高崎車両センター115系 T1030編成とT1044編成が廃車回送される
ゴールデンウィーク中の新潟遠征記の執筆中でしたが、大変残念なニュースが飛び込んできましたので、本日は、この話題に触れておきたいと思います。
5月31日夕方、何気なくTwitterを眺めていると、高崎車両センターに所属する115系のうち、3両編成のT1030編成とT1044編成が、EF64 1030号機に牽引され、長野総合車両センターへ帰らぬ旅に出てしまったとの書き込みを見つけた。
高崎駅に停車中のT1030編成。(2016年6月4日撮影)
T1030編成は、弊ブログ2007年4月11日付記事でも触れているように、今から20年前、1997年9月30日、長野新幹線(北陸新幹線)の開業に伴い廃線となった、信越本線の横川~軽井沢間を、最後に通った上り普通列車に使用された車両。高崎到着後、長野には戻れない為、当時の新前橋電車区(現:高崎車両センター)へ転属扱いとなった。
クモハの1500番台車は先頭車改造の証。(2016年6月4日撮影)
高崎車両センターでは、唯一の先頭車改造車であるクモハ115の1500番台車を連結していると言う点でも、大きな特徴となっていがが、この度、残念ながら廃車となってしまった。
一方のT1044編成はと言うと・・・
上越線を行くT1044編成。(2009年9月13日撮影)
高崎車両センターに所属していた4両編成の115系としては、2編成だけ存在した、クモハ先頭、サハ115を連結したタイプで、入場等で3両編成に不足が生じた時には、サハ115を外して、3両編成で運用に就くなど、柔軟に対応していた車両だった。しかし、同編成に連結されていた、サハ115-1007は、2016年12月19日、同じタイプの4両編成だったT1159編成に挟まれる形で、長野総合車両センターへ廃車回送されており、以後、3両編成の一員として運用に就いていたが、この度、T1030編成と共に廃車となった。
3両編成で運用に就くT1044編成。(2015年3月28日撮影)
115系の廃車回送は、4両編成が消滅した後、しばらく途絶えていたが、ついに3両編成にも廃車が発生した事で、いよいよ、高崎車両センターに所属する115系にも、終焉が迫って来たと言える。これまでに、何度も115系を撮って来ているのだが、廃車が発生する度に、もっと撮っておけば良かったと、いつも考えてしまう。あと、どれだけ115系を撮る事が出来るだろうか。来月からは115系にも、ラッピングを施した電車が走り出すと言う事だし、また、高崎に行かなくては・・・
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