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高崎車両センターの115系を撮影する その2

撮影地から駒形駅に戻って来た私。次の目的地は、上越線の水上駅である。

駒形駅11時48分発の高崎行きに630M乗車し、まずは新前橋へ。ここから上越線に乗り換えるが、新前橋駅での乗り換え時間は約30分。青春18きっぷで行動している為、そのまま高崎まで行き、高崎から水上行きに乗り換えれば、乗り換え時間も短い。しかし、新前橋駅近くには、はなまるうどんが有る事を思い出し、元日でも、ここならやっているのではないか。であれば、温かい食べ物が食べられるかも。という思いがあった。空っ風で冷えた体を温めたかったと言うのが、この時の一番の願いである。

最後の撮影地で、撮影を断念した633Mの折り返し列車である630M。駒形駅は、630M始発の伊勢崎から一駅目でもあるから、さぞや空いているだろうと思いきや、現れた630Mは、115系の3両編成で、前の記事で冒頭に紹介した115系T1040編成だった。3両編成の車内は、そこそこの乗車率。良く見ると、みんな陸上選手かその関係者のような装い。そう、元日の群馬県では、「ニューイヤー駅伝」が開催されており、630Mの乗客の4割近くが、この駅伝関係者だったようだ。

12時01分、新前橋駅に到着。改札を出場し、東口へ向かう。駅から歩く事およそ5分ほど。はなまるうどんが見えてきたが、お店はお休みだった。仕方なく駅へと戻り、この日2度目となるNEWDAYSで、おにぎりと温かいお茶を購入。水上行きの車内で食べる事にした。

12時33分、水上行き735Mが到着。現れたのは、つい先ほど、駒形から新前橋まで乗車した115系T1040編成だった。この列車は、水上で長岡行きに接続している事もあり、3両編成の車内は立ち客も出るほど。元日から開いている飲食店が少ないせいか、車内は、「峠の釜めし」等、お馴染みの駅弁を食べている方が多く、駅弁同士の匂いが絡み合う、独特な匂いが充満していた。混雑していた車内も、渋川で一段落。空席を見つけ腰を下ろす事が出来た。早速、おにぎりを食べ、空腹を満たした。

13時27分、水上駅に到着。小雪舞う水上駅での目的は、新潟車両センターの115系と、高崎車両センターの115系との並びを撮る事。新潟車両センターの115系も、後継車種のE129系の投入が進み、初期型車両を中心に廃車が進行しているが、2種類ある新潟色の他、湘南色に復刻した編成、更には、長野地区での運用を終えて、長野色のまま、新潟地区に転属した車両もあり、塗装だけでも4種類が存在している。それだけに、どのタイプの車両が、水上まで来ているか気になっていた。乗車した735Mが1番線に到着。お隣の2番線には、予定通り長岡行き1741Mが停車中。早速、並びを撮影する事に。

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水上駅で並んだ、新潟車両センターの115系と、高崎車両センターの115系。

水上駅2番線に待機していたのは、新潟車両センターの115系S5編成+S3編成の4両。新潟地区特有の2両編成を2本つなげた4両編成で、オール電動車と言う強力編成。塗装に関しては、2次新潟色と呼ばれるタイプで、リニューアル工事を受けていない車両が、この塗装を纏っている。

この並び、本来であれば、ホームの東京方から撮る方がベストなのかもしれない。しかし、私がホームの東京方に行くと、1番線に停車中の115系の正面に影が・・・ そこで、障害物があるが、ホームの新潟方から撮る事にした。

さて、ここまで来たら、今度は新潟車両センターの115系単独でも撮影しておきたい。1741Mの発車時刻まで、まだ10分ほどあったので、改札を出場し、駅前の道を長岡方向へ向けて歩きだす。旧水上機関区の跡地を眺めながら第三水上踏切へ。ここで長岡行き1741Mを撮る事に。レンズを標準系から望遠系に交換していると、踏切が鳴りだし、1741Mが近付いてきた。

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水上駅を発車。一路、長岡へと向かう新潟車両センター115系S5編成+S3編成。

レンズ交換も何とか間に合って、まずは無難に近付いてきたところを撮影。水上駅を出ると、上手い具合にカーブしている為、4両編成でも編成全体を撮影する事が出来た。

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後追い。

そして、後追い。僅かながら雪煙も出て冬らしい光景を撮る事が出来た。

新潟車両センターの115系の後継車種となる、新型のE129系も、2015年11月からは上越線越後中里までの運用が出来ており、いずれ水上にも顔を出す事だけに、後何回、こう言うシーンが撮れるだろうか。そんな事を考えてしまった。

この後、来た道を戻って水上駅へ。折り返しの742Mで高崎へ戻る事に。まずは乗車前に、742M充当の115系T1040編成を、様々な角度から撮影してみた。

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水上駅1番線新潟方から停車中のT1040編成を撮影。

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跨線橋の上から屋根上を・・・

跨線橋からは、普段撮影する機会が少ない屋根上を撮影してみる。こうして見ると、クモハ115の屋根上、補修の跡のようなものが、たくさん見える。

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2番線側からも。

一通り撮影した後、車内へ。742Mは、水上発車時点で空いており、ボックス席にも楽に座る事が出来た。この日、朝が早かった事もあり、暖房も効いて暖かい車内は、程良い揺れと合わせて睡魔が襲ってきた。気付けば車内で爆睡し、目が覚めた時は新前橋を発車したところであった。そのまま高崎まで乗車し、ここでいったん休憩。

その後、ちょっとだけ上信電鉄を見たり、お土産物などを購入した後、再び115系に乗り込み井野へ。ここで上り列車2本を撮影する。

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新前橋発高崎行き1776Mは6両編成。

進入シーンは影だらけでろくに撮れなかった1776Mは、115系の6両編成。高崎方からT1039編成+T1032編成の組み合わせだったが、夕方の帰宅時間帯に備えて、車庫から出庫してきた運用だろう。

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吾妻線、長野原草津口からの538M

続いてやって来たのは、吾妻線、長野原草津口からの高崎行き538M。午前中、両毛線の駒形~伊勢崎間で撮影したT1144編成だった。高崎方のクハ115-1098の前面方向幕は、白地に黒文字の「普通」を掲出しているが・・・

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クハ115-1135の前面方向幕は、濃紺地に白文字の「普通」を掲出。

午前中見た時と同じく、小山・水上方のクハ115-1135の前面方向幕は、濃紺地に白文字の「普通」を掲出しており、他の高崎車両センターの115系とは、違った印象に見えた。

そろそろ、日も沈み、走行写真の撮影は困難になって来た。でも、もう少し115系を感じていたい。そこで、帰りのルートを、両毛線経由にして、最後は乗り鉄を楽しむ事にした。お隣の新前橋まで、T1043編成による、水上行き743Mで移動。そして、新前橋から、115系6両編成で運転する、両毛線の小山行き467Mに乗り込むが、せっかく115系に1時間以上乗るのであれば、最後はボックス席で缶ビールを楽しもうと、この日三度目となる、新前橋駅のNEWDAYSへ。無事、ビールも購入し、467Mの到着を待った。

16時49分、小山行き467Mが到着。先程、井野駅で撮影した1776Mの折り返しで、小山方からT1032編成+T1039編成の組み合わせ。後ろ3両のT1039編成は空いており、モハ114-1039のボックス席に腰を下ろした。そして・・・

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過ぎ去る車窓を肴にビールを・・・

夕闇せまる車窓、そして足元から聞こえる心地よいモーター音を肴に、缶ビールを飲む。まさに、最高のひと時。小山までの約1時間30分、115系をたっぷりと堪能した。

そして18時23分、小山駅に到着。ここで宇都宮線に乗り換える。

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使われなくなった小山駅7番線ホーム。

小山駅の両毛線ホームは、6・8番線となっているが、このホームの先に、切り欠き式ホームの7番線が有った。以前、弊ブログでも触れた事が有るが、使われなくなってから、かなりの月日が経過しており、既にレールは撤去されていた。

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そして乗車してきた115系を撮影して、一連の撮影を終了とする。

最後に、小山まで乗車してきた115系を撮影して、高崎車両センターの115系の撮影を終了とした。この後、宇都宮線へと乗り換えるが、その前に、ある車両と出会う事に。その模様は、次の記事で・・・

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コメント

高崎地区では湘南色の115系が当たり前のように走って
いますが、後継さえできればあっという間に置き換わって
しまいそうですね。

新潟地区ですが、E129系の2両編成がかなり増えており、
A29編成を目撃しているので、少なくとも29本はいる
ようです。新潟駅にいるとかなりたくさんいるように
感じます。

上越線運用は新潟発越後中里行きの1742Mで送りこま
れますが、1742Mは12月19日より水上まで延長運転
されています。翌12月20日にE129系の1742Mを目撃
しているので、すでに水上まで行っているようです。

投稿: GO | 2016/01/11 21:27

GOさん、コメントありがとうございます。

E129系も気付けば2連が29本ですか。南武線向けE233系の製造も終了しましたから、今後は4連も出てくるでしょうし、あっと言う間に115系を追い出していきそうですね。

越後中里行き、今は水上まで延長運転をしていたのですね。これは気付きませんでした。なるほど、既にE129系が水上まで来ていると言う事ですね。補足説明ありがとうございました。

投稿: TOMO | 2016/01/12 12:12

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