西武秩父発 臨時「パレオエクスプレス」を撮影する
では、引き続き3月25日のお話です。
西武鉄道と秩父鉄道は、3月25日と26日の2日間、共同イベントとして、SL列車「パレオエクスプレス」を、西武秩父~三峰口間で運転した。西武秩父駅への「パレオエクスプレス」の乗り入れは、昨年5月28日に初めて実施され、その後も7月20日、8月27日、そして、今年の1月7日と8日に実施されており、この日が通算6回目の入線となる。
これまでの実績通り、「パレオエクスプレス」は、早朝、広瀬川原車両基地を出発。9時20分頃秩父駅に到着し、ここで1時間半ほど停車。その後、いったん影森駅まで回送された後、11時30分頃、西武秩父駅に入線する。この日は、10時頃まで横瀬にいたため、「パレオエクスプレス」の回送列車を撮るのは、秩父~影森間に限定されてしまう。とりあえず、西武秩父駅から秩父駅方向に歩いて移動。秩父No4踏切付近で待機。「パレオエクスプレス」の回送列車の通過を待った。
秩父~御花畑間を行く、「SLパレオエクスプレス」の回送列車。
手元の時計で11時01分頃のこと。「SLパレオエクスプレス」の回送列車が、ゆっくりと通過していった。西武秩父駅入線に際しては、機回しの関係から、最後尾に電気機関車を連結している。気になって後追いも狙ってみると・・・
御供のデキは、客車と同じカラーのデキ201。
今年1月の運転時は、黄色と茶帯の旧秩父鉄道カラーを纏ったデキ502が、御供となっていたが、今回は、普段から広瀬川原車両基地~熊谷間の回送列車の牽引を担当している、デキ201が務める事となっていた。デキ201は、御覧のように、客車と同じカラーを纏っている為、編成としては、綺麗にまとまっている。
この後、徒歩で西武秩父駅へ。「秩父フリーきっぷ」を使っているので、そのまま改札内に入り、駅構内から「SLパレオエクスプレス」を撮影する。まだ、影森からの回送列車が入線していなかったので、私は、跨線橋の窓から、入線シーンを撮る事にした。
デキ201に牽引され、西武秩父駅2番ホームに入線する「パレオエクスプレス」。
手元の時計で11時28分頃、デキ201に牽引された「パレオエクスプレス」が、西武秩父駅2番ホームに入線してきた。
この日、元町・中華街からの「S-TRAIN1号」の出発式や、西武秩父駅での到着イベントにも参加した、鉄道タレントの木村裕子さんが、この列車にも乗車され、出発前の僅かな時間を利用して、C58の前で、記念撮影会が行われると言うので、私もC58の前へ。
出発前の僅かな時間を利用して行われた撮影会。
木村裕子さん、西武鉄道のイメージキャラクターである、レイル君とスマイルちゃん、更に秩父市のイメージキャラクターである、ポテくま君まで登場した撮影会は、短い時間ではあったが、大いに盛り上がった。
さて、撮影会に夢中になり過ぎて、気付くのが遅くなってしまったが・・・
C58と「プラチナエクスプレス秩父Ver」が並んだ!
特急ホームに入線していた、西武秩父駅12時25分発の「ちちぶ26号」には、「秩父祭の屋台行事と神楽」のユネスコ無形文化遺産登録を記念して運行を開始した、ラッピング電車「プラチナエクスプレス秩父Ver」が充当されており、御覧のような並びを押える事が出来た。実は、ダイヤ改正当日と言う事もあり、40000系「S-TRAIN」と、「パレオエクスプレス」の並びも、少しだけ期待したのだが、残念ながら、横瀬~西武秩父間に、臨時回送列車を1往復設定すると言うようなこともなく、偶然とは言え、「ちちぶ26号」が「プラチナエクスプレス秩父Ver」で運転された事は、とても嬉しかった。
西武秩父駅を発車。三峰口へ。
そして、12時19分。臨時「パレオエクスプレス」は、西武秩父駅を発車。三峰口へ向かった。
この後、私は駅周辺で昼食を摂った後、前の記事で触れた「さくら号」のヘッドマークを掲出した急行列車を撮影。その後、三峰口から戻ってくる「パレオエクスプレス」を撮影する事に。臨時「パレオエクスプレス」は、秩父止まりであるが、乗客を下ろすと、そのまま広瀬川原まで回送される。そこで、今回は、回送区間で撮ろうと思い、まずは和銅黒谷へ向かった。和銅黒谷を選択した理由は、貨物列車が運転されていれば、合わせて撮りたいと思ったから。移動中の車内から、武州原谷駅を眺めてみると、機関車の姿は無く、貨車のみが留置されていると言う状態。どうやら貨物列車は運休のようだ。そこで、和銅黒谷での撮影は諦めて、一駅手前、大野原へ戻る事に。こう言う時、秩父鉄道の野上~三峰口間も乗り降り自由となる「秩父フリーきっぷ」は有り難い。
大野原駅で下車した私は、以前から気になっていた踏切へ。ここで「パレオエクスプレス」の回送列車を待つ。
広瀬川原へ回送される「パレオエクスプレス」編成。
手元の時計で、14時42分、「パレオエクスプレス」の回送列車が、この踏切を通過した。
後追いは順光。
SL側は逆光気味であるが、御覧のように、後追いは順光。デキ201も綺麗に撮れた。
この撮影を以て、臨時「パレオエクスプレス」の撮影は終了。徒歩で大野原駅へ戻り、電車で秩父方面へ向かった。
なんとなく定着してきた感のある「パレオエクスプレス」の西武秩父駅入線。次回は、5月27日に実施されるとのこと。しかも、次回は、皆野町の彩の国ふれあい牧場で開催される「天空のポピー2017」に合わせて、上り列車は、長瀞まで乗車が可能となる。秩父止まりと言うのが、やや中途半端な感じがしただけに、長瀞まで乗車可能と言うパターンが定着すると良いのだが・・・
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