快速「SLレトロみなかみ号」を撮影する
では、ここで1ヶ月ほど前に遡ります。12月10日午後のお話です。
115系と107系の撮影の為、高崎周辺を回っていた私。この日は、上越線の高崎~水上間で、SL列車「SLレトロみなかみ号」も運転されていた。列車名に「レトロ」が加わっているように、この日の客車は旧型客車。SLと旧型客車の組み合わせは、やっぱり撮っておきたい。季節柄、暗くなるのが早いから、撮るとなれば、出来るだけ水上に近いほうが良い。でも、水上は雪が降っていると言うし・・・
と言う事で、思い付いたのが沼田駅。2008年11月、EF55の試運転を撮影した、沼田駅近くの踏切付近なら、煙も期待できるだろう。高崎駅14時35分発の水上行きに乗り込む。列車は、115系の6両編成。前3両は混み合っていたが、後3両は、発車直前でも空いており、沼田までボックス席を独り占めする事が出来た。
15時22分、沼田駅に到着する。晴れていた高崎市内とは異なり、曇り気味の天気。しかも、時々、小雪が舞う状況。「SLレトロみなかみ号」が来るまで、まだ時間が30分も有る事から、駅の待合室で15分ほど休憩してから、撮影地へ行く事にした。
15時37分、待合室を出て撮影地へ。歩いて3分ほどで到達できたが、当初想定していた場所は、8年の歳月がたった今、近寄れなくなっていた。そこで、踏切を渡って上り線側の側道へ。ここでSL列車を待つ事にする。
15時52分、汽笛と共に、「SLレトロみなかみ号」が沼田駅を発車。近付いていたところで撮影開始。
C61 20号機が旧型客車4両を牽引する、「SLレトロみなかみ号」。C61には、今回も特製のヘッドマークが掲出されたが、冬場の運転と言う事で、冬の谷川岳をモチーフにしているようだが、かつて、JR東海に在籍したジョイフルトレイン「ユーロライナー」のヘッドマークにも似ていると思ったのは、私だけだろうか。そして、後ろに連なる旧型客車の屋根に雪が積もっているのが確認できる。水上駅停車中に降り積もったのだろう。
この後、私は沼田駅に戻り、後続の高崎行き列車で追跡を開始する。乗車したのは、先程、沼田駅まで乗って来た水上行きが折り返してくるので、115系の6両編成だ。列車でSLを撮影に来た人には撤収列車となる列車で、10年ぐらい前は3両編成だったから、とても混雑して大変だったが、今は6両編成での運転なので、とても有り難い。今回も無事に座る事が出来た。
列車は、渋川駅で「SLレトロみなかみ号」を追い越す。私は、そのまま高崎行きの普通列車で先行し、新前橋へ。ここで、再び「SLレトロみなかみ号」を撮影する。
新前橋駅に到着した「SLレトロみなかみ号」。ここまでは、まず旧型客車を撮影する。
16時55分、「SLレトロみなかみ号」が新前橋駅2番線に到着した。ここで、この列車は6分間停車するので、沼田では撮れなかった、旧型客車から撮影する。このところ、客車列車を撮影しても、最後尾のテールランプではなく、赤い反射板を使っている事が有るが、今回はしっかりテールランプを使用。赤いテールランプが哀愁を感じさせ、とても良い感じだ。
17時01分、新前橋駅を発車。終着、高崎まではあと少し。
客車を撮影した後、先頭の機関車の近くへ。17時01分、「SLレトロみなかみ号」は、終着高崎駅へ向けて、力強く、新前橋駅を発車していった。
撮影終了後、後続の高崎行きに乗り込み、高崎駅へ。駅に隣接したアパホテルにチェックインした後、この日開催されていた、下仁田ネギを食べる会に参加。下仁田ネギがたっぷり入った鍋が、空っ風で冷え切った体には、とても有り難かった。
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