京成AE100形 定期運用終了
引き続き11月29日のお話です。
E235系の横須賀線走行の撮影を終えた私が、次に向かった先は、千葉県だった。
上野を起点に、千葉・成田空港などへ路線を伸ばす京成電鉄。スカイアクセス線経由の成田空港行き「スカイライナー」が京成電鉄の看板列車であるが、12月5日に予定されているダイヤ改正を機に、先代の「スカイライナー」AE100形を使用した京成本線経由の特急「シティーライナー」が廃止される事になり、細々と活躍を続けてきたAE100形も、定期運用を失う事になった。
私自身、京成電鉄は、幼い頃、祖母に連れられて墓参りに行くとき、良く乗っていた思い出が有るが、ここ最近は、殆どご無沙汰状態で、このAE100形も、これまでに撮影した実績が数回程度と言う状況。せめて、最後にもう一度撮影しておこうと思い、この日、上野に戻ってくる「シティーライナー」を撮影する事にした。
横須賀から、途中、大船駅に立ち寄り、駅構内の飲食店で昼食を摂り、そのまま、成田空港行きの「エアポート成田」で船橋へ。1時間以上の乗車になるので、グリーン車を利用し、ちょっとした贅沢を味わう。14時40分、船橋駅到着。ここから京成電鉄の京成船橋駅へ徒歩で移動する。京成船橋駅は、「シティーライナー」の停車駅。この時点で、上り「シティーライナー」まで、まだ1時間ほどある。とりあえず、横須賀・総武快速線に乗車中、私が顔を出しているLINEの某グループのメンバーから、その近くだと実籾駅が撮影に向いているとえていただき、実籾を目指す事にした。
15時06分、実籾着。ホームの先端には、撮り鉄さんがお一人。特別、撮影できない事はなさそうだが、駅手前の踏切からの方がいいかなあと思っていた事もあり、すぐに踏切へと移動。しかし、改札を出て上野方の踏切へ行くと、電車内から見えなかった撮り鉄さんがお一人撮影されていた。私も近くに立ってみたが、この場所は一人しか撮れないと判断。そのまま先へと進み、辿り着いたのが大久保第3踏切。ここも、既に先客がお一人。ただし、キャパは充分に有りそうだったので、お声をおかけして、ご一緒させていただく事にした。
大久保第3踏切到着からおよそ15分。「シティーライナー」がやって来た。
京成本線を行くAE100形「シティーライナー」
上野を目指す「シティーライナー」。この日が定期運行最終日と言う事なのだが、御覧のように、特に装飾は無く、普段と変わらない姿での運行だった。
後追い。
1枚目の写真と比較していただくと、お分かりかと思うが、このAE100形、鉄道車両では珍しいリトラクタブル式のヘッドライトを採用している。ヘッドライトを使わない時は、御覧のように収納されるようになっている。また、正面には、貫通扉が有るが、これは、都営地下鉄浅草線への乗り入れを考慮したもので、都営線・京急線を経由し、羽田空港を目指す構想もあったのかもしれない。
無事、撮影を終えた後、この地でご一緒させていただいた方に、お礼の挨拶をしながら、AE100形のこの後の動きをお聞きすると、どうやら上野到着後は、高砂へ回送されるのではないか?との事。そこで、徒歩で京成大久保駅へ行き、上り電車に乗り、京成高砂へ向かう事にした。途中の京成津田沼で、特急列車に乗り換えて、形成高砂に着いたのは16時30分。もうすっかり暗くなってしまっていて、更に下りホームには上野方・成田方ともに鉄道ファンでいっぱいだったが、ホームの中ほどからカメラを構えてみた。
待つ事およそ15分。16時45分頃になるが、AE100形の回送列車がやってきた。
折り返し回送列車となって戻って来たAE100形。
AE100形の回送列車は、京成高砂駅4番線に到着。1分少々停車した後、高砂検車区へ向けて走り去って行った。
走り去るAE100形。お疲れ様。
定期運用を終了したAE100形。今後の去就は、まだ明らかになっていない。正月の初詣輸送で見る事が出来るだろうか。もう一度、本線走行が見られる事を祈りながら、京成高砂を後にした。
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