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小平市ラッピングトレイン「ぶるべー号」の思い出

今年7月26日より、期間限定で運行を開始した、小平市のラッピングトレイン「ぶるべー号」。当初は、20154Fのみだったが、9月26日からは2021Fが、10月18日からは、259Fが「ぶるべー号」として加わった。しかし、20154Fは3ヶ月、2021Fは2ヶ月、259Fは1ヶ月と、ラッピングの期間は長いようであっという間に終了。最後まで残った259Fも、11月28日頃には、ラッピングが解除となった。

そこで、今回は、これまでに撮影して、記事に反映していなかった「ぶるべー号」の写真を、思い出話と称して、ご紹介して行きたいと思います。

多摩湖線用の「ぶるべー号」となった259Fは、当初の予定が1週間早まり、10月18日から運転を開始した。その為、10月25日頃に運行を終了する予定だった、20154Fの「ぶるべー号」と顔を合わせる可能性が出てきた。となると、まずは、20154Fと259Fの並びを撮りたくなる。しかし、現行ダイヤで、拝島線と多摩湖線の電車の並びを撮影するのは、簡単なようで結構難しかったりする。20154Fと259Fの並び。実は、私が気付かないところで、259Fの運行初日となった10月18日の夜に、実現していたそうだが、これを逃してしまった事で、私自身にも、少々焦りが出てきてしまった、

259F「ぶるべー号」運行開始から6日目となった10月24日。この日は、259Fが萩山の留置線でお昼寝と言う状況だったが、20154Fが午前中、玉川上水までやって来て、車両基地に入庫した。このまま夕方、出てくるのではないかと思い、萩山駅で待機。すると、16時27分発の小平行きに、予想通り20154Fが入ってくれた。

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20154F「ぶるべー号」と259F「ぶるべー号」の出会い。(2015年10月24日撮影)

当初は出会う筈が無かった、20154F「ぶるべー号」と、259F「ぶるべー号」。この両者の出会いを、かなり強引ではあるが、萩山駅のホームから撮影してみた。出来れば、259Fの停まっている位置が、もう少し手前だったら、文句無しだったのだが、こればかりは仕方がない。

結局、20154Fと259Fの出会いを撮れたのは、この時だけだった。

さて、2021Fと259Fの2編成だけとなった「ぶるべー号」。11月に入ってからは、この両者を出来るだけ撮影しようと意気込むものの、なかなかタイミングが合わない。特に259Fに関しては、地元、多摩湖線を走っているので、ほぼ毎日、どこかで見ているのだが、私自身の休日の予定と、実車の運用が合わなかったりと言うパターンが続く。

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2連と組んで、新宿線の各停運用に入った2021F「ぶるべー号」(2015年11月15日撮影)

そんな悪循環の中でも、見かけたら、何とか撮影しようと心がけていた。263Fの団臨が走った11月15日は、2021Fが、2連と組んで、新宿線の各停運用に入っており、日が暮れてからではあるが、所沢で、その様子を撮る事が出来た。

そして一週間後。ちょうど3連休となったが、タイミング的に、この3日間が、2021Fと259Fを記録する最後のチャンスだろう。出来れば、この両者の並びも押さえたい。そう思っていたところ、2021Fが拝島線の小平~玉川上水間折り返し運用に入ってくれた。これで何とか並びが撮れるかと期待したのだが・・・

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萩山駅に進入する2021F「ぶるべー号」の小平行き。そして、その後ろに259F「ぶるべー号」が・・・(2015年11月21日撮影)

3連休初日となった21日は、御覧のように、259F「ぶるべー号」が、萩山の留置線でお昼寝。20154Fとの並びを強引に撮った時と、同じような状況となってしまった。259F「ぶるべー号」の停まっている位置からして、夕方までには、何らかの形で動くだろうと思って様子を見ていたら、乗務員さん2人が留置線に向かって行くのを確認。2人となると、うち1人は車掌さんだろうから、これは多摩湖線での営業ではなく、玉川上水への回送だろうと判断。すると、2番ホームに「回送」と言う表示を発見。そこで、この列車に先行する形で、お隣の小川駅へ移動。259Fの回送列車を待つ事にした。

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小川駅に進入する259F「ぶるべー号」の回送列車。(2015年11月21日撮影)

時刻は15時ちょうど。259F「ぶるべー号」の回送列車が、小川駅に4番ホームに到着した。ちょうど、同時刻に国分寺線の列車があり、259F「ぶるべー号」は、小川駅に3分ほど停車した。

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小川駅を発車。玉川上水車両基地へ向かう259F「ぶるべー号」の回送列車。(2015年11月21日撮影)

そして翌日。2021Fと259Fの動きを調べる。まず、259Fは、いつの間にか出庫して、多摩湖線を走っていた。2021Fはと言うと・・・

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前日に続き、小平~玉川上水間の折り返し運用に入った2021F「ぶるべー号」。(2015年11月22日撮影)

前日とは違う運用ではあるが、2021F「ぶるべー号」は、この日も小平~玉川上水間の運用に入った。と言う事は・・・時刻表を追って行くと、14時41分に一回だけ、両者が萩山駅で並ぶ事が解った。となれば、私の行動予定も、これに合わせる事になる。それまでの間、259Fを撮影する事に。

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一橋学園~青梅街道間を行く259F「ぶるべー号」。(2015年11月22日撮影)

この日の259Fは、日中、国分寺~萩山間をひたすら往復する運用に入っていた。どうも、私が休みの時に、この運用に当たる事が多く、多摩湖線の萩山~西武遊園地間では、一度も撮る事が出来なかった。

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一橋学園駅に進入する259F「ぶるべー号」。(2015年11月22日撮影)

そして、感動の並びの瞬間が近付いてきた。私も萩山駅へ。およそ15分前に萩山駅へ行くと、ホーム上には、見覚えのある顔が多数。みんな、2021Fと259Fの並び狙いだ。まあ、知った顔が同じものを狙うとなれば、話は早い。お互いが上手く撮れるように、それぞれ配置に就く。

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2021F「ぶるべー号」と259F「ぶるべー号」の出会い。(2015年11月22日撮影)

悲願達成。2021F「ぶるべー号」と259F「ぶるべー号」の出会いを、ようやく撮る事が出来た。

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「ぶるべー号」最後の撮影は、優等列車の運用。(2015年11月25日撮影)

感動の並び撮影から3日後の事。廃車が近いと思われた2029Fの車内を撮ろうと、東村山で待機していると、偶然、2021F「ぶるべー号」の急行本川越行きが入線。特急退避の為の停車時間を利用して撮影したのが、私にとって「ぶるべー号」最後の撮影となった。

「ぶるべー号」ありがとう。また、いつか、走ってくれることを期待します。

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