さよなら2013F 横瀬車両基地へ廃車回送される
11月12日のお話です。
TwitterやFacebookに寄せられた情報によると、11月12日、長年、新宿線で活躍を続けてきた2013Fが、横瀬車両基地へ旅立ってしまったとのこと。2023F、2009Fに続き、3本目の廃車が発生しました。
2011年の節電ダイヤ時に、6連のまま西武新宿~本川越間の各停に充当された2013F。(2011年9月1日撮影)
2013Fは、行先表示が幕式のままとなっており、更に、1999年、新狭山~南大塚間にて発生した、トレーラーとの接触事故の影響で、貫通扉のワイパーが、新2000系と同じ黒いワイパーとなっている等、他の編成と判別のしやすい車両でした。
小平~玉川上水間折り返し運用に就いた2013F。(2013年10月27日撮影)
昨年、検査を通していましたので、年を越してくれるかとも思いましたが、横瀬車両基地のイベントも終了し、落ち着いたこの時期に、旅立ってしまいました。
2013F、長い間、お疲れ様でした。
さて、これまでですと、廃車回送されたと言う速報だけアップして、その週の週末の休みを利用して、横瀬へ行き、解体線に入った様子を取り上げると言うパターンを続けてきましたが、今回も、週末の休みを待って横瀬に行くと、2013Fは既に解体線に入った状態となってしまう為、横瀬に送り込まれた11月12日夜、思い切って、私も横瀬へ行く事にしました。
一旦帰宅後、所沢で晩飯を食べてから、所沢19時55分発の特急「ちちぶ35号」で横瀬へ。運良くレッドアロークラシックに当たる。20時50分、横瀬に到着すると、2013Fは、駅構内の11番線に停められた状態だった。早速、改札を出場して、更には地下道を通って、車両基地へ通じる側道へ。ここでバルブ撮影を開始した。
横瀬駅構内で一夜を過ごす2013F。
2013Fは、ここで一夜を過ごした後、いよいよ解体線へ取り込まれ、部品の取り外しが始まる物と思われる。現役時代そのままの状態での最後の姿を、なんとかカメラに収める事が出来た。
この後、私は横瀬駅へと戻り、「ちちぶ35号」の折り返しとなる「ちちぶ56号」で横瀬を後にした。「2013Fよ、長い間、本当にありがとう。お疲れ様。」特急列車の車内から、心の中で叫んだ。
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