E26系客車中央本線初入線!「信州カシオペアクルーズ」を撮影する
9月10日、午後のお話です。
北海道新幹線開業まで、上野~札幌間に運転されていた、寝台特急「カシオペア」に使用されていたE26系客車。「カシオペア」廃止後は、主にJR東日本管内を巡るクルーズトレインとして使用されているが、この度、E26系客車を使用した「信州カシオペアクルーズ」が、9月7日から10日にかけて、上野~松本・長野間に、常磐線・武蔵野線・中央本線・篠ノ井線経由で運転される事になった。
E26系客車にとっては、初となる中央本線への入線。この話を聞いた時から、私は、この列車に注目していた。流石に、初日の7日に関しては、平日の夕方、上野を出発すると言う事で、まともな撮影は出来ないが、幸いなことに、上野へ戻ってくる10日に関しては、日中の走行となり、立川周辺での撮影ならば、西武40000系の甲種輸送の撮影を終えてからでも、地元へ戻る際に、駆け付ける事が出来る。帰り道にさらっと撮る感覚で、撮影に出かける事にした。
しかし、40000系が一夜を過ごす事になる、横浜羽沢駅での撮影を終えたあたりから、体調が優れない。どうやら、熱中症の症状が出ているようだ。とりあえず、川崎駅から南武線の快速電車に乗り込み立川へ。水分補給をしながら、冷房の利いた車内で目を閉じて休んでいたが、立川に到着しても、あまり体調は戻らない。とりあえず、ホームのベンチに腰を下ろして、再び水分補給をする。ようやく、回復したので、立川駅南口から西武バスに乗り込み、多摩川の河川敷へ。現地に到着したのは、「信州カシオペアクルーズ」通過のおよそ15分前だったが、逆光になるにもかかわらず、河川敷には、数え切れないほどの撮り鉄さんが集まっていた。
とりあえず、人と人との間を縫うように撮影出来ればと思い、場所を探す。どうにか撮れそうな場所を見つけ、持参した踏み台に上がり、カメラを構える。先行列車で試し撮りして、何とか撮れそうだと確認。そして、更に待つことおよそ5分。EF64 37号機に牽引された、E26系客車が多摩川橋梁に差し掛かった。
EF64 37号機に牽引され、中央本線を行くE26系客車。
1999年のデビュー以来、東北・北海道方面への運行が中心だったE26系客車。まさか、中央本線でその姿を拝む日が来るとは・・・撮影しながらも、何か夢を見ているような感じだった。そして、E26系を牽引するEF64 37号機。中央本線では、日常的に見られたEF64の0番台車も、気付けば、この37号機を残すのみとなってしまった。EF64らしさと言う点を強調するには、この色よりは青の方が良いが、最後の1両となってしまっただけに、贅沢は言っていられない。逆光ではあるが、EF64の0番台最後の1両と、E26系客車の組み合わせが撮れた事は、とても嬉しかった。
この日は、撮影後、立川の模型店、キョーサンに立ち寄った後、早めに帰宅した。帰宅後は、翌日の撮影に備えて、ゆっくり休んだが、体調が元に戻ったのは、夜遅くなってからの事であった。
さて、EF64 37号機牽引で運転された「信州カシオペアクルーズ」ですが、実は、上野駅を出発した9月7日夕方も、どこかで見る事が出来ないかと模索していたところ、仕事帰りでも、国立付近で見る事が出来そうだと解り、西荻窪から国立へ。コンデジしか持っていませんが、「信州カシオペアクルーズ」撮影に参戦する事にしました。
国立駅に到着したのは、「信州カシオペアクルーズ」通過のおよそ15分ほど前の事。既に、国立駅のホームの先端には、多くの撮り鉄さん達が待機しており、私一人が入れる余裕はないと言う状況。しかも、この数日前に、豊田駅では、高崎車両センターの115系廃車回送を撮りに来た撮り鉄と駅係員とのトラブルが有ったばかりと言う事も有り、国立駅のホーム上には、駅係員によるロープが張られたり、JR東日本八王子支社の職員による警備も行われていましたが、どちらかと言うと、穏やかなムード。まあ、私も、記録程度に撮れればと言う気持ちで、ホームの中ほどからカメラを構える事に。このあたりだと、撮り鉄さんよりも、カシオペア通過を知り、一目見てみたいと言う一般客の方が多いような状況。そして、時刻は18時。茶色い機関車を先頭に、カシオペアが国立駅へ。
EF64 37号機に牽引され、国立駅を通過する「信州カシオペアクルーズ」
ホーム上の人達を警戒してか、ゆっくりと通過した「信州カシオペアクルーズ」。下りホームで電車を待っていた人たちも、突然やって来た見慣れない列車に驚いていると言う感じの人が多く見受けられた。
そして後追い。
振り向いて後追いもしてみたが、御覧のように、多くの人達が突然通過した豪華列車に注目していると言う感じ。この辺りだと、一般客がスマートフォンで撮影していると言う人が多かった。とりあえず、ホーム上の番線案内に「中央線」の文字が入っているので、「カシオペア」が中央線の駅を通過していると言う光景は撮る事が出来た。
撮影後は、いったん改札を出て再入場。国分寺経由で自宅に戻った。
なお、同様の列車は、9月17日から19日にも、クラブツーリズム社により、2泊3日コースで運転されましたが、こちらは、EF64 1001号機が牽引したそうです。
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コメント
こんにちは。
今更ながら、熱中症は水分に加え塩分も補給しないとダメですよ。
今回摂られた「水分」が何だったのかは知るところでないですが、ベターなのはスポーツドリンク。
ベストな『OS-1』はドラッグストアで簡単に手に入るので、東京圏の出先であれば駅前でそういう店を探すのが早いです。
私は熱中症になったことはないですが、別件で脱水症状になった際に『OS-1』を飲みました。効きましたよ〜。汗そのものの味がします。
投稿: ひみつ | 2016/09/24 02:32