Ｅ２３３系青編成 臨時列車で河口湖へ

１８９系撮影の為、上野原を訪れた５月３日のお話です。

Ｍ５１編成充当の「かいじ１８６号」の撮影を終えた後、駐輪場で持参した脚立を椅子代わりにして休んでいると、突然、時刻表にも載っていない列車がやって来た。

上野原駅に到着した、Ｅ２３３系青６６４編成による臨時列車。

突然やって来たＥ２３３系。スマートフォンの駅すぱあとの時刻表でも出てこなかった列車。あわてて撮った為、シャッター速度を変えずに撮ってしまった事から、行先表示や列車番号表示がはっきりしないが、正面の行先表示は「臨時」だった。そして、編成番号を見ると、青６６４。つまり、普段は、青梅・五日市線の線内運用に従事している青編成である。近くにいた、撮り鉄さん達のお話によると、どうやら、臨時快速「山梨富士号」のスジを活用した、河口湖行きの臨時列車だそうで、立川～大月間は、各駅に停車するようである。ゴールデンウィークの多客対策として、急きょ設定されたのだろう。

そして夕方、富士急線内での撮影を終えて、大月まで戻って来た私は、大月駅で一番最初にやってくる上り列車が特急「かいじ」だった事から、八王子または立川まで、特急列車に乗るか乗らないかで迷っていた。実際に入って来た列車の混雑具合を見て決めようと思っていたところ、自由席を含め、かなりの乗車率だった事から、特急を使わず、普通列車で帰宅する事に決めた。では、次の普通列車は・・・と思って見てみると立川行き。念のため、スマートフォンの駅すぱあとで確認したところ、そんな列車は存在しない。

この時、私は、午前中、上野原で撮影した、Ｅ２３３系による臨時列車の存在を思い出した。きっと、この列車の折り返しだろう。そこで、私は、入線シーンを撮るべく、下りの３番線へ移動し、４番線に入線してくる立川行きを撮影する事にした。

大月駅４番線に進入するＥ２３３系青６６４編成の臨時立川行き。

１８時１７分頃、立川行きの臨時列車が、大月駅４番線に入線。Ｅ２３３系青６６４編成だった。まずは、進入シーンを撮る。そして・・・

大月駅に到着した青６６４編成。

列車番号９７７６Ｍ。行先表示は「臨時」。そして、ホーム上には、ここまで担当してきた富士急の車掌。Ｅ２３３系自体、富士急行線には、毎日入線しているが、中央快速線用の付属４両編成の為、青編成と富士急の乗務員の組み合わせは、通常では見られない。この組み合わせを撮った時点で、４番線へ移動し、停車していた青６６４編成の臨時列車に乗り込んだ。６両編成と言う事で、富士急線内は、停車駅が少ない事もあり、車内はガラガラだった。

青６６４編成車内のＬＣＤ表示。大月から先は、次駅もしっかり表示していた。

列車は、大月から先、各駅に停車。車内の表示も、定期列車と同様に、次駅の表示も出ているので、Ｅ２３３系の東京行きに乗車しているのと、全く同じ感覚だった。私は、この列車に八王子まで乗車した。八王子で下車する際、走り去る青６６４編成を見ると、正面・側面共に、行先表示は「立川」と表示されていた。どうやら、大月駅停車中に、表示を変えたようである。それなら、この列車に乗車せずに、発車まで見送れば、立川行きの表示で、大月駅を発車するシーンが撮れたのか。ちょっとだけ後悔した。