9月1日は防災の日。
西武鉄道では、毎年防災の日の午前10時に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、午前10時には駅を通過している場合もある。その場合は、駅間で停止した後、3分間の徐行運転を行い、最寄りの駅で一旦停車をするので、日頃は優等列車が通過する駅に、優等列車が停車すると言うシーンを見る事も出来る。
私は、毎年、この模様を記録している。平日に重なった場合は、休暇を取って観察をしていたが、今年の9月1日は木曜日。と言う事で、夏季休暇として与えられる3日のうち、1日を、この9月1日に充てた。
さて、今年はどこへ観察に行くか。昨年は、新宿線の西武柳沢駅だったので、今年は池袋線にしようと時刻表を眺め、とある駅に狙いを定めていた。しかし、朝からの撮影の都合上、どうしても、その駅に行く事が出来なくなってしまった。では、代わりにどの駅で観察をするか。今回はぎりぎりまで迷った挙句、小川駅で観察する事にした。
観察場所は、同駅の3・4番ホームの拝島・国分寺方。訓練開始となる午前10時、小川駅には、こんな車両が停車していた。
防災の日。午前10時の訓練開始時に、小川駅に停車していたのは、国分寺線の2000系だった。
小川駅で午前10時を迎えたのは、御覧のように、国分寺線の東村山行きと国分寺行き。共に、10時00分に小川駅に到着。手元の時刻表によると、東村山行きは10時00分発。国分寺行きは10時01分発となっている。2分ほど、小川駅に停車した後、先に東村山行きが発車。約30秒後に、国分寺行きが発車。共に、徐行運転での出発だった。
国分寺行きが発車してから、およそ30秒後のこと。今度は、ホームの無い5番線(側線)に、こんな車両が入線してきた。
小川駅5番線に入線した。多摩湖線用101系257Fの回送列車。
玉川上水車両基地へ回送される101系257F。この回送列車、おそらく、萩山~小川間の駅間、高架区間の途中で、午前10時を迎え、緊急停車をしたのではないかと思う。しかし、乗客がのっていない回送列車と言う事からか、駅係員がホーム側に現れて、回送列車の乗務員と、やり取りすると言う事は無かった。
ところで、多摩湖線と言えば、のり面崩壊の影響で、運休区間が生じているが、のり面崩壊現場の復旧作業が順調に進み、9月6日初電から運転再開との情報が入って来た。沿線住民として、これは、とても嬉しいニュースである。
257Fの回送列車に続き、4番ホームには、所定10時04分発の拝島行きが、およそ3分遅れで到着。
小川駅に到着した、各停拝島行き5313列車。
午前10時を過ぎて、最初に小川駅に到着した拝島行き5313列車。この列車は、萩山駅で午前10時を迎えている。萩山駅発車後、3分間の徐行運転を経て、ここ小川駅に到着した。御覧のように、担当の運転士が、待機していた駅係員に、異常がない事を告げている。
5313列車に道を譲った後、257Fの回送列車も、玉川上水車両基地へ向けて出発。
拝島行き5313列車、そして、257Fの回送列車を見送ったところで、2016年の防災訓練の観察は終了と思い、カメラを仕舞いかけたところ、3番ホームに、国分寺線の国分寺行きが到着。
小川駅に到着した、国分寺線国分寺行き6656列車。
所定ダイヤでは、東村山駅を10時07分に発車する、国分寺行き6656列車。この列車が、午前10時を過ぎて、最初に東村山駅を発車する、国分寺線の上り列車と言う事で、この列車も、小川駅では、担当運転士から、駅係員への伝達が行われていた。この光景を撮り終えたところで、2016年の防災の日の訓練の観察を終了とした。この後、私は、拝島へ。木曜日と言う事で、あの列車を追いかける事にした。
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