西武多摩川線 101系247Fと249Fの甲種輸送を撮影する
10月22日から23日にかけてのお話です。
約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。2016年第4回目の甲種輸送が、10月22日から23日にかけて実施された。
今回の甲種輸送では、多摩川線から249Fが本線側に戻り、逆に、本線側からは247Fが送り込まれる事になっていた。多摩川線の甲種輸送は、弊ブログでも定期的にお伝えしている定番ネタであるが、今回は、1日目となる10月22日、そして2日目の10月23日共に、それぞれ予定が重なってしまっていた為、全行程密着と言う訳にはいかず、部分的な撮影となった。
まずは、10月22日。多摩川線に向かう247Fを撮影する事になるが、この日は午後から予定が入っていた為、撮影できるのは、所沢~新秋津間のみとなっていた。いつもなら、所沢駅で出発前の様子を撮った後、所沢陸橋へ・・・と言う流れなのだが、直前まで、多摩湖線で代走中の2533Fを撮影していた為、発車時刻までに所沢に向かう事が出来ず、青梅街道駅~新小平駅の徒歩連絡を経て、武蔵野線で一気に新秋津へ向かい、新秋津駅付近で、263F+247Fを出迎える事にした。秋津神社付近の連絡線を見渡せる公道へ向かい、263F+247Fの通過を待つ事にした。
現地到着からおよそ10分。12時10分頃になるが、263F+247Fがやって来た。
新秋津へ向かう263F+247F。
武蔵野線への連絡線を行く263F+247F。この時は、いつもと変わらぬ光景を、何も知らずに撮っていたが、後でTwitterを見てみると、前日の上り終電後に、小手指車両基地から所沢駅へ送り込まれている筈が、何らかのトラブルが原因で、小手指から所沢への送り込みが、当日の午前中に行われたとのこと。いつもと同じように、所沢で一夜を明かしているものと思っていただけに、全く疑いもしなかったが、しっかり調べておけば、そんな光景も撮れたかもしれない。チェックを怠ってはいけないと言う事を、改めて実感した出来事であった。
この後、いつもの甲種輸送の時と同じく、受渡線が見渡せる陸橋へ移動する。
新秋津に到着した247F。EF65との連結作業を待つ。
まずは、陸橋上から247Fを撮影してみる。ちょうど、西武鉄道の作業員さんが、247Fの近くに集まりつつあり、まもなく、JRの機関車が連結されるだろうと察した。そして・・・
247Fに近付いて行く、EF65 2090号機。
12時28分、JR線内、八王子までの牽引を担当する、EF65 2090号機が、ゆっくりと247Fに近付いて行った。機関車の誘導員ステップに、西武鉄道の職員が乗っている。これも、甲種輸送らしい光景である。
247Fと連結。
EF65 2090号機と247Fとの連結作業まで観察したところで、この日の甲種輸送の観察は終了。午後の予定に備えて、秋津駅から目的地へ向かった。
翌日。今度は、多摩川線から249Fが戻ってくる。まずは、JR線内の撮影からスタート。
249Fは、現役の新101系の中では、唯一、ベンチレーターが1個も撤去されていない編成であり、更に、武蔵境自動車教習所の広告ラッピング編成となっている。この広告契約が、10月31日までとなっており、同じく、武蔵境自動車教習所の広告ラッピング編成となっていた241Fは、10月19日夜に、多摩川線を利用した時点で、広告ラッピングが剥がされており、この編成に関しても、まもなく広告ラッピングが剥がされるだろう。となると、ラッピング車であり、尚且つ、ベンチレーターも全て残されていると言うのが解る場所で撮りたい。そう考えた末に思い付いたのが、立川~日野間の残堀川橋梁を俯瞰できる場所。やや障害物が目立つが、ラッピングと屋根上を写すには、ここ以外の場所が思い付かなかった。
3月のダイヤ改正より、八王子から新秋津に向かうスジが変更になり、八王子発が10時17分と、約20分ほど遅くなった。振り返ってみれば、3月のダイヤ改正以降、多摩川線から本線へ戻る甲種輸送を、撮影しておらず、今回、ようやく、時刻変更に気付いた。
10時28分頃のこと。新秋津へ向かう249Fの甲種輸送が、残堀川橋梁に差し掛かった。
EF65 2094号機に牽引され、新秋津へ向かう249F。
この日、八王子から249Fを牽引して来たのは、白ナンバーのEF65 2094号機。障害物がやや目立つものの、中間車2両の広告ラッピング、そして、249F各車両屋根上のベンチレーターも、どうにか解るように写ってくれた。
この後、多摩湖線沿線へ戻り、前日同様、代走運用に就いていた2533Fを撮影した。そして、昼食休憩の後、所沢へ。
所沢駅6番線に停車中の263F+249F。
13時40分頃、所沢駅に到着。早速5番ホームへ向かうと、6263F+249Fは、既に所沢駅6番線に到着していた。まずは、停車中の263F+249Fを撮影する。そして、13時44分発の飯能行きに乗り込み、小手指へ移動。駅から徒歩約7分。西所沢8号踏切で、263F+249Fの通過を待つ事にした。
小手指へ向かう263F+249F。
14時03分頃のこと。263F+249Fが、西所沢8号踏切付近に、ゆっくりと近付いてきた。背後からは、小手指駅14時03分発の急行池袋行き2146列車が迫って来ており、気持ちが焦ってしまったのか、やや手前でシャッターを切ってしまった。
後追い。なんとか2146列車を交わせた。
2146列車の接近で、冷やっとしたが、263F+249Fの速度がかなり遅かった事も有り、2146列車が通過してからでも、後追いは充分撮る事が出来た。
この後、別ネタの撮影に向かった為、この日も、多摩川線の甲種輸送の撮影は、この西所沢8号踏切での撮影を以て終了と言う事になった。別の記事でも触れているように、多摩湖線で車両不足が発生している事から、牽引役の263Fは、小手指車両基地到着後、甲種牽引の任務を解かれ、早めに玉川上水車両基地へ戻された。そして、翌24日夕方から、多摩湖線の運用に復帰した。一方の249Fについては、10月26日の夜、玉川上水車両基地へ回送された。この時点で、自動車教習所のラッピング広告が掲出されていましたが、その後、多摩湖線の運用に復帰していない事から、武蔵境自動車教習所のラッピング広告が貼られたままの249Fが、多摩湖線の運用に就く可能性は、極めて低そうである。
249Fの多摩湖線での運用復帰は、11月1日以降かな?
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