上信電鉄入りした107系を見に行く
置き換えが進む、JR東日本、高崎車両センターの107系電車。8月23日には、R13編成とR14編成が、新天地となる上信電鉄へ向けて旅立った。
弊ブログでは、8月23日、107系R13編成とR14編成が上信電鉄へ旅立ったと言う事実のみをお伝えした記事を、翌24日朝、アップさせていただきました。その結果、24日は2814件、25日は2415件と、普段の3倍近くのアクセス数があり、皆様の107系に対する注目度が伝わってきました。記事をお読みいただいた皆様、ありがとうございます。普段とは全く異なるアクセス数を見て、これは、一刻も早く、現地へ行かなくては・・・と言う心境になり、8月26日、上信電鉄入りした107系を見てまいりました。
私が上信電鉄の高崎車両区を訪れたのは、26日の14時過ぎの事であった。この日は午前中から高崎入りし、午前中は、運用に就いていた115系と107系を撮影しており、午前中の撮影を終えて、高崎へ戻って、昼食を食べてからの訪問となった。まず、最初に向かったのは、上信電鉄及びJR線と道路が立体交差する地点。高崎駅からも歩いて10分以内であり、気軽に上信電鉄の列車を撮影できる、有り難い場所である。
上信電鉄入りした107系R13編成。
8月23日に上信電鉄入りした107系R13編成とR14編成。両編成は併結して4両で上信電鉄入りしたが、高崎車両区に入った後は、2両ずつに切り離され、R13編成は、この場所に留置された。JRの線路と上信電鉄の線路に挟まれたこの場所、今年5月までは、旧西武鉄道451系の生き残りである、100形103Fが、倉庫代用として、長年置かれていた線の1本東側の線。あの時は、何故この時期に、103Fが解体する必要があったのかと思ったが、107系が入線した今、この現実を見ると、改造待ちの107系を置く場所を確保するのが目的だったのではないか。そう考えてしまった。
この後、下仁田行きと高崎行きが1本ずつ通過するので、この場に留まり、留置中のR13編成と絡めて撮影する事にした。
両毛線の普通列車に充当する211系が、R13編成の横を通過。
上信電鉄の列車を待つ間に、R13編成の横を、これから両毛線の普通列車に充当する為、高崎駅へ向かう211系が通過した。107系と211系。211系は、107系を追い出した立場であり、上越線や両毛線等、高崎地区のローカル用車両の先輩と後輩が一瞬であるが並んだ。
R13編成の横を通過する、1000形の下仁田行き。
211系通過からおよそ5分。高崎駅を14時27分に発車する下仁田行きが通過。この列車に充当されていたのは、1976年にデビューした1000形。デビュー当時は3両編成であったが、今は改造され、2両編成で運転されている。
そして、この列車が南高崎~佐野のわたし間にある佐野信号所ですれ違う高崎行きが、入れ替わりにやって来る。西武からの譲渡車である事を期待していたのだが・・・
6000形による高崎行きとR13編成。
背後からやって来たのは、1981年にデビューし、上信電鉄初の冷房搭載車両である6000形。先程の1000形と並んで、今後も上信電鉄の主力車両として活躍が期待されるであろう車両である。107系との並びとしては、もう少し古い車両の方が良かったが、タイミングの問題もあり、これは仕方がない。
この後、高崎駅に戻りながら、駅近くのコインパーキングへ移動する。
クハ1301と並んだR14編成。
上信電鉄入りしたもう1本の107系、R14編成は、このコインパーキングから良く見える場所に留置されていた。隣に並んでいるのは、1000形の2両編成化により外されたクハ1301。現在は、両運転台の250形と組んで2両編成で運転されている。
デキ1+デキ3と絡めて・・・
そして、すぐ近くには、デキ1形電気機関車が留置されている。1か月前、7月26日に、デキ1から出火。屋根の一部を焼く火災が発生したが、こうして見ると、修復は終了しているように見える。またいつか、デキ1が走ってくれる事を信じて、今は、そっと見守るしかない。
上信電鉄入りした2編成の107系。これから自社の工場で、上信電鉄で運行する為の改造が施されることになる。上信電鉄の一部の車両に見られるような、緑のストライプならば、日光線の107系を彷彿とさせる姿になりそうなので、似合うのではないかと思う。果たして、どのような姿になるのか。色々と想像しながら、再び高崎駅へと戻り、JRで現役を続けている107系を撮りに、次の目的地へ向かった。
8月29日追記
地元紙、上毛新聞が伝えた報道によると、107系は、全部で6編成が譲渡されるとのこと。この6編成が部品取り車両も含めての事なのかどうかは解りませんが、譲渡された6編成全てが上信電鉄仕様に改造され、順次、営業運転に就くと仮定した場合、置き換え対象は、車齢40年以上の車両と、富岡市のホームページ内にある上信線再生基本方針で触れられている為、西武鉄道から譲渡された150形と自社発注の200形の全車両、更に、1976年にデビューした1000形も、もしかしたら置き換え対象となってしまうかもしれません。
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