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広島更新色のEF64 1046号機と出会う

7月29日に、しなの鉄道の115系を撮影した事は、ここまで4回に分けて書き続けてまいりました。ここから先は、同日、しなの鉄道の115系撮影の合間に出会った車両について書いていきたいと思います。

8時45分頃のこと。長野駅構内で、長野総合車両センターからの回送列車担当乗務員送り込み列車を撮影していたところ、長野駅7番線に、JR貨物所有のEF64の1000番台車が入線してきたのを確認した。と言っても、この時、私は5番線の東京方先端にいたので、7番線に停車している機関車については、パンタグラフしか見ていなかったが、パンタグラフの形状から、停車しているのは、EF64の1000番台である事は解っていた。この時間帯に、EF64の1000番台車が、長野駅に現れる事は、長野県内にお住まいで、鉄道模型ネタを中心にブログを書かれている、隠密さんのブログ、「隠密無芸帳2」で、何度か取り上げられているのを読んでいたので、特別驚く事は無かったのだが、数分後、その機関車が動き出すと・・・

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長野駅7番線を発車するEF64 1046号機。

なんと、現れたのは、EF64 1046号機。JR貨物の愛知機関区に所属する機関車であるが、広島車両所で更新工事を受けた車両に見られた、広島更新色を纏う機関車だった。

EF64の1000番台車のうち、JR貨物所有の車両については、現在、愛知機関区に集中配置されてるが、以前は、首都圏で運用される車両は高崎機関区。伯備線で運用される車両は岡山機関区に配属されていた。その為、当時、岡山機関区に所属していた1046・1047・1049号機の3両が、広島車両所で更新工事を受け、このカラーとなった。

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参考:大宮車両所で更新工事を受けたEF64の1000番台車。

広島車両所で更新工事を受けた車両と、大宮車両所で更新工事を受けた車両を比較すると、御覧のように、広島車両所で更新工事を受けた1000番台車は、紺色の部分が多く、同じ機関車でも、かなりイメージが異なる。

岡山機関区と高崎機関区に所属していたEF64は、その後、愛知機関区へ転属。同機関区への集中配置化により、広島更新色が首都圏や中央西線等も走るようにもなり、また、大宮車両所で更新工事を受けた車両が、伯備線でも見られるようになった。そして、検査入場も、大宮車両所が受け持つようになり、広島更新色を纏っていた車両も、1047号機は、大宮車両所タイプのカラーに改められたが、1046号機と1049号機の2両は、2013年に大宮車両所に入場するも、広島更新色を踏襲するカラーで出場。首都圏から伯備線まで、幅広く活躍を続けている。

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いざ篠ノ井へ。

EF64 1046号機は、長野駅を発車した後、塩尻機関区篠ノ井派出(旧:篠ノ井機関区)へ向かった。2両しか現存しない、広島更新色車両との出会いに感謝した後、しなの鉄道線の軽井沢行きに乗り込んだ。

そして、夕方、川中島駅から犀川の橋梁へ向かって線路沿いの道を歩いていると、背後から列車が近付いてくる音がした。しかし、走行音からすると、電車では無い感じ。カメラバックからデジイチを取り出す余裕はない為、腰に付けているコンデジを取り出し撮影してみた。

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長野方面へ向かうEH200+EF64 1046号機。

背後からやって来たのは、EH200と、この日の朝、長野駅で遭遇したEF64 1046号機との重単。この列車の存在を知っていたら、手前の踏切で待つべきだった。記録と言うかメモ感覚の写真になってしまったが、こう言う運用があると言う事が発見できただけ、私にとって大きな収穫だった。

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