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西武 40000系40101Fの甲種輸送を撮影する その2

9月11日のお話です。

西武鉄道の通勤車両としては、8年ぶりとなる新形式車40000系が、いよいよ西武線内にやってくる。前日に引き続き、この日も、朝から、40000系の甲種輸送の撮影に出かけた。

横浜羽沢駅を出発した40101Fは、8時50分、新秋津に到着する。しかし、新鶴見信号場から武蔵野線に入ると、多摩川を渡るまで、トンネルが続く為、撮影できる場所は少ない。更に西国分寺を過ぎるとトンネルが続く為、撮影できる場所は、新鶴見信号場付近か、多摩川橋梁~西国分寺間に限られてしまう。この日、天気予報では、曇りのち雨と言う予報。曇りならば・・・と言う事で向かった先は、多摩川の河川敷。西武多摩湖線・JR中央線・西武多摩川線と乗り継ぎ、是政へ。

駅から歩いておよそ10分。南武線・武蔵野線の鉄橋を潜り、撮影地に着くと、河川敷には、40000系の通過を待つ撮り鉄さん達が、ざっと数えても20人ぐらいいただろうか。しかし、集まった人たちは、線路の近くに集中しており、少し離れると、人は少なくなる。私は、機関車の後ろに連なる40000系をメインに撮ろうと、線路から離れた場所で待機する。

手元の時計で8時31分、川の対岸にEF65の姿を確認。府中本町駅付近の列車の影響か。ゆっくりと前に進んでいる。高ぶる気持ちを落ち着かせて、近付いてきたところで撮影を開始する。

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EF65 2074号機に牽引され、多摩川を渡る西武40000系40101F。

横浜羽沢からは、エスコート役がEF65 2074号機にチェンジ。2泊3日に亘り、JR線内を走って来た40000系。JRの線路上を走るのは、あと少しである。

さて、多摩川河川敷での撮影を終えたら、いつものように新秋津へ・・・となるのだが、この日は、40000系の第1編成の甲種輸送と言う事で、新秋津も見物人が多数駆け付けている事が予想できた。今すぐ行っても、混んでいたら、ろくに撮影出来ないと判断。そう言えば、まだ朝飯も食べていないし・・・

と言う事で、再び是政駅へ移動し、西武多摩川線で武蔵境へ。駅周辺で朝食を摂ってから、中央線・武蔵野線と乗り継いで新秋津へ。いつもの受渡線付近に到着したのは、10時10分頃の事であった。既に、263Fが連結され、更に、1~5号車と6~10号車と2回に分けて運ぶために、5号車と6号車の間の切り離しも終了していた。

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西武線内の牽引役、263Fと連結した40101F。

この状態だと、1~5号車の輸送の出発時刻も近い筈。昨年までの30000系の例でいけば、1~5号車は10時25分の出発となる。早速、出発信号機を見渡せる陸橋に行くと、既に出発信号機は青になっていた。私も、いつ出発しても良いように、撮影の準備に取り掛かる。そして・・・

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263Fに牽引され、40101Fの1~5号車が新秋津を出発。

10時25分、関係者が見守る中、40101Fの1~5号車が、263Fに牽引され新秋津を発車。小手指車両基地へと向かった。

40101Fの1~5号車が出ていくと、この場所も徐々に人が減り、落ち着いて撮影できるような環境になって来た。そこで、まずは、忘れてはいけない、こんな光景を撮る事に。

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新秋津に取り残された40101Fの6~10号車。

263Fだけでは、10両編成を一気に運べない為、西武線内は、1~5号車と6~10号車の2回に分けての輸送となる。その為、このように、5両だけ取り残されたかのような光景を撮る事が出来る。

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10号車側から残った5両を見渡す。

そして、40101Fを観察しようと、受渡線の周りを一周してみたが、季節柄、草が人の背丈ほどに成長しており、なかなか綺麗に撮れる場所がない。試行錯誤を繰り返し、なんとか、こんな感じで撮る事が出来たが、形式写真を撮るには、もう少し涼しくなってからの方が良さそうだ。この辺りは、第2編成となる、40102Fの時の宿題としよう。

この後、私は、ここでお会いした方達と共に、西武池袋線の秋津駅へ移動。6~10号車の輸送に備えて、再出庫してくる263Fの回送列車を撮る為に、小手指方面へ向かう事に。秋津駅11時44分発の飯能行きに乗車する。最初は、西所沢1号踏切も考えたが、車内から見てみると、既に撮り鉄さんが集まっていた。更に、小手指駅手前、西所沢8号踏切も、車内から確認するが、同じく人が多く、ここも断念。結局は、小手指駅のホーム上から撮影する事にした。

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残り5両の輸送に備えて、小手指車両基地から出庫して来た263F。

小手指駅のホーム先端で待つこと、およそ25分。12時25分頃になるが、小手指車両基地から263Fが出庫。ゆっくりと、小手指駅2番ホームに入線してきた。

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そして再び新秋津へ。

2番ホームに入線してきた263Fは、3分ほど停車した後、一路、新秋津に向けて走り去っていった。

この後、改札を出場し、小手指駅前のイトーヨーカドー2階にある「餃子の王将」で昼食。集まった人たちと、ちょっと気が早いが、40000系を祝して生ビールで乾杯。昼のビールがとても美味しかった。そして、ビールを呑んでしまったから、面倒になったと言う訳ではないのだが、40101Fの残り5両の輸送については、小手指駅のホーム上で駅撮りと言う形になった。

沿線の撮影地の混雑が激しいからと言うのが、小手指駅ホームでの撮影に決めた本当の理由なのだが、駅のホームも、かなりの人出で、ざっと数えても、上りホーム・下りホーム合わせて、撮り鉄さんの数は30人以上と言った感じ。とりあえず、上りホームに陣取り、40101Fの到着を待つ事に。

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小手指駅に進入する263F+40101F(6号車~10号車)

14時24分頃のこと。263Fに牽引された40101Fの6~10号車の5両が、小手指駅3番ホームに入線してきた。ちょうど3番ホームには、始発の元町・中華街行き快速急行Fライナーが入線しており、40101Fの入庫時の撮影に支障が有るのではと、一瞬冷りとしたが、Fライナーの出発の方が早かった。

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長旅を終えて、小手指車両基地へ。

私は停車時間を利用して、1・2番ホーム上を移動。ホームの中ほどまで来た辺りで、3番ホームに停車していた263F+40101Fが動き出したので、車両基地へ向けて走り去る40101Fを撮影した。

こうして、小手指車両基地に到着した40101Fは、後日、10両編成に組まれ、現在は、小手指車両基地内を、時々移動していると言う。試運転で本線上に顔を出すまでには、もう少し時間がかかる見込み。本線上を走るのが待ち遠しいが、この車両が走り出す事で、長年親しんできた2000系に、また廃車が発生する事になり、沿線在住のファンとしては、何とも複雑な気持ちである。

とりあえず、2000系の記録を進めながら、40000系が動くのを待つとするか・・・

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