西武・電車フェスタ２０１６ｉｎ武蔵丘検修場 その３

では、前回に引き続きまして、６月５日に開催された、西武鉄道、武蔵丘検修場のイベントの模様をお送りしていきます。

メインステージで行われていた、立川真司さんのものまねステージを楽しんでいると、検修場からの２本目の臨時列車の改札締切時間が迫って来た。ものまねステージを途中で離脱して、臨時改札口へ移動。飯能行き臨時列車（飯能から急行池袋行き）を撮影する事にした。

臨時改札口付近で待つ事およそ１０分。１４時０８分頃、飯能行き臨時列車が、検修場を出発していった。

２本目の検修場発飯能行き（飯能から急行池袋行き）臨時列車。

臨時改札口１４時締切、２本目の飯能行き臨時列車に使用されたのは、池袋発の快速急行検修場行きに使用された、Ｌ‐Ｔｒａinこと９１０８Ｆだった。１本目の臨時列車同様、いったん停止したところを撮影した。

さあ、残り時間も１時間を切ってしまった。ここからは、会場内を駆け足で見物していく。

乗務員室見学用に展示された１０１０３Ｆのクハ１０７０３。

入場中の特急車両を使用した、乗務員室見学。今回は１０１０３Ｆの７号車、クハ１０７０３が大役を果たした。駅主催のツアー列車に使われる「小さな旅」のヘッドマークを掲出している点が良い。

入場中の２４６１Ｆ。

このあとは、この日一度も見ていなかった鉄道模型のコーナーへ移動する。例年同様、西武鉄道の沿線を再現したレイアウトによる運転実演や、現役車両から譲渡車両まで力作が多数展示されていたが、その中でも、私が注目したのは・・・

Ｎゲージレイアウトの片隅に留置されていた、小平市ラッピングトレイン「ぶるべー号」

昨年秋、私の地元、西武多摩湖線の１０１系２５９Ｆにラッピングを施した、小平市のラッピングトレイン「ぶるべー号」が見事に再現されていた。多摩湖線ユーザーとしては、見事に再現されたラッピング車両の模型に、暫し足を止めて見入ってしまった。

多摩湖線管理所謹製のモックアップも出張。

普段は西武遊園地駅等で展示されている、多摩湖線管理所謹製のモックアップも、武蔵丘検修場に出張していた。写真の１０１系低運車は、今年２月１４日に開催されたイベントに合わせてデビューしたもので、かつて、多摩湖線で活躍をしていた１０１系２２５Ｆをモデルにしている。ちなみに、この１０１系低運車のモックアップは、作者の方の拘りが随所に感じられる作品で、一部の計器類を交換する事により、ワンマン車仕様にも、池袋線時代仕様にもなる優れ物。この日は、池袋線仕様での展示のようだ。

さあ、ここまで見学してきたところで、時刻は１５時を迎えようとしていた。私は、臨時改札口１５時締切の飯能行き臨時列車で、会場を離れる事にする。１４時５５分頃、臨時改札口を入場し、臨時ホームへ。待ち構えていたのは、この車両だった。

飯能行き臨時列車３本目は６１１３Ｆ。

検修場内臨時ホームで待機していたのは、この日、元町・中華街発の快速急行Ｆライナー、検修場行きとして運転された６１１３Ｆ。既に発車時刻が迫っていた事もあり、車内は、かなり混雑していた。

臨時列車は、途中、何度か停車を繰り返し、１５時２０分、飯能駅に到着。これまでの２本は、このまま飯能駅から急行池袋行きとして運転されていたが、この列車は、飯能駅到着後、回送列車となり、池袋方面へは直通しない。飯能駅到着後、武蔵丘なのか、それとも小手指なのか、どちらへ回送されるかを、ホームの先端に立って確認する事に。

役目を終えて、回送される６１１３Ｆ。

１５時２８分頃の事、役目を終えた６１１３Ｆは、飯能駅を発車。右へ曲がって行った事から、そのまま、小手指車両基地へ回送されたものと思われる。

この撮影の後、夜の飲み会に向けて、所沢へ移動。集まった皆様と開いた飲み会では、西武鉄道ネタで盛り上がり、熱く長い１日が終わった。