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秩父鉄道 急行「開運号」を撮影する

1月3日のお話です。

秩父鉄道は、元日から3日間、急行列車に使用される6000系電車3編成に、「開運号」のヘッドマークを掲出し、急行「秩父路1号」と「秩父路3号」を、「開運号」として運転することになった。

そこで、今年も急行「開運号」を撮影しながら、秩父神社へ初詣に出かける事にした。当日、7時40分に自宅を出発。所沢から、快速急行飯能行き1701列車に乗り込み飯能へ。更に、飯能から西武秩父行きの各停に乗り換えて西武秩父へ。9時12分、西武秩父着。ここから、秩父神社に程近い、秩父鉄道の秩父No3踏切へと向かう。ここで、急行「秩父路1号」(開運1号)を撮影するが、前日の不摂生が原因か、突然、私を腹痛が襲い、撮影地に到着したのは、開運号の通過3分前。急いで撮影準備に取り掛かる。撮影準備が整った頃、踏切が鳴りだし、急行「秩父路1号」(開運1号)がやって来た。

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今年も運転された急行「開運号」。この日の1号はリバイバルカラー編成。

急行「開運1号」としてやって来たのは、かつての急行型電車、300形のカラーを纏った6003F。リバイバルカラーの編成なので、「開運号」のヘッドマークも、かつての300形のヘッドマークをモチーフにしたものとなっている。

この場所、秩父神社にも近く、午前中は順光で撮れるのだが、1号の時間帯だと、まだ線路沿いのビルの影が車体に架かってしまう事に、今回改めて気付いた。う~ん、1号と3号が入れ替われば・・・と思ってしまった。

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がんばれ受験生! 西武池袋線 合格祈願「KORO‐TRAIN」運転中

受験シーズン到来に合わせて、西武鉄道は、人気アニメ「暗殺教室」とコラボレーション企画として、2015年12月28日より、ラッピング電車「KORO‐TRAIN」の運転を開始した。

西武鉄道が、「暗殺教室」とのコラボレーション企画で、ラッピング電車を走らせたのは、今回が二度目。初代「KORO‐TRAIN」は2075Fだったが、二代目となる「KORO‐TRAIN」は2069F。しかも、今回は、受験シーズンと言う事で、「暗殺教室」のメインキャラクターである「殺せんせー」が、合格達磨や宮司に扮したラッピングが施されている。また、「KORO‐TRAIN」の運幸祈念「合格祈願」入場券を、12月31日から販売を開始しており、まさに、受験生応援企画となっている。

そんな二代目「KORO‐TRAIN」を、1月3日、横瀬駅構内で目撃する事が出来た。

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がんばれ受験生! 二代目「KORO‐TRAIN」となった2069F。(2016年1月3日撮影)

この日、私は、例年通り、秩父神社へ初詣に出かけていた。その際、「KORO‐TRAIN」になった2069Fが、飯能始発の各停で西武秩父へ向かったと知り、初詣の合間に、横瀬駅へと戻り、留置中の同編成を撮影した。

そして、同日夕方、横瀬駅を出庫した2069Fは、西武秩父駅へ回送された後、西武秩父駅16時28分発の改組急行池袋行きに充当される。そこで、この快速急行池袋行きを、西武秩父駅とは、秩父鉄道の線路を挟んだ反対側の住宅街から撮影してみた。

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西武秩父駅を発車。一路、池袋を目指す二代目「KORO‐TRAIN」2069F。(2016年1月3日撮影)

秩父のシンボル、武甲山をバックに、池袋へ向けて走り出す「KORO‐TRAIN」こと2069F。今や横浜方面直通以外の快速急行は激減してしまっただけに、この運用に2069Fが入ってくれた事は嬉しかった。

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西武9108F 二代目L‐train運転開始

1月17日のお話です。

西武鉄道は、西武線沿線に本拠地を置く、埼玉西武ライオンズのチームカラー、レジェンドブルーを纏った、埼玉西武ライオンズのイメージ電車、「L‐train」の運転を開始した。

「L‐train」は、これまでにも、2010年7月10日から、3000系3015Fを塗装変更した「L‐train」を運転していたが、車両老朽化に伴い、2013年12月に引退してしまっていた。しかし、その後も、埼玉西武ライオンズファンや、沿線の住民から、L‐trainを運転してほしいと言う声が多く、この度、二代目L‐trainの運転が決まった。

二代目L‐trainになったのは、9000系9108F。1月15日に、武蔵丘検修場を、青一色で出場。そのまま試運転で一気に池袋まで運転された。私は、この日の試運転を撮影していないが、同日中にTwitter等にアップされた画像を見ると、青一色の9000系は、なかなか衝撃的に見えた。そして、そのまま小手指車両基地へ入庫。以後、17日の営業運転開始に向けて、ライオンズのロゴ等のラッピング作業が行われた。

3015F引退から、およそ2年ぶりの復活となるL‐train。これはいち早く撮影したい。運転初日となった17日、早速撮影に出かける事にした。この日の9108Fは、早朝から運用に就いており、午前9時すぎには、早速、西武球場前にも入線した。しかし、西武球場前入線に関しては、寝坊してしまった事もあり、撮影は出来なかった。まあ、西武球場前行きは、野球が始まれば、いくらでも撮れるだろう。気を取り直して撮影に臨む。午前11時過ぎに自宅を出発。向かった先は、西武池袋線の元加治駅付近。ライオンズのロゴが側面にも入っている事もあり、光線状態の良い上り列車を、元加治駅に近い元加治1号踏切から撮る事で、側面も入れて撮ろうと計画したのだが、現地に到着すると、曇ってしまった。まあ、お天気は仕方ない。当初決めた場所でもあるので、そのまま、ここで待つ事に。

現地到着からおよそ20分。二代目L‐train、9108Fの飯能行きがやって来た。曇った分、下り列車は逆光を免れた。

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元加治駅に到着した、9108F二代目L‐train。

準急飯能行きとして、元加治駅に到着した9108F。先代の3015Fと比べると、埼玉西武ライオンズのチームカラーであるレジェンドブルーが濃いように見えた。

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折り返し準急池袋行きも、予定通り元加治1号踏切で撮影。

そして、当初は、こちらがメインだった筈の折り返し準急池袋行き。お天気が良ければ、光線状態も良く、側面のロゴも綺麗に写っただろうなあと、撮り終えてから思った。

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西武4000系「秩父ハローキティトレイン」運転開始

では、ここで順番を入れ替えまして、1月16日のお話です。

西武鉄道では、1月16日から3月27日まで、サンリオのキャラクター「ハローキティ」をキャンペーンキャラクターとした「冬の秩父デスティネーションキャンペーン」を開催する事になった。このキャンペーンに合わせて、4000系1編成にラッピングを施した「秩父ハローキティートレイン」を運転。初日となる1月16日は、このラッピング電車を使用した臨時列車(事前応募制)を飯能~西武秩父間で運転し、飯能駅では出発式が、西武秩父駅ではセレモニーが開かれる事になった。

そこで、このラッピング電車を使用した臨時列車の撮影に出かける事にした。飯能駅での出発式は、10時20分から開催される。と言う事は、その直前に、武蔵丘車両基地から送り込みの回送が運転される筈。私は、まず、この回送を撮ろうと、北飯能信号場へ向かう事にした。飯能駅から歩く事約12分。人通りの少ない東飯能6号踏切へと向かうと、人の姿は無く、思わずラッキーと思ったが、実は、すぐ近くに停まっていた車の中に、撮り鉄さんが待機されていた。この踏切はキャパが少ないため、ここでの撮影は諦め、人通りの多い東飯能4号踏切へ。流石に、ここで待機している撮り鉄さんの姿は多く、最初は撮れるか不安だったが、どうにか場所を確保できた。

現地到着からおよそ10分後、10時20分頃になるが、「秩父ハローキティトレイン」の送り込み回送を前方に確認。近付いてきたところで撮影を開始した。

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出発式が行われる飯能駅へ向けて回送される「秩父ハローキティトレイン」

前面・側面共に、サンリオのキャラクター「ハローキティ」で装飾されたラッピング電車。後追いを撮るべく、振り向く際に車番を確認したところ、ラッピング電車になったのは4015Fである事が確認できた。

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後追い。

そして、後追い。逆光になるが、4000系自体、車体のカラーが白をベースにしている為、逆光気味でも、あまり気にならない状態で撮影が出来た。

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雪と西武線

1月18日、今日の関東地方は、未明から降り続いた雪の影響で、朝から各鉄道線のダイヤが乱れていた。

一昨年の大雪の教訓をもとに、今日はいつもよりも30分ほど早く家を出たのだが、この時点で、地元、西武鉄道も、各線で大幅な遅れが出ていた。とりあえず、国分寺に出ようと、いつものように、萩山駅から多摩湖線に乗ろうとするが、次の国分寺行は、西武遊園地発の確定西武新宿行きが出た後とのこと。大人しく3番ホームで待つことに。

西武新宿行きが出て、いよいよ国分寺行が入線。留置線から出てくる車両を見ると、なんと263Fではないか。ここで、写真を撮りたくなってしまうのは、撮り鉄としての悲しい性か? スマートフォンのカメラを起動させ、入線してくる263Fにカメラを向けてみた。

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萩山駅3番ホームに入線する263F。

先頭のクモハ263にもパンタグラフが搭載されていることもあり、こんな時でも263Fには力強さが感じられる。

入線後、私は3号車のモハ265に乗車する。萩山始発の電車、更に、接続を取る拝島線下り列車の到着が遅れていた事もあり、車内はガラガラ。腰を下ろして、発車を待つことにした。しかし、ここで事態が急変する。担当の運転士より、JR国分寺駅では、入場規制を行っており、このまま行っても、いつ中央線に乗れるか解らないとのこと。仕方なく、後続の急行西武新宿行きを待つことにした。

国分寺行を見送り、西武新宿行きを待っている間、2番ホームに当駅止まりが入線すると言う。この時点で、八坂駅には、多摩湖線の上り電車が停まれているのが見えていたから、てっきり、これが萩山止まりとなって、2番ホームに入線るのだろうと思っていたら・・・

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西武新宿方面からの下り萩山止まりが到着。

なんと、所定では設定されていない、拝島線の下り萩山止まりの列車が到着。西武新宿方から2515F+2527Fだった。この直後に、急行西武新宿行きが入線してきたため、自分の目では確認していないが、この2515F+2527Fは、この後、普段は多摩湖線の101系電車の留置に使う、萩山駅の留置線に入線し、8時40分頃、萩山始発の各駅停車西武新宿行きに充当された模様。

ちなみに、私は、急行西武新宿行きに乗りこみ、上石神井へと向かったが、途中駅での間隔調整などから、所定よりも3倍近くかかり、更に上石神井でもバスに乗るのに30分ほど待たされ、結局、勤務先に着いたのは、自宅を出てから2時間10分後の事であった。でも、Twitterのフォロワーさんの中には、勤務先まで4時間以上掛かった方もいらっしゃるとか。それを聞いたら、まだ恵まれていた方なのかと思ってしまった。

お昼を前に、雪は雨へと変わったようですが、まだ足元は悪いようなので、弊ブログをご覧の皆様、お帰りの際にも、お足元には十分注意してお歩きください。

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古豪の並び

2016年元日の撮影記も、これが最後となります。

高崎と新潟の115系の並びを撮影した後、水上から高崎へ戻って来た私。高崎駅では、上信電鉄の車庫が見渡せるコインパーキングへ向かい、ちょっとだけ、上信電鉄の車両も観察してみたが、駐車場から車庫内を見てみると、こんな並びを見る事が出来た。

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上信電鉄の電気機関車、ED316とデキ1の古豪同士の並び。

上信電鉄の古豪、電気機関車のED316とデキ1が、車庫内で仲良く並んでいた。

ED316は、1923年、伊那電気鉄道のED31形電気機関車として6両製造されたうちの1両。上信電鉄には、1957年にやってきた。当初は凸型だった車体は、上信電鉄入線時に、箱形の車体に載せ換えられ、生え抜きのデキ1型と共に、貨物輸送に活躍してきた。ATS導入後は、同機にATSを装備することなく、本線走行が不可能となったため、構内入替用に転用。しかし、1994年の貨物輸送廃止により、同機が担当していた構内入替業務も、デキ1に譲り、以後、車籍は残るも、高崎駅構内に長年放置され、無残な姿となっていたが、2009年、綺麗に修繕され、ぶどう色に車体も塗り替えられ現在に至る。再塗装からも年月が経った事から、車体はだいぶ色褪せてきている。

一方のデキ1は、ED316より1年後輩の1924年生まれ。3両作られたデキ1は、現在、デキ1とデキ3の2両が現役で残っており、時々、電車を牽引する形で、本線を臨時列車として走行する。まさに上信電鉄のマスコット的存在の車両となっている。

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デキ3も駐車場から見える位置に停まっていた。

ED316とデキ1。この古豪同士が並んでいるのを、これまで見た記憶が無かったので、この日、2両が仲良く並んで停まっているのを見た時は、上信電鉄さんの粋な計らいとでも言うか、我々、鉄道ファンへのちょっとしたお年玉のように感じてしまった。

この後、高崎駅へ戻る際、元西武鉄道801系の生き残りである150形153Fの下仁田行きを目撃した。弊ブログ10周年記念号に使用した編成でもある為、私にとっても思い出のある車両。いつまでも元気に現役で走ってもらいたいと思いながら、JRの改札口へと向かった。

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引退間近 勝田車両センターの415系1500番台車に遭遇する

両毛線で115系を堪能した私。小山駅に到着後、ここからは、宇都宮線の普通列車で東京方面へ戻る事に。

宇都宮線の上り列車が発着する12番線へ向かう。その際、水戸線が発着する15番線を見ると、水戸線の水戸行き765Mが停車していたが、765Mに充当されていたのは、こんな車両だった。

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小山駅にて出発を待つ、水戸線水戸行き765M。

小山駅15番線に停車していたのは、勝田車両センターに所属する415系1500番台車K540編成。415系は、1971年から製造を開始した交直流電車で、かつては常磐線の主力車両として君臨していた。長年にわたって増備が続けられ、国鉄分割民営化直前の1986年からは、211系に準じたステンレス車体にモデルチェンジされた1500番台車が登場。113系・115系に準じた鋼製車と共に、混結して運用されてきたが、2007年3月18日のダイヤ改正を以て、鋼製車のE531系電車への置き換えを実施。経年の浅い1500番台車は残されたものの、常磐線上野口中距離列車のスピードアップ及びグリーン車連結に伴い、上野~友部間からは撤退。常磐線友部以北と水戸線で運用されてきたが、この度、E531系電車の増備が進み、2016年3月26日のダイヤ改正を以て、常磐線竜田以南並びに水戸線の普通列車を、4ドア車に統一する事が、JR東日本水戸支社より発表されたため、415系1500番台車の活躍も、あと3ヶ月ほどと言う事になってしまった。

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クハ411-1530側からも撮影。

211系電車と同型の車体と言う事もあり、見た目、まだまだ使えそうにも見えるが、JR東日本管内では、他に転用先が無さそうな事から、残った車両は、このまま廃車と言う事になりそう。これまでにも、一部の車両がJR九州へ譲渡されたケースがあるが、果たして今回は・・・

ダイヤ改正まで、残り3ヶ月を切っており、もしかしたら、私が、415系1500番台車を見るのは、今回が最後となってしまうかもしれない。少しでも乗車しようかとも考えたが、765Mの発車時刻が迫っていたので、乗車はせずに、見送る事にした。発車後、すぐに警笛が鳴ったが、その音が、とても悲しげに聞こえたのは、気のせいだろうか。

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高崎車両センターの115系を撮影する その2

撮影地から駒形駅に戻って来た私。次の目的地は、上越線の水上駅である。

駒形駅11時48分発の高崎行きに630M乗車し、まずは新前橋へ。ここから上越線に乗り換えるが、新前橋駅での乗り換え時間は約30分。青春18きっぷで行動している為、そのまま高崎まで行き、高崎から水上行きに乗り換えれば、乗り換え時間も短い。しかし、新前橋駅近くには、はなまるうどんが有る事を思い出し、元日でも、ここならやっているのではないか。であれば、温かい食べ物が食べられるかも。という思いがあった。空っ風で冷えた体を温めたかったと言うのが、この時の一番の願いである。

最後の撮影地で、撮影を断念した633Mの折り返し列車である630M。駒形駅は、630M始発の伊勢崎から一駅目でもあるから、さぞや空いているだろうと思いきや、現れた630Mは、115系の3両編成で、前の記事で冒頭に紹介した115系T1040編成だった。3両編成の車内は、そこそこの乗車率。良く見ると、みんな陸上選手かその関係者のような装い。そう、元日の群馬県では、「ニューイヤー駅伝」が開催されており、630Mの乗客の4割近くが、この駅伝関係者だったようだ。

12時01分、新前橋駅に到着。改札を出場し、東口へ向かう。駅から歩く事およそ5分ほど。はなまるうどんが見えてきたが、お店はお休みだった。仕方なく駅へと戻り、この日2度目となるNEWDAYSで、おにぎりと温かいお茶を購入。水上行きの車内で食べる事にした。

12時33分、水上行き735Mが到着。現れたのは、つい先ほど、駒形から新前橋まで乗車した115系T1040編成だった。この列車は、水上で長岡行きに接続している事もあり、3両編成の車内は立ち客も出るほど。元日から開いている飲食店が少ないせいか、車内は、「峠の釜めし」等、お馴染みの駅弁を食べている方が多く、駅弁同士の匂いが絡み合う、独特な匂いが充満していた。混雑していた車内も、渋川で一段落。空席を見つけ腰を下ろす事が出来た。早速、おにぎりを食べ、空腹を満たした。

13時27分、水上駅に到着。小雪舞う水上駅での目的は、新潟車両センターの115系と、高崎車両センターの115系との並びを撮る事。新潟車両センターの115系も、後継車種のE129系の投入が進み、初期型車両を中心に廃車が進行しているが、2種類ある新潟色の他、湘南色に復刻した編成、更には、長野地区での運用を終えて、長野色のまま、新潟地区に転属した車両もあり、塗装だけでも4種類が存在している。それだけに、どのタイプの車両が、水上まで来ているか気になっていた。乗車した735Mが1番線に到着。お隣の2番線には、予定通り長岡行き1741Mが停車中。早速、並びを撮影する事に。

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水上駅で並んだ、新潟車両センターの115系と、高崎車両センターの115系。

水上駅2番線に待機していたのは、新潟車両センターの115系S5編成+S3編成の4両。新潟地区特有の2両編成を2本つなげた4両編成で、オール電動車と言う強力編成。塗装に関しては、2次新潟色と呼ばれるタイプで、リニューアル工事を受けていない車両が、この塗装を纏っている。

この並び、本来であれば、ホームの東京方から撮る方がベストなのかもしれない。しかし、私がホームの東京方に行くと、1番線に停車中の115系の正面に影が・・・ そこで、障害物があるが、ホームの新潟方から撮る事にした。

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高崎車両センターの115系を撮影する その1

間隔が開いてしまいましたが、引き続き、元日の撮影記をお送りします。

2016年の元日、青春18きっぷで群馬県内を訪れた最大の理由は、高崎車両センターに所属する、湘南色の115系の撮影。既に、高崎駅や高崎車両センター内に、3両ないしは4両に編成替えをした211系が留置されているのを目にしており、同じく高崎支社管内で活躍中の107系と合わせて、今年中には置き換えられてしまうのでは・・・と予想している。

7時28分、高崎駅に到着。ここから4分の待ち合わせで、7時32分発の両毛線伊勢崎行きに乗り換える。待っていたのは、湘南色の115系。車内は空いており、ボックス席に腰を下ろし、115系の乗り心地を楽しむ。残念ながら、乗り換え時間が短いため、この車両は撮影できなかったが、それでも乗る事で115系を楽しめた。

7時43分、新前橋駅に到着。ここで、クモヤ145を撮るため下車。降りた3番線でクモヤを待っていると、2番線には、上越線、水上からの高崎行き726Mが到着した。

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上越線普通列車726M。115系の6両編成だった。

入線してきた726Mは、御覧のように、115系の3両編成を2本連結した6両編成。高崎車両センターの115系のうち、3両編成のグループは、2編成を除き、全てリニューアル工事を受けているが、前3両のT1040編成は、リニューアル工事を受けていない編成。また、後ろ3両も、リニューアル工事を受けていないT1030編成と言う事で、6両全て非リニューアル編成でまとめた、ある意味レアな組み合わせだった。

ちなみに、後ろ3両のT1030編成は、信越本線横川~軽井沢間廃止時に、同区間を超えてきた最後の上り普通列車に充当され、そのまま高崎車両センターに転属となった編成で、クモハ115は、モハ115を先頭車改造した1500番台車で、高崎車両センターでは唯一の先頭車改造車である。

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縁の下の力持ち 吾妻線の霜取り運用に就くクモヤ145

今回の年末年始は、12月27日からお休みとなりましたので、何箇所か遠征する事が出来ました。少しずつ記事に反映していきたいと思いますが、まずは2016年最初の鉄活動のお話から書いていきたいと思います。

2016年1月1日のお話。

近郊型電車好きな私にとって、2015年は115系スカ色車両の営業終了と言う、一つの節目を迎えた年であった。かつて、あれほどまでに走っていた115系も、JR東日本管内からは一気に減少。残りは、高崎支社管内と新潟支社管内のみとなってしまった。そのうち、新潟支社管内は、新型車両E129系の投入が進み減少傾向。残る高崎支社も、最近では、3両編成や4両編成に組み換えられた211系が、高崎や新前橋などに疎開して留置している姿が目撃され始めている。高崎支社管内の115系や107系も、そろそろ何らかの動きが出てきそうだと思い、2016年の撮り始めは、高崎支社管内の115系と107系と決めた。

当日朝、私は、1回分だけ残された青春18きっぷを片手に、朝5時に家を出発する。えらく早い時間と思われるかもしれない。実は、115系と107系以外に、もう一つ目的があった。それは、高崎車両センターに所属する事業用車両、クモヤ145の撮影である。

クモヤ145は、1980年から製造が開始された事業用車両。主電動機や電動発動機、台車などを、当時、廃車が始まっていた101系通勤型電車からねん出し、同時期に新製されたクモヤ143形ど同レベルの車体を新製し、組み合わせたもの。1987年の国鉄民営化後は、JR東日本・東海・西日本に引き継がれたが、既に、東海は全車両が廃車となっており、東日本も、E231系や233系等、次世代車両の投入により、編成単位での入場が主流となった事から、事業用車両の必要性が無くなり、高崎車両センターに所属するクモヤ145-107を除き、全て廃車となってしまった。

東日本管内にたった1両だけ残されたクモヤ145。今の時期、このクモヤ145に与えられた任務は、吾妻線の架線の霜取り列車。この時期、架線に付着した雪や氷を、そのまま放置しておくと、パンタグラフが破損する恐れが有り、それを防ぐために、集電用とは別のパンタグラフを増設した車両を初電に走らせたり、あるいは専用列車を増発し、初電の前に走らせるなどの対応をしている。吾妻線の場合は、クモヤ145を、初電の前に走らせて対応しているので、この霜取り列車が、クモヤ145を撮影できる数少ないチャンスとなる。幸いなことに、一仕事を終えたクモヤ145が、8時前に新前橋に戻ってくる事は把握していた。ただ、元日に運転する事は確認できなかった。

まあ、撮れたらラッキーと言う考えで、霜取り列車の到着時刻に合わせて新前橋へ。3番線で待機していると、7時52分、2番線に、列車接近放送が入った。3番線に停車した107系の背後に、青い車体を発見。入線してきたクモヤ145を撮影した。

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吾妻線での任務を終え、新前橋へ戻って来たクモヤ145。

一仕事を終えて、新前橋へ戻って来たクモヤ145。3番線には、同じく新前橋止まりとして到着した107系が停車しており、一瞬ではあるが、107系とクモヤ145が並んでくれた。

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謹賀新年

皆様、新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、TOMOの鉄日誌をご愛顧いただきましてありがとうございました。今年も昨年同様、鉄道を中心に様々な話題を取り上げていきたいと思います。

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小川駅で交換する国分寺線の列車。2000系幕車同士の並びも今や貴重な光景に。

西武鉄道は、2015年、ついに旧2000系の廃車が始まり、2015年最後の記事でも触れたように、6両編成5本が廃車となりました。その結果、旧2000系のうち、行先表示が幕式のものは、残り、6両編成2本、2両編成1本となったため、御覧のように、2000系幕車同士の並びも、今や貴重な光景となってしまいました。2016年も、少しずつ姿を消していく旧2000系の現状を、弊ブログでも取り上げていけたらと思っています。

では、今年もどうぞ宜しくお願いします。

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