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西武多摩川線 101系249Fと241Fの甲種輸送を撮影する

私事で恐縮ですが、1月31日夜から発熱が有り、翌日、病院へ行きましたところ、インフルエンザA型と診断されてしまいました。本業が多忙となる2月に入りましたが、いきなりの体調ダウンで、現在は自宅で静養しています。体調は、だいぶ良くなってきましたが、暫くは外出を控える事となりそうです。

では、1月21日から22日にかけてのお話です。

およそ3ヶ月に一度実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。2017年第1回目の甲種輸送が、1月21日から22日にかけて実施された。今回の甲種輸送では、241Fが多摩川線から戻り、逆に、多摩川線へは、249Fが送り込まれる事になっていた。

1月21日。多摩川線に向かう249Fを撮影する事に。まずは西武線内の撮影と言う事で、定番ポイントである、所沢陸橋へ向かう。

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263Fに牽引され、新秋津へ向かう249F。

手元の時計で12時03分頃のこと。263Fに牽引された249Fが、所沢陸橋付近を通過した。今回、多摩川線に送り込まれる249Fは、現役の101系の中で、唯一、ベンチレーターが1か所も撤去されずに残されている編成。この写真からも、各車両、屋根上のベンチレーターがお解りいただけるかと思う。

この後、いったん所沢駅付近まで移動し昼食。そして、別ネタを撮影した後、新座貨物ターミナルへ向かう249F甲種の撮影に臨む。所沢駅東口から志木駅南口行きの西武バスに乗り込み、和田安松で下車。武蔵野線の線路沿いの道を、新秋津方向に進んだ有名撮影地で、249Fの甲種輸送を出迎える事にした。

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ホキ10000を連結した配6794列車。

現地到着から、およそ10分後のこと。背後から上りの配給列車である配6794列車がやって来た。熊谷貨物ターミナルから東京貨物ターミナルへ向かう列車で、ほぼ毎日運転されているが、JR貨物の川崎車両所で検査を行った貨車の試運転用に設定されている列車なので、日によって編成もバラバラ。この日は、御覧のように、太平洋セメント所有の石炭輸送用貨車、ホキ10000形が4両も連結されていた。

配給列車通過から、およそ8分後のこと。249Fの甲種輸送がやって来た。

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EF65 2074号機に牽引され、武蔵野線内を行く西武101系249F。

この日、249Fを八王子まで牽引したのは、EF65 2074号機。西武鉄道関連の甲種輸送で、過去に、この2074号機に当たった事がないかなあと調べてみたところ、2016年9月11日、40101Fの甲種輸送を担当していた。私自身は、その時以来の撮影である。

この後、徒歩で東所沢駅へ移動する。当初は、同駅の上りホームの先端で、新座貨物ターミナルから折り返してくる甲種を撮る予定だったが、この時期、この場所で撮影すると、側面に陽が当らないので、ここでの撮影は断念し、新秋津へ向かう事にした。しかし、新秋津も既に人がいっぱい。そこで、ここでの撮影は、記録程度に留める事に。まずは、下りホームの先端から、進入シーンを狙ってみたが、あまり上手く撮れなかった。しかし、中線に入線してきた甲種は、機関車が橋上駅舎の真下まで行くことなく、手前で停まってくれたので、ホーム上からでも、編成全体が綺麗に撮れる状態だった。そこで、上りホームに移動し、新秋津駅に停車中の様子を撮影する事に。

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新秋津駅に停車中のEF65 2074+249F。

撮影後、すぐに入線してきた武蔵野線の府中本町行き上り列車に乗り込み、先行する。最後は、光線状態のよい場所で、甲種を撮りたい。しかし、この日は、横浜線で、E491系「East i-E」の検測が有り、「East i-E」の八王子出発時刻と、249F甲種の到着時刻が2分程度の違いの為、もしかしたら並ぶ可能性もある。しかし、この並びは、以前も撮影した事があるので、ここは、順光で撮れる場所を優先したい。そこで思い付いたのが、豊田駅手前のカーブ。そこで、西国分寺から中央線の下り電車に乗り込み、豊田へ。車内から観察すると、この時点では、まだ誰も待機していなかった。豊田駅から歩くことおよそ10分。狙っていたポイントに着くと、車内で見た時と同様、先客はなし。本当は、もう少し東京方へ行きたいのだが、そこまで行くと、脚立が必要なので、ここで我慢する。

待つ事およそ20分。EF65 2074号機に牽引された249Fがやって来た。

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日野~豊田間を行く、EF65 2074+249F。

多少影は入ったが、最後の最後で、良好な光線状態の中を行く、EF65 2074+249Fを撮る事が出来た。

この後、カメラを片付けて、豊田駅へ向けて歩いていると、背後から機関車の汽笛が・・・ なんと、JR東日本所有のEF64 1053号機の単機回送だった。実は、撮影地に後から来た方達が、何やら、この後も違うネタが通るらしく、少々違う場所で撮るような話をされていたのが聞こえていたのだが、私には、何を狙うのかまで解らなかった。その人たちは、おそらく、これを待っていたのだろう。う~ん、あと10分、留まるべきだった。

最後の最後で、凄く損をしたような気分になった私。ここまで来たから、あと一駅、八王子まで足を伸ばしてみよう。豊田駅から、下り電車に乗り込み八王子へ。すると・・・

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豊田駅への徒歩移動の際に目撃したEF64 1053号機を、八王子で撮影する事が出来た。

先程、徒歩移動中に遭遇したEF64 1053号機が、八王子駅に停車していた。まだまだ多くの車両が残っているように思えるEF64の1000番台車だが、JR貨物所属機は、殆どが「牛乳パック」とも呼ばれる更新機カラー。その点、JR東日本所属機は、国鉄色が殆ど。更に、この1053号機は、電車牽引をしない為、登場時に近いイメージの車両。ここで追いついた事に感謝しつつ撮影した。

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249Fは、HD300とつながった状態で留置。

さて、249Fの方はと言うと、御覧のように、八王子駅構内の入換担当であるHD300-8号機とつながった状態で、いつもの留置線に押し込まれていた。

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役目を終えたEF65 2074号機。

そして、八王子までの牽引を担当した、EF65 2074号機は、御覧の位置で待機中。このまま新鶴見へ単機で戻ると言う事なのだろう。多摩川線甲種輸送1日目の撮影は、この撮影を以て終了とした。

翌1月22日。今度は、多摩川線から241Fが戻ってくる。まずは、八王子から新秋津へ向かう241Fを撮るべく、9時30分頃、自宅を出発。向かった先は、国立駅から5分ほど歩いたところにある線路沿いの階段付近。もう何度も撮影しているお馴染みの場所である。今回も、このフェンスの隙間からカメラを構える事に。

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EF65 2080号機に牽引され、新秋津に向かう241F。

手元の時計で10時34分頃のこと。EF65 2080号機に牽引された241Fの甲種輸送が、ゆっくりと通過していった。実は、この直前、背後から中央特快がやって来たので、被られるだろうと、一度は諦めかけたのだが、甲種のスピードが、かなり遅かった事もあって、被られることなく撮影する事が出来た。

この後、西武線内の撮影へと移るが、新秋津の発車は、いつも通りならば13時頃となる為、まだ2時間ほど時間が有った。この日は、引退が近いと言われていた2000系の2005Fが運用に就いていた事から、こちらの撮影を優先。そして、撮影後、所沢へ移動し、12時40分頃所沢駅に到着。徒歩で、所沢陸橋近くの線路沿いの道へ向かい、263F+241Fの通過を待ったが、いつもの時間になっても現れない。改めて、Twitterを見てみると、いつもより20分ほど早く通過してしまったとのこと。つまり、私が所沢駅から歩いている間に行ってしまった事になる。では、所沢駅に戻れば、停まっているのではないか。急いで、所沢駅に向かったが、既に出発した後であった。実は、この日、40000系の試運転が、所沢~飯能間で実施されており、それに伴う時刻変更だった模様。241Fの甲種輸送の撮影は、なんとも呆気ない幕切れを迎えてしまった。

本線側い戻って来た241Fは、22日夜、いったん、南入曽車両基地へ戻ったが、その後、武蔵丘検修場へ入場したため、まだ多摩湖線の運用には就いていない。一方の263Fは、1月26日の夜、多摩湖線の運用に復帰しているのを確認。多摩湖線の予備車なしの状態は解消された。

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