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583系「ニコニコ超会議号」を撮影する

今日からゴールデンウィーク。

4月29日と30日の2日間、幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2016」に合わせて、583系を使用した「ニコニコ超会議2016号」が、大阪~海浜幕張間で運転される事になった。

583系電車は、昼間は電車特急として、夜間は寝台特急として運行される働き者の車両で、かつては、九州方面向けに作られた581系も合わせると、北は東北から南は九州まで、幅広い範囲で運用されていたが、東北・北陸新幹線の開業などに伴い、徐々に姿を消し、今では、JR東日本の秋田車両センターに所属する6両編成1本のみの存在となってしまった。

その貴重な583系が大阪から海浜幕張へ向けて運転される。Twitterにアップされた情報によると、大阪から一路、東海道本線を鶴見付近まで走行し、新鶴見からは武蔵野線を走行すると言う。地元、武蔵野線を通るとなれば、やはり記録しておきたい。Twitterのフォロワーさんと、所沢駅前で合流し、新秋津~東所沢間の駅間、愛宕山の交差点から、やや東側に進んだ住宅街で、「ニコニコ超会議2016号」を撮影する事にした。この場所、架線柱が、やや気になるが、この時間帯は順光となる為、私達が到着した時点で、既に10名ほどの方が集まっていると言う状況であった。

205系や貨物列車を撮影しながら、待つ事、およそ30分。8時23分頃になるが、「ニコニコ超会議2016号」がやって来た。

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海浜幕張を目指して、武蔵野線を行く583系「ニコニコ超会議2016号」

通過直前に一瞬曇ってしまったので、ハラハラしたが、直前に再び陽が出てきた事で、光線状態は良好な状態で撮る事が出来た。しかし、直前の205系や貨物列車では目立たなかった架線の影が、583系では、結構目立つ。これに関しては、誤算であった。

この後、南越谷からの「ホリデー快速鎌倉号」が通過すると言うので、線路の下をくぐり、反対側へ。

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185系B4編成による「ホリデー快速鎌倉号」

この日、「ホリデー快速鎌倉号」に使用されたのは、横浜線経由の臨時特急「はまかいじ」用にATCが整備された、大宮総合車両センターに所属する185系B4編成。先頭車両、前寄りの扉の後ろの窓が半分埋められているのが、ATC取付車の証。そして、かつては田町車両センター所属車に見られた、湘南色をあしらったブロックパターンも、大宮総合車両センターへの転属後は、入場時に斜めストライプ仕様に統一されているので、このブロックパターンの車両も、徐々に姿を消しつつある。583系と合わせて、朝から良い記録が出来た。

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菜の花満開! 小湊鐡道を訪ねる その2

さて、菜の花畑から養老渓谷駅へ戻った私は、次の下り列車に乗って、終点の上総中野に向かう事にした。

養老渓谷~上総中野間は、平日6往復、土曜・休日5往復しか列車がない。それだけに、ここを乗りつぶすには、計画的に動かなくてはならない。

養老渓谷13時35分発の上総中野行きは、2両編成だった。混雑の影響なのか、途中駅を5分遅れで運転中とのこと。しかし、遅れは更に増して、実際に養老渓谷に到着した時点で、遅れは更に増しており、8分ほど遅れていた。養老渓谷駅の駅員さんの誘導により、上総中野から、いすみ鉄道に乗り換える人は先頭車両に乗るようにとのことだったので、乗り換えない私は、後ろの車両に乗車した。

山間部を走る事7分。終点の上総中野に到着。

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上総中野駅に到着したキハ200形。

養老渓谷駅を発車する前に降り出した雨が、本降りになってしまったが、短い折り返し時間を利用して、撮影を開始する。まずは、いすみ鉄道との乗換えの通路上から、到着したキハ200を撮影してみた。

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菜の花満開! 小湊鐡道を訪ねる その1

4月3日のお話です。

千葉県市原市の五井駅から、夷隅郡大多喜町の上総中野駅までを結ぶローカル私鉄、小湊鐡道。首都圏近郊でありながら、これまで、私は一度も、この路線には乗った事が無かった。しかし、今年1月、とあるイベントで、小湊鐡道沿線の方と知り合い、色々とお話を聞き、是非乗ってみたいと思うようになった。小湊鐡道と言えば、上総中野で接続する、いすみ鉄道と合わせて、春は菜の花で有名な路線。乗りに行くなら、菜の花の綺麗な時期に行こう。1月のイベントで知り合った方と、菜の花の開花状況等を連絡しあい、4月最初の日曜日、3日に、小湊鐡道沿線を訪ねる事になった。

当日、私は、自宅を6時30分頃出発。途中、国分寺経由で新宿へ。新宿駅から、内房線の館山行き特急「新宿さざなみ」に乗り込み、小湊鐡道の始発駅、五井へと向かった。

8時53分、五井駅に到着。ここから、いよいよ小湊鐡道線に入っていく。五井駅から乗車するのは、9時25分発の上総中野行き。乗り継ぎ時間は約30分もある。まずは、養老渓谷駅から15分ほど歩いた所にある、石神の菜の花畑に行く予定にしていた。初めて行く場所で、養老渓谷駅周辺で昼食を摂る事が出来るか、よく解らなかった事もあり、早めに五井駅へ行って、駅周辺でお弁当を入手しようと企んでいた。しかし、実際に五井駅に降り立ってみると、小湊鐡道のホームへ向かう跨線橋内では、行楽シーズンと言う事もあって、お弁当等の販売が行われており、1日乗車券と共に、お弁当も無事入手する事が出来た。中には、魚の煮付け等、お惣菜も販売されていて、どれも美味しそう。これから乗り歩きじゃないければ、もっと沢山買って帰りたいくらいだった。

お弁当を入手し、1日乗車券に改札印を押してもらってホームに向かう。すると、五井駅に隣接した五井機関区から、3両編成の気動車が出庫してくるのが見えた。駅員さんの放送によると、9時25分発の上総中野行きは、3両編成で運転されると言う事で、どうやら、この車両が充当されるようだ。早速、入替シーンを撮影する事にした。

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五井機関区から出庫して来たキハ200形。多客対応で、3両編成に増結されている。

出庫して来たのは、手前からキハ206+キハ212+キハ208の3両編成。小湊鐡道の主力車両であるキハ200形は、国鉄キハ20系気動車をベースに設計された気動車で、1961年から1977年まで、14両が製造された。製造時期により、ドアや側面窓の形状に違いが見られる。

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ホームから見える位置に木造貨車が・・・

3両のキハ200が、五井駅構内の千葉方に引き上げた後、ホーム上から見えた木造貨車を撮影してみる。後日調べてみると、この貨車は、トム1と言うそうで、なんと大正生まれで、小湊鐡道の開業準備時から使われていたとか。2011年ごろから、この場所に置かれたままのようである。

今回は、連絡改札を使って、そのまま乗り換えてしまった為、五井駅の外へ出る事は無かった事から気付かなかったが、五井駅に隣接した機関区には、他にも古い貨車が残されているようで、これは、次回訪問時以降の課題にしなくては・・・

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西武多摩川線へ向かう101系253Fの甲種輸送を撮影する

4月9日から10日にかけて、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送が実施された。

速報ブログでもお伝えした通り、多摩川線からは247Fが戻ることになり、逆に多摩川線へは、253Fが送り込まれることになった。253Fは、1月に実施された甲種輸送で本線側に戻ってきたばかり。順番から行けば、2015年7月の甲種輸送で本線側に戻ってきた、251Fの方が先の筈だが、251Fは、多摩湖線の居心地が良いのか、今回も残ることになった。

多摩川線の車両交換は、3か月に一度のペースで行われており、この甲種輸送の追跡は、これまで何度も弊ブログでお伝えしてきた。今回も、この甲種輸送の撮影を行う予定であったが、2日目となる10日は、私の職場の慰安旅行と重なっている事から、初日、9日のみの撮影することにした。

9日朝、甲種輸送の撮影の為、午前11時頃外出する。翌日からの慰安旅行に備えて、この日は久々に、シグマの18~200ミリのレンズを装着して撮影に臨んだ。最近使用している、キャノンの純正レンズと比較すると、ややシャープさが欠けるかなあと言う気もするが、1本のレンズで18ミリから200ミリまで対応できるのは有り難い。

11時40分ごろ、所沢駅に到着すると、なんと4番ホームに4009F「52席の至福」の試乗会列車が停車していた。どうやら、私が乗車してきた新宿線下り列車の前を走っていたらしい。しかし、すぐに出て行ってしまい、撮影は出来なかったが、見られただけでも幸せな気分になれた。4009Fを見送った後、6番線に停車中の263F+253Fの撮影に臨むことに。

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飯能行き9105Fと並ぶ253F。

撮影を開始しようとしたところ、5番ホームには、9105Fによる急行飯能行きが入線。そこで、この5番ホームでは、9105Fと253Fとのツーショットを狙う事にした。

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さよなら富士急2000系 「フジサン特急号泣号」を撮影する その3

旬の話題を優先していましたので、間隔が開いてしまいましたが、ここで、再び2月7日、富士急行線遠征記に戻ります。

「くれちうどん」さんで、吉田うどんを堪能した後は、最寄りの寿駅から電車で富士山駅へと移動する。タイミング良くやって来た河口湖行きは、旧塗装を纏った1202F。2両編成の車内は、2000系を撮り終えて、富士山駅へ向かうであろう鉄道ファンが乗り合わせており、車内は満員状態だった。

列車は、およそ10分ほどで富士山駅の2番線に到着する。「フジサン特急9号」として河口湖へ向かった2000系は、河口湖到着後、14時から16時まで、富士山駅1番線にて、運転台見学イベント(事前申込制)が行われており、その間、富士山駅では2000系車両が撮り放題となっている為、2番線は、2000系車両を撮ろうとする鉄道ファンで賑わっていた。そんな私も、富士山駅に来た目的は、2000系車両の撮影である。ここまでお世話になった河口湖行きの発車を見送った後、1番線に停車中の2000系車両の撮影を開始した。

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運転台見学イベントの為、富士山駅1番線に停められた2000系。

2000系車両も、営業列車は、あと1往復を残すのみ。運用の合間の約2時間を利用して、運転台見学イベントが設定された。また、車両にも、最後の1往復に向けた装飾が行われており、河口湖・大月方の先頭を務めるクモロ2201の方向幕にも、「さよなら2000系」の文字が入れられた。

そして、この直後、2番線には、8000系による「フジサン特急」が到着。新旧の「フジサン特急」が並んだ。ツーショットを撮る最後のチャンスと思い、私も何とか近付こうとするが、人が多くて、ベストポジションは確保できなかった。それでも、車止め付近になんとか入る事が出来たが、8000系と2000系、双方の停止位置がずれている為、8000系が動き出してから撮影した。

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8000系と2000系、新旧のフジサン特急が富士山駅で並ぶ。

私の立ち位置からだと、1番線と2番線の間の障害物を交わす事が出来ず、御覧のように、綺麗な並びの写真と言う訳にはいかなかったが、2000系の最終日と言う事もあり、こんな形でも並びが撮れたと言う事で、私自身は満足している。

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西武多摩湖線 武蔵大和の桜と黄色い101系

今年の東京の桜は、3月21日に開花宣言。平年より5日早く、昨年より2日早い開花だった。しかし、開花してからは、気温の低い日が続いた事から、満開までに時間がかかった。それでも開花宣言から10日後の3月31日、東京の桜に、満開宣言が出た。

桜が見頃を迎えたとなると、列車と桜の組み合わせを撮りたくなる。しかし、週末を迎えて、東京の天気が下り坂へ。満開宣言から最初の土曜日となった4月2日も、はっきりしない曇り空。しかし、週明けの月曜日は雨の予報が出ている事から、午後から近場で、桜と列車の組み合わせを撮る事にした。向かった先は、西武多摩湖線の武蔵大和駅。ここは、駅構内に大きな桜の木が有り、バリアフリー化工事が始まるまでは、桜の駅として有名だった。

とりあえず、駅から3分ほど歩いたところにある、線路沿いの道から、武蔵大和駅を撮影する事に。

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武蔵大和駅に停車中の101系263F。

現地到着から、およそ5分後の事。101系ワンマン車では、唯一の黄色い101系となっている、事業用兼務車両の263Fによる萩山行きが到着した。早速、撮影を開始する。バリアフリー化に伴い、武蔵大和駅にはエレベーターが新設されたが、桜の木も一部が残り、エレベーターが出来ても、その後ろには見頃を迎えた桜が、はっきりと確認できる。

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武蔵大和駅を発車した263Fの萩山行き。

そして、駅を発車した263Fを、カーブのところで撮影。近くの桜の木を絡めて撮影してみたが、あまり桜の木が入らず、中途半端な結果に終わってしまった。

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