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阿武隈急行 A417系引退

旧国鉄丸森線を引き継いだ、第三セクターの阿武隈急行。

東北本線のバイパス路線として計画されるも、財政難だった国鉄の計画変更に伴い、丸森~福島間の工事が凍結されてしまったが、1986年、丸森線の廃止、第三セクター化に伴い工事を再開。1988年、丸森~福島間の開業に合わせて、非電化だった、旧丸森線の槻木~丸森間も合わせて電化し、槻木~福島間全線が交流電化開業させた。

全線開業後の阿武隈急行は、8100系電車を2両編成9本新製し、槻木~福島間の運用の他、一部は仙台や郡山にも顔を出していた。更に、JR東日本からも455系電車などを阿武隈急行線へ乗り入れさせ、相互直通運転が実施されていたが、2004年に福島~郡山間の乗り入れが中止され、以後、自社車両のみでの運転なっていた。

しかし、2008年、阿武隈急行は、JR東日本から417系電車3両編成1本を購入する事になった。417系は、地方都市圏での人口増加、通勤通学需要の増加に伴い、客車列車を置き換える目的で、1978年に登場した近郊型電車。百の位の「4」が示すように、直流電化区間・交流電化区間の両方を走れるように開発されたが、当時の国鉄の財政難などの理由から、最終的には3両編成5本しか製造されなかった。

そんな少数派の417系が、同じく国鉄の財政難で、一度は建設工事が凍結された経緯を持つ、阿武隈急行へ譲渡されると言うのは、私自身、何か因縁めいたものを感じていた。活躍の場を移した417系を一度は撮りに行きたい。そう思っていたのだが、今年3月のダイヤ改正で、定期運用を離脱。そして、5月28日、A417系のさよならイベントとして、臨時列車が3本運転される事になった。A417系を記録する、最初で最後のチャンスであるが、生憎、この日は、違うネタを追う予定だった。私自身は、このまま一度も記録することなく、A417系と別れる事になってしまうが、Twitterのフォロワーさんである、はやて@UCF31CELSIORさんが、現地へ撮影に行かれると聞き、画像の提供をお願いしたところ、快諾していただいたので、弊ブログで、A417系最後の姿をアップすることにしました。

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阿武隈急行線 あぶくま~兜間を行くA417系の臨時9954M。(撮影:はやて@UCF31CELSIORさん)

はやて@UCF31CELSIORさんが撮影されたのは、A417系が使用された臨時列車3本のうち、唯一、全線通しで運転された、槻木発福島行き9954M。素晴らしいロケーションの中を行くA417系。はやて@UCF31CELSIORさん、素敵な画像を、ありがとうございました。

さて、阿武隈急行に譲渡された417系電車は、トップナンバー編成とのこと。過去に撮影した417系の画像を見ていましたら、トップナンバー編成を撮影していましたので、最後に、JR時代の417系の画像を再掲して、この記事を締めたいと思います。

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快速「仙台シティラビット」に充当された、417系T-1編成。(2007年6月2日 南仙台駅で撮影)

今から9年前、2007年6月2日に、置き換え間近だった417系、455系、717系を撮影しに出かけた際、417系のトップナンバー編成であるT-1編成を偶然撮影していました。しかも、快速「仙台シティラビット」に充当中で、特製のヘッドマークを掲出しての運転。今となっては、良い思い出です。

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御殿場線から富士急行線へ転身 営業運転を開始した「富士山ビュー特急」を撮影する

189系の撮影の為、大月方面へ出かけた5月3日午後のお話。

大月駅近くのうどん店、吉田屋さんで、吉田うどんを堪能した後は、富士急行線へ転線した。

2016年2月、惜しまれながらも引退した、初代フジサン特急2000系。この2000系の代替として選ばれたのは、かつて特急「あさぎり」で活躍した、JR東海の371系だった。富士急行線には、同じく「あさぎり」で活躍していた、小田急電鉄20000形も3両編成化した上で、フジサン特急として運用に就いており、この両者の並びが、今度は富士急行線で見られるようになる事から、鉄道ファンの注目を集める事となった。

371系も、小田急20000形と同様に、富士急行線入線に際しては、7両編成から3両編成への短縮化が行われた。今回は、この改造を、JR東日本の長野総合車両センター内で行う事になり、7両編成のまま、甲種輸送で長野へ。特徴ある2階建て車両を含む4両が、不要となり、同車両センター内で解体された。元JR東海の車両が、JR東日本の車両センターで解体されると言う前代未聞のシーンが見られたのも、話題となった。残る3両は、富士急行8500系として、2015年9月30日に同車両センターを出場。暫くの間、白一色の車体のまま、河口湖駅構内に留置されていたが、この度、水戸岡鋭冶氏がデザインを担当した「富士山ビュー特急」として、4月23日より運行を開始した。

吉田屋さんを出て、大月駅へ向かう途中、中央本線と富士急行線を跨ぐ歩道橋上から、「富士山ビュー特急」の姿を確認する事が出来た。そこで、まずは駅に向かう前に、駅に隣接する踏切へ立ち寄り、停車中の「富士山ビュー特急」を撮影してみた。

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大月駅で出発を待つ「富士山ビュー特急」

JR東日本の205系を改造した、富士急行の新しい主力車両、6000系と並ぶ8500系「富士山ビュー特急」。JR東海時代の新幹線をイメージさせるようなデザインから、水戸岡デザインでお馴染みのカラーに塗り替えられ、イメージはだいぶ変わった。

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参考 JR東海371系。(2012年6月24日撮影)

しかし、良く見ると、正面のガラスの左隅や、側面の乗務員室扉窓ガラスに、JR東海時代の編成番号「X1」のステッカーが貼られたままとなっており、イメチェンをしながらも、こんな所に、JR東海時代の面影を感じる事が出来たのは、371系ファンとして嬉しかった。

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E233系青編成 臨時列車で河口湖へ

189系撮影の為、上野原を訪れた5月3日のお話です。

M51編成充当の「かいじ186号」の撮影を終えた後、駐輪場で持参した脚立を椅子代わりにして休んでいると、突然、時刻表にも載っていない列車がやって来た。

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上野原駅に到着した、E233系青664編成による臨時列車。

突然やって来たE233系。スマートフォンの駅すぱあとの時刻表でも出てこなかった列車。あわてて撮った為、シャッター速度を変えずに撮ってしまった事から、行先表示や列車番号表示がはっきりしないが、正面の行先表示は「臨時」だった。そして、編成番号を見ると、青664。つまり、普段は、青梅・五日市線の線内運用に従事している青編成である。近くにいた、撮り鉄さん達のお話によると、どうやら、臨時快速「山梨富士号」のスジを活用した、河口湖行きの臨時列車だそうで、立川~大月間は、各駅に停車するようである。ゴールデンウィークの多客対策として、急きょ設定されたのだろう。

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189系で運転された中央本線の臨時列車を撮影する

ゴールデンウィーク、5月3日のお話です。

2016年のゴールデンウィークも、この日から二度目の三連休に突入。JR各社は、臨時列車を多数増発して対応しているが、中央本線では、数少なくなった189系を総動員して、臨時の快速や特急列車を運転した。189系も、残るは6両編成4本の24両のみとなってしまった。それだけに、189系が確実に動く時には、しっかり記録しておきたい。この日も、朝から189系の撮影に出かけた。

189系の臨時列車は、夜行列車を除くと、新宿駅を朝6時30分に発車する、「あずさ71号」から始まるが、このところの疲れからか、この列車に間に合うように起きる事は出来なかった。そこで、189系使用列車としては、2本目となる、河口湖行きの「ホリデー快速富士山1号」の撮影からスタート。この列車に先行する形で、私は、上野原へ向かう事にした。

地元、萩山駅を7時53分に発車する多摩湖線国分寺行きで出発。国分寺から中央線に乗り換え西へ。立川を過ぎ、多摩川を渡る時、河川敷を見ると、多くの撮り鉄さんが待機していた。これを見て、この先の上野原でも撮り鉄さん達で混み合っている事が予想できた。しかし、それ以前に驚いたのが、高尾駅から乗車する小淵沢行きの普通列車。待機していたのは、ロングシートの211系であるが、6両編成と言う事もあって、どの車両も行楽客でいっぱい。なんとか、比較的空いていそうな3号車に乗車したが、これが、もしセミクロスシートの0番台車だったらと思うと・・・ロングシート車で本当に良かった。

9時07分、上野原に到着。急いで、駅の南口にある駐輪場へと向かう。アップダウンが激しく、バリアフリーとは無縁な上野原駅であるが、南口では、現在、2018年完成を目指して、バリアフリー工事が進行中。完成したら、イメージも変わるのだろう。

さて、撮影地となる駐輪場は、予想以上に、撮り鉄さんが集まっていた。しかも、皆さん、大きな三脚に脚立まで持参。実は私も、鞄に入る小さな脚立を持参していたが、まあ、何とか前の人の頭が交わせる程度。それでも、トリミングさえすれば、どうにか見られる写真は撮れそう。急いで準備をして、約5分後に到着する「ホリデー快速富士山1号」の撮影に臨む事に。そして・・・

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上野原駅に到着した「ホリデー快速富士山1号」

9時16分、189系M50編成による「ホリデー快速富士山1号」が上野原駅に到着した。この列車は、上野原駅に停車なので、通過列車と異なり、落ち着いて撮影できるのは有り難い。

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革新と挑戦 西武鉄道2016年度鉄道事業設備投資計画

5月12日、西武鉄道は、2016年度の鉄道事業設備投資計画を発表した。昨年は、5月19日に発表されたので、昨年よりも一週間早い発表となった。

例年同様、車両面や設備面で主だったものを挙げてみた。

車両関係
・30000系「スマイルトレイン」を8両新製。
・「進化したスマイルトレイン」40000系を20両新製。

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今年度も8両が新製される事になった30000系。

2008年度から導入を開始した30000系も、いよいよ今年度増備の8両を以て、製造が終了となる。2014年度の鉄道事業設備投資計画で、製造両数が8両追加された為、次世代通勤車、40000系の製造計画が発表になった後も、この追加分が作られるかどうか注目していたが、2014年度の鉄道事業設備投資計画での発表通り、今年度に8両が新製される事になった。

そして、30000系に代わる次世代通勤車。進化したスマイルトレインこと、40000系車両が、今年度20両新製される。40000系車両は、西武鉄道としては初となる「ロング・クロスシート転換車両」(一部編成)を導入する他、車椅子やベビーカー、大きな荷物を持った乗客が利用しやすい「パートナーゾーン」の導入等、今までにない新たな試みが盛り込まれた車両となっている。今後、2020年度までに80両が新製される計画となっており、営業運転開始は2017年春を予定している。

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2000系の廃車はどうなる?

新車が入れば、必ず代替廃車が発生する。昨年からは、ついに2000系にも廃車が発生。昨年12月末までに6両編成5本が廃車となった。今年度は、30000系については、入線後、早い段階での営業入りが予想されるが、新形式の40000系に関しては、営業運転開始が、2017年春と発表されている為、2016年中に廃車となる車両は、30000系増備分の8両のみに留まるのか、それとも、例年通り、年末までに40000系の分も含めた車両数が廃車となるのだろうか。果たして真相は・・・

設備関係
・新宿線中井~野方間連続立体交差事業(地下化)
・新宿線東村山駅付近連続立体交差事業(高架化)
・池袋線石神井公園駅付近高架複々線化工事

2014年1月より工事に着手した、新宿線の中井~野方間の連続立体交差事業。今年度は、取付部の土木工事や沼袋駅部のホームの仮設工事を行う。また、東村山駅付近連続立体交差事業は、高架橋の基礎工事と、ホームの仮設工事を行う。また、池袋線の石神井公園駅付近高架複々線化工事については、いよいよ今年度で事業完了の予定。今年度は、昨年度に引き続き、側道整備が行われる。

サービス向上
・駅のバリアフリー化(中井駅)

中井駅は、いよいよ今年度末に工事が完成する。南北自由通路を地下に設置し、改札口も地下に移設される為、北側からも駅が利用しやすくなると言う。

安全対策
・池袋駅のホームドア整備

2015年度は、2番ホームへの設置が完了した池袋駅のホームドア。設置工事は、今年度も継続して行われ、2017年度末までには、3~6番ホームへの設置が完了する予定。

弊ブログでは、今年度も引き続き、西武鉄道に注目していきたいと思います。

参考
西武鉄道2016年度鉄道事業設備投資計画(PDF形式)

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西武20000系 映画「ずっと前から好きでした」PR電車を撮影する

西武鉄道は、4月18日から、映画「ずっと前から好きでした」のPR電車を運行している。PR電車となったのは、20000系8両編成のトップナンバー、20151F。池袋線で活躍中の同編成。私のように、普段は多摩湖線中心の生活を送っていると、なかなか目にしない編成である。

4月24日、私は、4000系観光電車「52席の至福」の撮影で、飯能方面へ出かけていた。同日昼頃、同編成が、武蔵丘車両基地内に留置されていると言う情報を目にしていた為、前の記事で触れたように、武蔵丘車両基地が見渡せる陸橋を訪れたが、残念ながら出庫した後だった。一連の撮影を終えて、飯能駅から電車に乗り、所沢で、次の目的地へ向かうべく、新宿線に乗り換えた際、車内から同編成が所沢始発の準急列車として入線して来たのが見えた。そこで、目的地での予定を終えた後、急いで所沢へ。池袋から準急飯能行きとして折り返してくる20151Fを撮影する事にした。しかし、所沢駅では、5番ホームに入線する為、ホーム上での撮影は、編成写真が撮れない上に、何となく味気ない。出来れば、側面も少し入れた状態で走行写真を撮りたい。そこで向かったのが、所沢~西所沢間の所沢4号踏切付近。駅から急いで現地へ向かい、到着したのが、当該列車通過のおよそ2分前。かなりギリギリのタイミングだ。到着して気になったのが、上り列車の渋滞。実は、西武プリンスドームで開催されていた、プロ野球公式戦が終了した直後で、定期列車の合間に入る臨時列車が続々と入る事から、所沢駅手前のこの場所で、上り列車のいったん停止が続出していたのだ。その為、当該列車が通過するタイミングで、上り列車がいったん停止してしまうと、見事に被ってしまう為、ここへ来た意味が無くなってしまう。上り列車の動きを気にしながら待つと、当該列車の通過時刻を迎えたが、一向に来る気配が無い。どうやら、下り列車にも、若干の遅れが生じているようだ。

上り列車の渋滞が一段落した17時05分、20151Fによる準急飯能行きが近付いてきた。

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映画「ずっと前から好きでした」のPR電車となった、西武池袋線の20000系20151F。

上り列車に被られることなく、無事に撮る事が出来た20151F「ずっと前から好きでした」のPR電車。3月26日に実施されたダイヤ改正から、池袋線・新宿線共に、土曜・休日ダイヤの8両編成の優等列車が減少した事から、8両固定編成の20151Fも、優等列車へ充当される回数が、以前より減っているだけに、優等列車充当場面で、PR電車を撮る事が出来た事は、とても嬉しかった。

それにしても、このヘッドマーク、文字がとても薄く、撮影しても白が目立ってしまう事から、かなり撮影が難しい。この時も、辛うじて文字が読める程度。曇りの日の夕方に、カメラの撮影モードを、少し暗めに設定して撮るのが、一番良いのかもしれない。

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芝桜開花に合わせて運転 西武新宿~西武秩父間直通列車を撮影する

西武鉄道は、今年も、秩父羊山公園の芝桜の開花に合わせて、臨時列車を増発したり、定期列車を増結して対応した。

臨時列車の増発は、特急列車が中心で、特急以外の列車は、飯能~西武秩父間の各駅停車を2往復程度増発した。また、これまでは、池袋~飯能間の急行・準急の一部列車と、飯能~西武秩父間の各駅停車の一部列車を、直通運転化して対応していたが、飯能~西武秩父間のホーム有効長に合わせると、この直通列車は8両編成での運転に限られてしまう。しかし、3月26日に実施されたダイヤ改正により、池袋線の優等列車10両化が推進されたこともあり、今年は見送られた。

そんな中、注目すべき列車として、この春も運転されたのが、西武新宿~西武秩父間の直通列車である。西武新宿~所沢間は急行、所沢~西武秩父間は快速急行として運転される列車で、特急以外の優等列車で、所沢方面から直通する唯一の臨時列車となった。この列車には、新宿線所属の車両が運用されるが、池袋線系統の行先が表示される車両と言う事で、20000系と30000系に限定される。

この直通列車を、4月24日に撮影してみた。

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芝桜開花に合わせて運転された、西武新宿発西武秩父行き直通列車。

まずは、往路の西武秩父行き。時間の都合上、小平~久米川間、東萩山小学校前での撮影である。この日、直通列車に使用されたのは、38115F。西武鉄道100年アニバーサリーフォトコンテストのラッピング電車が充当された。

フォトコンテストのラッピング電車は、池袋線・新宿線に1編成ずつ存在する。そうなると、池袋線のフォトコンテストのラッピング電車、38116Fと、どこかで並ばないかと言うのが気になるところ。38116Fは、昼頃の時点で、武蔵丘車両基地に、別のラッピング車となっている20151Fと合わせて停まっていると言う情報が流れて来た。では、折り返しの西武新宿行きを、武蔵丘車両基地内にいる38116Fと絡めて撮れないだろうか。14時過ぎ、飯能駅からの国際興業バスに乗り込み、飯能斎場で下車。ここから歩いて、武蔵丘車両基地が見渡せる陸橋へ行くと、6000系1編成と38116Fが停まっていた。しかも、38116Fは、何やら出庫準備が始まっている。この後、本線に出るようだが、その前に38115Fが通過してくれれば、何とか並びは撮れそう。そして・・・

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出庫準備中の38116Fと、西武新宿へ向かう38115F。

手元の時計で14時54分、38115Fによる快速急行西武新宿行きが通過。やや強引ではあるが、38116Fとの並びを撮る事が出来た。

この後、再び、飯能斎場バス停から国際興業バスで飯能駅へ。そして、飯能駅から、次の目的地へ向かう為、池袋線の上り電車に乗車。車内でTwitterを見ていたら、なんと飯能駅で38115Fと38116Fが並んでいる写真が・・・あの後、38116Fが38115Fの後を追うように出庫したのだ。よく考えてみれば、38115Fが充当されていた、西武新宿行きの快速急行は、西武秩父~飯能間、定期列車のスジを活用している為、このまま38115Fが都心方面へ向かえば、所定の折り返し列車に使う車両が必要となる。その為に38116Fが出庫。

飯能駅で待つべきだった・・・

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西武 旅するレストラン「52席の至福」を追跡する その2

4月23日から24日にかけてのお話です。

4月17日から運転を開始した、西武鉄道の観光電車「52席の至福」。4月23日から24日にかけての2日間は、始発駅が西武新宿となるため、私の地元を「52席の至福」が通過する事になる。となると、初日よりも、地元と言う事で気合が入る。

まずは23日朝、西武新宿へ向かう送り込み回送を撮ろう。「52席の至福」の西武新宿駅発車時刻は10時45分頃。池袋駅の場合と5分しか変わらない事から、送り込みもそんなに変わらないだろう。となると、小平~久米川間は、9時頃の通過だろうと、勝手に予想したのだが、実際に通過したのは、なんと1時間以上も早い7時50分頃。と言う事で、この日の撮影は、西武新宿からの営業列車から。しかも、12時30分から、久米川で不動産屋さんとの打ち合わせが入っていた為、撮影できるのは、久米川駅周辺に限られてしまう。そこで選んだ撮影地は、東萩山小学校付近の線路沿い。晴れたら逆光ではあるが、快晴と言うほどの天気でもないので、問題なし。

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小平~久米川間を行く4009F「52席の至福」

手元の時計で11時26分頃のこと。4009F「52席の至福」が、東萩山小学校付近に差し掛かった。池袋線で撮影した時と同様、比較的、ゆっくりとしたスピードで接近してきてくれたので、落ち着いて撮影する事が出来た。

この後、少しだけ、この場所に留まり、後続の列車も数本撮影して、この日の撮影は終了。久米川駅周辺で早めのお昼ごはんを食べた後、打ち合わせに向かった。

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秩父鉄道 急行「芝桜号」を撮影する

引き続き、4月17日のお話です。

横瀬駅で留置中の「52席の至福」を撮影した後、西武秩父へと向かったが、その際に、どうしてもやりたかったのが、秩父鉄道の急行列車の撮影である。

秩父鉄道は、4月16日から5月8日まで、羊山公園の芝桜のシーズン到来に合わせて、急行「秩父路」に使用する6000系全編成に、「芝桜号」のヘッドマークを掲出して運転している。私が西武秩父に到着したのが15時頃のこと。タイミング良く、約30分後に、羽生へ向かう急行「秩父路8号」が御花畑駅を発車する。

とりあえず、「秩父路8号」を撮影するが、この時間帯、順光で撮れる場所は、それ程多くない。唯一、思い付いたのが、秩父駅から5分ほど大野原方向へ歩いた住宅街。しかし、この場所でも、順光で撮れるのは後追いのみ。それでも順光で撮れるならと言う事で、この場所を目指す事に。西武秩父駅から歩いても、十分に間に合った。

現地到着から、およそ10分後。急行「秩父路8号」が秩父駅を発車。撮影地に差し掛かった。

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羊山公園の芝桜開花に合わせて、「芝桜号」のヘッドマークを掲出した、秩父鉄道の急行列車。

この日、「秩父路8号」として、私の目の前に現れたのは、初代急行型車両である300形のカラーを再現した6003Fだった。何もチェックしないで、この場所にやって来たので、リバイバルカラー編成がファインダー越しに見えた時は、とても嬉しかった。

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後追い。こちらは順光になる。

結局、「芝桜号」として運転している急行列車を撮れたのは、現時点で6003Fのみ。他の2編成には、違うデザインのものが掲出されているのだが、スケジュール的に、あと2編成は撮れないまま、掲出期間終了を迎えてしまいそうだ。それでも、6003Fの「芝桜号」が撮れたから、後悔はしていない。

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西武 旅するレストラン「52席の至福」を追跡する その1

4月17日のお話です。

西武鉄道の100年アニバーサリーの集大成として、4000系電車を改造した観光電車、旅するレストラン「52席の至福」」が、いよいよこの日、運行を開始する事になった。運行開始を記念して、池袋駅では、ブランチコースの出発前に、出発式典を行う予定だったが、4月14日夜、熊本で発生した地震により、九州各地で大きな被害が発生している事を鑑みて、式典は中止となったが、列車そのものは、予定通り運転される事になった。

そこで、私も「52席の至福」の初日の模様を記録するために、沿線へ出かける事にした。改造を終えて、3月22日に武蔵丘車両検修場を出場後、これまで、試運転を繰り返して来たが、私自身は、3月24日の夜に、所沢駅で回送列車を撮影しただけで、試運転は一切記録出来ていなかった。Twitterの目撃情報を検索してみると、池袋発の場合は、営業運転前に、豊島園駅で食材の詰め込み作業が行われるようなので、私も早めに自宅を出発。まずは、狭山ヶ丘へ。8時40分頃から、駅近くの西所沢17号踏切付近で待機する。すると・・・

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ついに運行を開始した4009F観光電車「52席の至福」。まずは、食材積み込みの為、豊島園へ。

現地到着からおよそ10分、8時50分頃の事になるが、「52席の至福」の送り込み回送が、ゆっくりとやって来た。突然現れた水色の車両。線路沿いの民家から、住民の方が、物珍しそうに「52席の至福」を見送ると言うシーンも見られた。

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西武 黄色い6000系 運行終了

西武池袋線の開業100周年を記念して、昨年4月18日より運行を開始した黄色い6000系6157F。途中、スマイルビジョン取り付けに伴う運用離脱が有った事もあり、当初の予定よりも、ラッピング掲出期間が延長されていたが、4月28日の運行を以て、黄色い6000系としての運行を終了した。

そこで、今回は、黄色い6000系の惜別企画として、今年3月と4月に撮影した同編成の写真を2枚ご紹介したいと思います。

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所沢駅を通過する6157Fの試運転列車。(2016年3月21日撮影)

ダイヤ改正を目前の3月21日。6157Fを使用した試運転列車が運転された。6157Fの試運転は、3月18日頃より、小手指~池袋~和光市~池袋~和光市~池袋~小手指の順で運転されているようで、おそらく、この日も同じ行程だったものと思われる。

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急行飯能行きの運用に就く6157F。(2016年4月9日撮影)

多摩川線へ向かう101系253Fの甲種輸送が実施された4月9日。たまたま所沢陸橋で263F+253Fを撮影した直後、6157Fが池袋へ向かうのを目撃。当初予定していたラッピング終了時期を過ぎている為、いつ終了してもおかしくない状況だった事もあり、予定を変更して、折り返しの急行飯能行きを、秋津4号踏切で撮影してみた。

約1年間に及ぶラッピング期間。その間に、何度か同編成を撮影する事が出来たが、気付けば、東急線やメトロ線内では、一度も撮影しないまま終了してしまった。運行期間が約1年と長かった為に、つい油断してしまった。この事に関しては、私自身、とても後悔している。これからは、時間が有ると思わずに、積極的に撮りに行かなくては・・・反省。

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東武8000系 昭和30年代の標準色リバイバルカラーになった8577F

4月29日のお話です。

この日、浅草で鉄道模型市と言うイベントが、11時から開かれる事になっていた。昨年までは、浜松町の都立産業貿易センター浜松町館で開かれていたイベント。浜松町館の閉館により、今年から、同じく都立産業貿易センターの台東館で開かれる事になった。台東館の最寄り駅は浅草。普段、あまり行かない地域なので、ここへ行くだけではなく、どこかへ寄り道もしたくなる。ふと思い付いたのが、最近になって、昭和30年代の標準色を再現した、8000系車両が走り始めた東武亀戸線だった。

東武亀戸線は、総武線の亀戸駅から、東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の曳舟駅までを結ぶ3.4キロの路線。東京23区内を走りながら、全列車2両編成での運転と、ローカル色の濃い路線。昭和の東武鉄道の主力通勤車両である8000系車両が活躍する路線であるが、最盛期は600両以上あった8000系も、東京都内で見られるのは、今や、この亀戸線と大師線のみとなってしまった。そんな亀戸線に、3月23日から、昭和30年代の通勤車両に採用されていた、オレンジにイエローの帯を巻いたリバイバルカラーを纏った車両が走り始めた。このリバイバルカラーは、運用の都合上、西新井~大師前間の大師線も走るが、いずれも浅草からは近い場所。運良く走っていればの話ではあるが、このイベントに合わせて撮影出来れば、まさに一石二鳥である。

武蔵野線での583系の撮影を終えた私は、途中、何箇所か立ち寄りながら、中央快速線・総武線経由で亀戸へ。東武亀戸線は、日中、2編成で行き来しており、更に1編成が亀戸駅で昼寝している。この時点で、もし、リバイバルカラー車が昼寝していたら、計画はすべて水の泡。しかし、私の目に飛び込んで来たのは、曳舟行きとして停車しているリバイバルカラー車であった。これで走行写真が撮れる。そう思って安心していたら、目の前で出発してしまった。

まあ、動いている事が解れば問題ない。後続の曳舟行きに乗り込み、ちょうど中間地点となる東あずま駅へ。この東あずま駅では、上り列車と下り列車が並ぶのだが、私が乗車した曳舟行きの方がタイミング的に早く、先に出発して行った。そこで、構内踏切へ通じる通路上から、亀戸行きとして到着したリバイバルカラー車を撮影する事にした。

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東あずま駅に停車中のリバイバルカラー車8577F。

オレンジ色の車体にイエローの帯。当初、この車両の情報を目にした時は、かなり派手な感じに思えたが、実際にリバイバルカラーとなった8577Fを目にすると、意外と8000系に似合っていそうな感じに見えた。かつて、近くを走る京成線にも、ファイアーオレンジのカラーの車両が走っていた時期が有るが、あのカラーよりも、こちらの方が落ち着いている感じに見える。とは言え、これはあくまでも私の個人的な見解。

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