西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する
では、ここで順番を入れ替えまして、7月8日のお話です。
約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。今年3回目となる甲種輸送が、7月8日から9日にかけて実施された。
今回の甲種輸送は、多摩川線へ245Fが送り込まれ、逆に、多摩川線からは、251Fが戻ってくる事になっていた。多摩川線へ送り込む245Fは、6月8日頃より、中間車2両に武蔵境自動車教習所の広告が貼られ、そのままの姿で、多摩湖線の運用に就いていた。この時点で、甲種輸送まで1ヶ月近くあるが、この編成が、多摩川線へ送り込まれる事が一目で解った。
武蔵境自動車教習所の広告を貼ったまま、多摩湖線の運用に就く245F。(2017年6月17日撮影)
そこで、245Fが、武蔵境自動車教習所の広告を貼った状態で、多摩湖線を走る姿を記録しておこうと思い、6月17日に撮影してみた。まずは、萩山駅近くの萩山1号踏切から、萩山駅に進入する245Fを撮影してみた。直前になって、拝島線の下り列車が通過する事をすっかり忘れていて、一瞬焦ってしまったが、被られることなく、撮影する事が出来た。
武蔵大和駅に進入する245F。(2017年6月17日撮影)
結局、この日は、その後の予定もあり、撮影したのは、萩山1号踏切と武蔵大和駅の2か所のみではあったが、ラッピング車が多摩湖線を走ると言う記録は出来たと、個人的には満足している。
そして3週間後。7月8日、多摩川線の甲種輸送当日を迎える。多摩川線へ向かう245Fは、前日の終電後、263Fに牽引され、所沢駅まで移動していた。そして、12時に所沢駅を出発し、新秋津へ向かうので、それに間に合うように、所沢陸橋へ向かい、撮影しようと計画していた。
しかし、私の不手際で、家を出る時間が遅くなってしまい、久米川駅11時32分発の新宿線下り列車に乗り遅れてしまった。このまま行くと、所沢駅に到着するのは11時49分。これでは、徒歩で所沢陸橋まで行く事が出来ない。諦めて、所沢駅で見送るか、それとも、駅前からタクシーを捕まえて陸橋まで乗りつけるか。色々と考えながら、スマートフォンを操作すると、所沢駅東口から11時56分に出る、志木駅南口行きのバスの存在を発見。これに乗って、2つ目の茨原前で降りて陸橋まで歩けば、どうにか間に合いそう。そこで、このバスに乗車し、所沢陸橋を目指す事にした。ところが、このバス、所沢陸橋に近付くと、渋滞にはまってしまい、結局、茨原前に到着したのは、12時03分。もう間に合わない。諦めて戻ろうかと、そのまま所沢陸橋を見ると、撮り鉄さん達が待機しているのが見えた。そこで、そのまま走っていくと、信じられない光景が・・・ なんと、所沢陸橋から300メートルほど手前のところで、263F+245Fが停まっていた。何らかの不具合があったらしく、陸橋手前で停まってしまった模様。とりあえず、私も、急いでカメラを取り出し、撮影準備に入る。そして・・・
263Fに牽引され、新秋津へ向かう245F。
12時05分、263Fに牽引された245Fが、所沢陸橋付近に差し掛かった。いつもより、2分ほど遅れての通過なのだが・・・なんと、この直後に、再び停車してしまった。
結局、263F+245Fは、この付近でも3分ほど停車。12時08分頃に、新秋津を目指して発車したが、時速15キロほどの、かなりゆっくりとしたスピードで、新秋津を目指し、走っていった。おそらく、新秋津まで、このようなノロノロ運転で向かったのだろう。後味は悪かったが、263Fが牽引する245Fを撮影する事が出来た。
この後、所沢駅方面へ戻り、ぎょうざの満州で昼食。そして、池袋線の上り列車に乗り込み秋津へ。
秋津駅到着後、向かったのは、駅北口からも近い住宅街。これまでにも、何度か、この場所を訪れているが、住宅街の行き止まりの場所なので、2名までが限界。そして、静かな住宅街の為、出来るだけ、長居はしたくない。この日も、245Fの甲種輸送が通過する15分ぐらい前に、この場所を訪れたが、誰もいなかったので助かった。
EF65 2091号機に牽引され、まずは新座貨物ターミナルへ向かう101系245F。
13時48分頃、EF65 2091号機に牽引された101系245Fが、ゆっくりと通過していった。
後追い。
この後、徒歩で新秋津駅へ。新座貨物ターミナルから折り返してくる甲種輸送を撮る為、東所沢駅へ移動するが、すぐに移動しても、熱い駅のホームで待つのがしんどかったので、20分ほど、新秋津駅のホームの待合室で休憩してから東所沢駅へ。そして、この駅で撮影してからは、西国分寺方面へ折り返す為、撮影場所である上りホームへ移動する際に、いったん改札口を出場しておいた。再入場後、上りホームの先端へ。既に先客が4人ほどいらっしゃったので、邪魔にならない場所で、205系を撮影しながら待機する。
新座貨物ターミナルから折り返して、東所沢駅を通過するEF65 2091号機+245F。
待つことおよそ20分。15時00分頃になるが、新座貨物ターミナルから折り返して来た、EF65 2091号機+245Fが、東所沢駅を通過した。
撮影後、後続の列車に乗り込み移動する。新秋津で甲種輸送列車を追い越し、西国分寺へ。ここで、中央線に乗り換え八王子方面へ。途中、国立に着くと、既に甲種輸送列車が到着していた。ここで、甲種輸送列車が、以前よりも新座貨物ターミナルの出発時刻が遅くなっている事に気付く。その為、国立以遠に先回りしても、駅から10分以上歩く撮影地には行けない事が解った。
どこで撮ろうか悩みながら、列車は多摩川を渡り日野へ。当初は、多摩川の河川敷へ行こうと思っていたが、駅から10分少々かかるので断念。代わりに、駅から線路沿いの道を豊田方向へ5分ほど歩いた場所で待機する事にした。ここは、日野駅の豊田方にある退避用の中線が撮れる場所で、以前にも、豊田車両センターに入庫する115系訓練車や201系「四季彩」等を撮った事があった。その為、この時間帯なら順光で撮れる事も把握済み。先行列車で感覚も掴み準備万端。あとは本番を待つだけ。
日野~豊田間を行く、EF65 2091号機+245F。
先行列車通過からおよそ2分後、15時43分頃になるが、EF65 2091号機+245Fが通過した。良い条件で撮れてよかった。撮影直後は、そう思ったのだが、この時、背後から列車の走行音が・・・
背後から迫って来たのは「成田エクスプレス」だった。
なんと、河口湖発の「成田エクスプレス」が通過。そう言えば、以前、豊田駅近くのカーブ区間で甲種輸送を撮影した際、直前に「成田エクスプレス」が通過していった。多摩川線の甲種輸送と「成田エクスプレス」は、日野~豊田間ですれ違うのだ。タイミングが少しでもずれていたら・・・そう考えると、この場所での撮影は危険。次回以降は使わない方が良さそうだ。
この後、日野駅へ戻り、下り列車に乗り込み八王子へ。
HD300-7号機と連結された状態で、側線に押し込まれた245F。
245Fは、八王子駅構内入換担当のHD300と連結された状態で、ビックカメラ前の側線に押し込まれていた。ちなみに、八王子駅構内の入換を担当するHD300は、語呂合わせなのか、私が撮影する時は、8号機が充当されていたが、この日の担当は7号機。八王子駅で7号機を撮ったのは、この日が初めて。八王子まで追い掛けて良かった。
役目を終えたEF65 2091号機。
そして、八王子までの牽引を担当したEF65 2091号機は、新鶴見機関区への回送待ちで、この位置に留置。この模様を撮影して、今回の245Fの甲種輸送の撮影を終了とした。
翌日、多摩川線から251Fが、甲種輸送で戻ってきましたが、スケジュールの都合上、甲種輸送の模様は撮影していません。
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