芝桜開花に合わせて運転 西武新宿~西武秩父間直通列車を撮影する
西武鉄道は、今年も、秩父羊山公園の芝桜の開花に合わせて、臨時列車を増発したり、定期列車を増結して対応した。
臨時列車の増発は、特急列車が中心で、特急以外の列車は、飯能~西武秩父間の各駅停車を2往復程度増発した。また、これまでは、池袋~飯能間の急行・準急の一部列車と、飯能~西武秩父間の各駅停車の一部列車を、直通運転化して対応していたが、飯能~西武秩父間のホーム有効長に合わせると、この直通列車は8両編成での運転に限られてしまう。しかし、3月26日に実施されたダイヤ改正により、池袋線の優等列車10両化が推進されたこともあり、今年は見送られた。
そんな中、注目すべき列車として、この春も運転されたのが、西武新宿~西武秩父間の直通列車である。西武新宿~所沢間は急行、所沢~西武秩父間は快速急行として運転される列車で、特急以外の優等列車で、所沢方面から直通する唯一の臨時列車となった。この列車には、新宿線所属の車両が運用されるが、池袋線系統の行先が表示される車両と言う事で、20000系と30000系に限定される。
この直通列車を、4月24日に撮影してみた。
芝桜開花に合わせて運転された、西武新宿発西武秩父行き直通列車。
まずは、往路の西武秩父行き。時間の都合上、小平~久米川間、東萩山小学校前での撮影である。この日、直通列車に使用されたのは、38115F。西武鉄道100年アニバーサリーフォトコンテストのラッピング電車が充当された。
フォトコンテストのラッピング電車は、池袋線・新宿線に1編成ずつ存在する。そうなると、池袋線のフォトコンテストのラッピング電車、38116Fと、どこかで並ばないかと言うのが気になるところ。38116Fは、昼頃の時点で、武蔵丘車両基地に、別のラッピング車となっている20151Fと合わせて停まっていると言う情報が流れて来た。では、折り返しの西武新宿行きを、武蔵丘車両基地内にいる38116Fと絡めて撮れないだろうか。14時過ぎ、飯能駅からの国際興業バスに乗り込み、飯能斎場で下車。ここから歩いて、武蔵丘車両基地が見渡せる陸橋へ行くと、6000系1編成と38116Fが停まっていた。しかも、38116Fは、何やら出庫準備が始まっている。この後、本線に出るようだが、その前に38115Fが通過してくれれば、何とか並びは撮れそう。そして・・・
出庫準備中の38116Fと、西武新宿へ向かう38115F。
手元の時計で14時54分、38115Fによる快速急行西武新宿行きが通過。やや強引ではあるが、38116Fとの並びを撮る事が出来た。
この後、再び、飯能斎場バス停から国際興業バスで飯能駅へ。そして、飯能駅から、次の目的地へ向かう為、池袋線の上り電車に乗車。車内でTwitterを見ていたら、なんと飯能駅で38115Fと38116Fが並んでいる写真が・・・あの後、38116Fが38115Fの後を追うように出庫したのだ。よく考えてみれば、38115Fが充当されていた、西武新宿行きの快速急行は、西武秩父~飯能間、定期列車のスジを活用している為、このまま38115Fが都心方面へ向かえば、所定の折り返し列車に使う車両が必要となる。その為に38116Fが出庫。
飯能駅で待つべきだった・・・
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