古豪の並び
2016年元日の撮影記も、これが最後となります。
高崎と新潟の115系の並びを撮影した後、水上から高崎へ戻って来た私。高崎駅では、上信電鉄の車庫が見渡せるコインパーキングへ向かい、ちょっとだけ、上信電鉄の車両も観察してみたが、駐車場から車庫内を見てみると、こんな並びを見る事が出来た。
上信電鉄の電気機関車、ED316とデキ1の古豪同士の並び。
上信電鉄の古豪、電気機関車のED316とデキ1が、車庫内で仲良く並んでいた。
ED316は、1923年、伊那電気鉄道のED31形電気機関車として6両製造されたうちの1両。上信電鉄には、1957年にやってきた。当初は凸型だった車体は、上信電鉄入線時に、箱形の車体に載せ換えられ、生え抜きのデキ1型と共に、貨物輸送に活躍してきた。ATS導入後は、同機にATSを装備することなく、本線走行が不可能となったため、構内入替用に転用。しかし、1994年の貨物輸送廃止により、同機が担当していた構内入替業務も、デキ1に譲り、以後、車籍は残るも、高崎駅構内に長年放置され、無残な姿となっていたが、2009年、綺麗に修繕され、ぶどう色に車体も塗り替えられ現在に至る。再塗装からも年月が経った事から、車体はだいぶ色褪せてきている。
一方のデキ1は、ED316より1年後輩の1924年生まれ。3両作られたデキ1は、現在、デキ1とデキ3の2両が現役で残っており、時々、電車を牽引する形で、本線を臨時列車として走行する。まさに上信電鉄のマスコット的存在の車両となっている。
デキ3も駐車場から見える位置に停まっていた。
ED316とデキ1。この古豪同士が並んでいるのを、これまで見た記憶が無かったので、この日、2両が仲良く並んで停まっているのを見た時は、上信電鉄さんの粋な計らいとでも言うか、我々、鉄道ファンへのちょっとしたお年玉のように感じてしまった。
この後、高崎駅へ戻る際、元西武鉄道801系の生き残りである150形153Fの下仁田行きを目撃した。弊ブログ10周年記念号に使用した編成でもある為、私にとっても思い出のある車両。いつまでも元気に現役で走ってもらいたいと思いながら、JRの改札口へと向かった。
| 固定リンク | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 西武多摩湖線 2000系による代走発生(2025.05.13)
- 西武2000系 2419F+2047Fが多摩湖線直通急行に充当される(2025.05.11)
- 西武10000系 「音鉄」ツアー列車を撮影する(2025.05.10)
- ゴールデンウィークも継続 西武8000系乗務員訓練(2025.05.06)
- 西武8000系 8103F新宿線での試運転(乗務員訓練)を撮影する(2025.04.27)
「鉄道:上信」カテゴリの記事
- 上信電鉄線 烏川橋梁を訪ねる(2025.04.12)
- 上信電鉄 西武イエローになった500形501Fを撮影する(2024.07.28)
- 上信電鉄 150形153Fが解体される(2021.07.14)
- 上信電鉄150形153Fが引退(2019.11.03)
- 上信電鉄 150形151Fが解体搬出される(2019.07.15)
コメント