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湊線デビューに向けて整備中 元JR東海キハ11形気動車

さて、キハ2004の単行運転を撮影すべく訪れた、ひたちなか海浜鉄道湊線。私にとって、旧型気動車と合わせて気になっていたのが、JR東海から譲り受けたキハ11形気動車の整備状況である。

那珂湊到着時に、下り列車の車内から機関区を見ていると、早速、整備中と思われるキハ11の姿を確認。車内から撮影してみた。

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湊線でのデビューに向けて整備が進む、元JR東海のキハ11形気動車。

構内に整備中の状態で留置されていたのは、キハ11-203。城北線を運営する東海交通事業に所属し、美濃太田車両区に貸し出されていた車両だ。今回、ひたちなか海浜鉄道へは、美濃太田車両区に在籍していた、キハ11-123と、東海交通事業に所属し、JR東海に貸し出されていた、キハ11-203と204の3両が、4月30日、トレーラーによる陸送で、那珂湊へやって来た。この整備中のキハ11-203を見ると、今のところ、JR時代の列車無線アンテナを外し、正面のJRマークを外し、更に側面にサボさしが設置された状態となっている。この後、どのような姿になっていくのか気になる。

そして、那珂湊駅3番線ホームから良く見える位置に、キハ11形が2両、留置されていたが・・・

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「試運転」幕を掲出し、2両編成の状態で留置されていた、キハ11-204+キハ11-123。

御覧のように、この2両は「試運転」の幕を掲出した状態で留置されていた。見たところ、JR時代の無線アンテナから、ひたちなか海浜鉄道の無線アンテナを設置し、阿字ヶ浦方に幌を取付。そして、JRマークは正面・側面共に消され、車体中央部分にサボさしが設置されている。JR東海時代のキハ11は、幌が収納式になっていたようで、先頭に立つ時は、表に出ていなかったが、ここでは他形式との併結を視野に入れての事か、このようにむき出しの状態の幌が付けられているので、見慣れた表情も違って見える。

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側面にも「試運転」のサボを掲出。

構内で整備中のキハ11-203と比べると、見た感じ、このままでも走る事が出来そうな雰囲気。そう言えば、ここまで乗車してきた、ミキ300も、三木鉄道時代の塗装・車号は、そのままで営業運転を開始しているので、もしかすると、キハ11形も、このままの姿で営業入りと言う可能性は高そうな予感。まあ、最低でも、試運転は、このカラーで走りそうな感じがする。

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そして、引退したキハ222の後ろには、城北線カラーの車両が・・・

更に、9月に入ってから、城北線で活躍していたキハ11形200番台車も、JR東海からのキハ11形300番台車へ置き換えられた為、キハ11-201が引退。ひたちなか海浜鉄道へやって来た。城北線に残った、キハ11-202も、来年3月までで引退し、ひたちなか海浜鉄道へ譲渡される事が既に発表されており、最終的には、5両のキハ11が、ひたちなか海浜鉄道入りする事になる。置き換え対象となる旧型気動車は、全部で4両。1両多く入線となるが、湊線では、阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園までの約2キロの延伸構想が有り、この構想に向けた車両確保と言う可能性も高い。

キハ11形が、どのような形でデビューする事になるのか。JR東海の在来線好きとしては、東海色、城北線色も1両ずつは残ってくれることを期待して、デビューの日を待ちたいと思います。

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