国鉄時代の車号に戻した上で、保存されています。

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鉄道博物館で展示されているキハ11 25 (2008年10月25日撮影)

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現在はリニア鉄道館で保存されているキハ11 26は、旧車号キハ48036を名乗る。(2009年5月4日撮影)

昨年は、10周年と言う節目を迎え、次の10年に向けて、新たな気持ちで臨んだ1年もあっという間に過ぎ去ったような気もします。弊ブログは、本日より12年目に突入しますが、引き続き、ブログを御覧の多くの皆様に楽しんでいただけるよう、頑張ってまいります。今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

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西武4000系「ハッピートレイン」運転

9月5日のお話です。

日頃は、飯能~西武秩父間の各駅停車や、秩父鉄道乗り入れ列車に使用されている4000系。そのトップナンバー編成である4001Fが、9月4日の夜、南入曽車両基地へ回送された。仲間同士のやり取りで、南入曽車両基地へ車輪転削に行ったのではないか。なんて話をしていたのだが、翌朝、南入曽車両基地へ偵察に行ったメンバーより、転削線ではなく17番線に留置しているとのこと。となると、何らかの団臨で使うのか。

この時点で、実は思い当たる節が有った。実は、川越プリンスホテルで、来年3月31日までの期間限定で、西武4000系車両を使用した挙式プラン「HAPPY TRAIN WEDDING」を展開しており、我々の仲間も、実は、このプランを使った挙式を近々する予定。4000系による貸切列車を、本川越~西武球場前間で1往復運転し、車内では人前式を行い、西武球場前駅でのお色直しでは、希望すれば、西武鉄道の制服も着用できると言う企画だった筈。もしや、このプランの第一号があるのではないか。良く見れば大安吉日。川越プリンスホテルの公式サイトを調べてみると、ブライダル関連のブログの中に、ハッピートレインの第1号が運転されると言う記事を発見。4000系を送り込んだ理由が判明した。

しかし、生憎、午後からは親戚の病気見舞いに出かける予定が入っており、撮影は出来ないなあと、一度は諦めたものの、Twitterに書き込まれる目撃情報を見ると、どうやら、本川越から西武球場前へ向かう往路の列車だけなら撮影できそう。急いで支度をして所沢へと向かった。

12時48分、所沢駅に到着。エスカレーターを上がり、コンコースへ。本川越から西武球場前へ向かう場合、所沢駅には、2番ホームまたは4番ホームへの入線が考えられる。どちらに入るかは、発車案内機の表示を見るのが一番。4・5番ホームへ通じる階段・エスカレーターの頭上にある発車案内機を見ると、4番ホームに「臨時」表示を発見。ここに、ハッピートレインが入ってくる事は間違いない。ホームに下りて、池袋方から4本目の柱で待機する。この4本目の柱からカメラを向けると、新宿線と池袋線との連絡線を走ってくる光景が良く撮れるのだ。

13時13分頃の事。前方に4000系の姿を確認。撮影を開始する。

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新宿線と池袋線との連絡線を行く4001F「ハッピートレイン」

連絡線を行く4001Fの「ハッピートレイン」。良く見ると、日付、新郎新婦のお名前「KAZUKI & CHIHIRO」と書かれたヘッドマークが掲出されていた。

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振り向いて、もう一度撮影。

撮影時に車内の様子を見てみると、4両編成のうち、最後部のクハ4002に、乗客の皆さんが乗車しており、ちょうど、新郎新婦が、各ボックスの参列者に挨拶をしているように見えた。

4001F「ハッピートレイン」は、所沢駅で乗務員交代の為に1分少々停車した後、西武球場前へ向けて発車して行った。私は、ホームから走り去る「ハッピートレイン」を見送った後、萩山へ戻った。

KAZUKIIさん、CHIHIROさん、末永く、お幸せに。

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E353系の試運転を撮影する

9月4日のお話です。

この日は、私にとって与えられた夏休みの最後の日。最後の1日をここにしたのは、当初、遠征を計画していた為。しかし、諸事情により遠征予定はキャンセルとなった。そこで、自宅で模型をいじった後、夕方、所沢の貸レイアウトに行って、模型を走らせよう。そう計画していたのだが、Twitterを眺めていると、中央本線の次世代新型特急車両、E353系が、試運転で東京方面へ向かっているとの情報をキャッチした。

E353系の試運転。実は、前日の3日にも、東京まで乗り入れている。どうやら、前日と同じスジで上がって来ている模様。となると、行先は東京?模型を持参して家を出発。模型を持っているので、カメラはコンデジしか持てないから、あまりスピードを出さない場所で撮りたい。思い付いた場所は、一か所しかなかった。それは御茶ノ水橋。ここなら、ゆっくり走って来る筈である。国分寺駅12時53分発の中央特快東京行きに乗り込む。この時点で、下りホームには、E353系狙いと思われる撮り鉄さん達が確認できたので、E353系は、まだ通過していないようだ。この列車でそのまま御茶ノ水へ。

13時25分頃、御茶ノ水駅に到着。そのまま改札を出て、御茶ノ水橋へ。橋の上には、やはりE353系狙いと思われる撮り鉄さん達がズラリと並んでいた。私は、人と人との間からカメラを構える事に。

上り快速電車1本を挟んだ後、13時31分、E353系の試運転列車がやって来た。

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御茶ノ水駅に進入するE353系試運転列車。

神田川を横目に、東京駅へ向かうE353系の試運転列車。只今、御茶ノ水駅は改良工事の真っ最中。この場所も、工事関係の障害物が目立つが、それでも、神田川沿いを走るE353系を撮りたかったので、満足している。

この後、東京駅から折り返してくるE353系を撮る為に、徒歩で御茶ノ水~水道橋間の撮影ポイントへ移動する。ここも、E353系を待つ撮り鉄さん達が集まっていたが、坂の下の方から撮影出来そうだったので、ここで待機する。やはり、快速電車1本を挟んだ後、E353系がやって来た。

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東京駅から折り返して、いざ信濃路へ。

もうちょっと手前に引き付けたかったのに、シャッターを押すタイミングが、やや早かったようで、御覧のような仕上がりに。コンデジでの一発勝負だったし、夏休み最後の日に、E353系の試運転が無事に撮れただけでも、有り難いと思わなくては・・・

この後、私は水道橋駅まで徒歩で移動。三鷹、国分寺乗り換えで、所沢の貸レイアウトへ向かった。

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EH800-13号機の構内試運転を目撃

9月1日、午後のお話です。

安善から横田基地へ向かう米タンを撮影する為に府中本町へ向かう途中、武蔵野線の電車の車内から、試運転中のEH800-13号機を目撃。車内から、試運転中のEH800を撮影してみた。

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府中本町へ向かう武蔵野線の車内より、EH800-13号機の試運転を目撃した。(武蔵野線車内より車内より撮影)

EH800形電気機関車は、来年3月以降、北海道新幹線の開業に伴い、青函トンネルが新幹線と在来線共用になる為に登場した電気機関車で、これまでに試作機の901号機を含め、13両が落成し、先行落成車に関しては、ED79形電気機関車に代わって、青函トンネルを通過する貨物列車の牽引に従事している。この度、13号機が、ほぼ出来上がり、試運転をする為に、工場から出てきたようであるが、御覧のように、車体の半分は、まだ帯が入っていない状態。試運転の結果、問題無ければ、出場に向けて最終調整に入り、その際に、残り半分の車体にも帯を入れて、完成と言う事になるのだろう。

この後、北府中駅でいったん電車を降りて、ホームから試運転中のEH800-13号機を観察してみたが、季節柄、草が伸び放題で、綺麗な写真を撮る事は出来なかった。その分、自分の目で、動くEH800-13号機を観察してみたが、走り出す時の加速の良さにビックリ。貨車を引かず、単機で走る時は、こんなものなのかな。まあ、実際に貨車を牽引するときは、こんな走りは、まず無いだろうから、ある意味、良いシーンを見る事が出来たのかもしれない。

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米タンを撮る

西武柳沢駅で防災訓練の観察を行った9月1日。訓練観察後、向かったのは拝島である。

この日は火曜日。毎週、火曜日と木曜日は、米軍横田基地への燃料輸送列車(通称:米タン)が運転される日。となれば、当然の事ながら、米タンは撮影対象となる。早速、拝島へと向かうと、既に専用線からの引き出しは終了しており、DE10に押される形で、タキ1000が拝島駅へ入って行くところであった。

拝島駅到着後、JRの構内へと入り撮影を開始する。

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横田基地からの貨車の引き出しを終えて、拝島駅の留置線へ引き上げたDE10 1576号機。

この日、拝島駅と横田基地との間の専用線区間の牽引を担当したDE10 1576号機。このところ、米タンを撮りに来ると、専用線区間の担当は、DE11の2000番台車ばかりだったので、DE10が担当したのを見たのは、私自身、本当に久しぶり。これは、夕方の横田基地へ向かう便も撮らなくては・・・

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EF210が連結され準備完了。

そして、鶴見線の安善までの牽引を担当するのは、EF210-155号機。既にタキ1000との連結を終えて、いつでも出発が出来る体制となっていた。現在、米タンの牽引機は、新鶴見機関区のEF65とEF210が担当のようで、私が撮影するときは、EF65が中心だったが、今回はEF210。このところ、EF210の出番が多いのだろうか。

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EF210と連結したタキ1000の米タン専用車。

タキ1000に付けられた「JP-8」の印。JP-8とは、JP-4ジェット燃料の代わりとして使用する為に、アメリカ合衆国で1990年に制定されたジェット燃料のことである。この印が、まさに米タン専用車の証と言う事になる。

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防災の日 午前10時の西武柳沢駅

今日9月1日は防災の日。

西武鉄道では、毎年防災の日の午前10時に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、午前10時には駅を通過している場合もある。その場合は、駅間で停止した後、3分間の徐行運転を行い、最寄りの駅で一旦停車をするので、日頃は優等列車が通過する駅に、優等列車が停車すると言うシーンを見る事も出来る。

私は、毎年、この模様を記録している。平日に重なった場合は、休暇を取って観察をしていたが、今年の9月1日は火曜日。と言う事で、夏季休暇として与えられる3日のうち、1日を、この9月1日に充てた。

さて、今年はどこへ観察に行くか。昨年は、新宿線の都立家政駅だったので、今年は池袋線にすることも検討したが、やはり新宿線の方が馴染みが有るし、新宿線のどこかで検討を開始。地下化工事が進行中の沼袋駅や新井薬師前駅も候補に挙がったが、時刻表を見る限りでは、タイミングが悪そう。で、改めて見直してみると、下りの急行拝島行き2311列車が東伏見駅付近で、上りの特急「小江戸14号」が田無駅付近で午前10時を迎える事になりそう。となると、それぞれの列車が3分間の徐行運転を経て、西武柳沢駅に到着するのではないか。そう思い、今年は西武柳沢駅で観察する事にした。

観察ポイントは、西武柳沢2号踏切。狭い踏切なので、通行人の皆さんのご迷惑にならないよう、9時50分頃から待機。9時57分、訓練前の最後の列車となる各停本川越行き5619列車が発車。次に列車が来るのは、訓練終了後と言う事になる。そして、10時を迎え訓練開始。10時02分頃、西武柳沢2号踏切が閉まる。下り列車が接近しているのは間違いない。カメラを駅の方に向けると、急行拝島行き2311列車が、ゆっくりと西武柳沢駅に進入してきた。

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防災の日、午前10時の訓練に合わせて、3分間の徐行運転の後、西武柳沢駅に停車した急行拝島行き2311列車。

急行拝島行き2311列車は、西武柳沢駅に停車してくれた。2311列車の運転士が、待機していた西武柳沢駅の駅係員に向かって、異常が無い事を伝達しようとしているのが解る。とりあえず、ここまでは予想通り。

こうなると、残る上りの特急「小江戸14号」がどうなるかと言う事なのだが、「小江戸14号」よりも前に、急行拝島行き2311列車の方が先に発車してしまった。

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2311列車に続いて、西武柳沢駅に到着した、各停田無行き5121列車。

東伏見駅で2311列車に追い越された、各停田無行き5121列車。この列車も、東伏見駅で10時を迎えている為、この西武柳沢駅が訓練終了後の最初の停車駅となる為、駅係員がその場に残り、この列車の運転士からも異常が無い旨の伝達を受けていたようである。なお、「小江戸14号」は、5121列車の到着とほぼ同時に、猛スピードで西武柳沢駅を通過して行った。おそらく、「小江戸14号」は、田無駅の手前で午前10時を迎えていたのだろう。

この撮影を以て、2015年防災の日の防災訓練の観察を終了とした。「小江戸14号」に関しては、予想を外してしまったが、2311列車に関しては、予想通りの結果となり、納得して撮影を終える事が出来た。

この後、私は拝島へと向かったが、車内から玉川上水車両基地を見ると、ここでも防災訓練が有ったようで、職員さん達が大勢集まっているのが見えた。訓練に参加された皆様、お疲れ様でした。

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