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近江鉄道822F 赤電撮影会に参加する 前編

お待たせいたしました。それでは、5月21日に彦根で開催された、近江鉄道822F赤電撮影会の模様をお伝えしたいと思います。

前の記事で触れたように、撮影会前に、旧西武3000系を見に、高宮まで往復して来た私。彦根に戻って来た後、早めの昼食を摂ってから、駅近くの線路沿いの道で、列車2本を撮影。そして、撮影会の集合場所である、近江鉄道ミュージアムへと向かった。ミュージアムの前には、既に参加者が集まっており、見覚えのあるお顔が多数集まっていた。早速、参加費用を支払い受付を済ませる。そして、準備が整い、撮影会の会場へ。撮影会は、15名ずつ2班に分かれて行われ、私は運よく、1班に入れていただき、早速822Fの前に立つ事が出来た。

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820系822Fを限りなく西武鉄道時代に再現した姿で、撮影会開始。

この日の主役である822Fは、西武鉄道401系の更に前身である411系としてデビューした時の姿に、限りなく近い姿に復元した状態で、私達の前に現れた。隣には、同じく元401系であり、現在は主にビール列車等に使用されている、800系807Fが留置されているが、前面の形状が変更されている事もあり、とても同じ形式だったとは思えない並びである。

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急行狭山スキー場

・四隅の面取りの復元。
・LED行先表示器隠し。
・電気連結器の取付。
・ワイパーを旧式のものに交換。
・塗り分けにRを追加。
・グレーのHゴムを再現。

限りなく411系デビュー当時の姿に再現されていた。更に、昭和34年に開業した狭山スキー場への足として、池袋~狭山湖(現:西武球場前)間に運転されていた急行「狭山スキー場号」に掲出されていたヘッドマークも再現。411系は、昭和39年デビューであるが、実際に、このヘッドマークを付けて走っていた事もあるそうで、当日参加された方の中には、この当時の事をよく覚えていらっしゃる方もいて、とても懐かしそうに、822Fを見つめていた。

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ヘッドマークが外された状態も撮影。

この後、第2班と交代する為、いったん、ミュージアムの資料館へ引き上げる。

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西武時代の社紋・車番を再現。

資料館へ向かう際、822Fの横を通ると、西武時代の社紋、そして車番も、赤電時代のクモハ426となっているのを確認。カメラを向けた。

一時間ほど資料館で休憩した後、再び撮影会会場へ。822Fは、グレーのHゴムが外され、黒Hゴム仕様に戻され、更に乗務員室内に方向幕が設置された姿が再現されていた。

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急行池袋行き。

まずは急行池袋行き。種別板は、もちろん旧式の小型のもの。

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準急豊島園行き。

準急豊島園行きは、実際に池袋~豊島園間で1988年まで平日の朝、運転されていた。当時は、車両数も少なく、朝ラッシュ時に池袋駅に到着した車両を、急いで送り込んで、再び上り列車に運用する為の苦肉の策と言える運用で、途中停車駅は練馬のみと言うもの。

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急行狭山湖行き。

続けて急行狭山湖行き。もちろん、「狭山スキー場」のヘッドマークを掲出。新宿線の通称「ゴルフ急行」と同様、2両編成で、池袋~狭山湖間を走っていたとのこと。2両編成で走る姿を見てみたかった。

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急行本川越行き。

「狭山スキー場」号に続いて、今度は新宿線の急行本川越行き。411系2両編成と言う事で、まさに、休日の早朝に運転されていた通称『ゴルフ急行」そのもの。

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急行拝島・多摩湖行き。

拝島・多摩湖行き。私が子供の頃は、西武遊園地駅ではなく、多摩湖駅でした。その頃は、拝島線の東大和市駅も青梅橋駅だったなぁ・・・

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準急西武新宿行き。

小型の旧種別板による準急西武新宿行き。この頃の種別板だと、よく見ないと急行と準急、どちらも赤なので、間違えてしまいそう。

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萩山行き。

昨年8月に引っ越してからは、自宅から最も近い駅が八坂に変わったが、それでも萩山駅には地元の駅としての思いが強く、このような撮影会で、「萩山」の幕が出ると、何となく嬉しくなる。萩山行きだけは、種別板なしが一番似合うと思うのは、私だけだろうか。

後編へと続きます。

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