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古い鉄道写真13 西武6152F(1~4号車)日立製作所出場甲種輸送

9月3日、自宅で古い写真を整理していたら、懐かしく、そして気になる写真が出てきた。ネガも残っていたので、早速、スキャナーを使ってパソコンに取り込んでみた。

今から13年前、2004年9月5日のお話。

前年の2003年9月に、西武池袋線、大泉学園~保谷間で発生した踏切事故により、6152Fの1号車から4号車までが損傷を受けた。その修復作業を、製造メーカーである、日立製作所で行う事になり、2004年6月6日から7日にかけて、損傷を受けた6152Fの1~4号車が、甲種輸送により、日立製作所へ送り込まれた。そして、およそ3カ月後、修復作業を終えた6152Fが、甲種輸送により戻って来る事になり、朝から撮影に出かけた。まずは、JR線内の様子を撮ろうと、西国分寺駅へ行ったが、中線に貨物列車が停車していた事は、今でもよく覚えている。このままでは撮影できない。しかし移動する時間が無い。ちょうど来た、府中本町行きに乗り込み、走り出した電車の車内から、すれ違う6152Fの甲種輸送を撮ったのだが、大失敗だった。

そして、西武線内の輸送シーンを撮ろうと、所沢へ。ここで、E31形電気機関車に牽引された6152Fを撮影した。

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E34+E33に牽引され、所沢駅6番線に進入する6152Fの1~4号車。

この日、私が撮影した場所は、所沢駅東口のエレベーター付近。エレベーターの隣に、職員用の扉があり、その扉のガラス窓から撮影した。この場所には、今でも扉があり、ガラスも健在だが、駅も大幅に変わった今となっては、こんなにすっきりした写真を撮る事は出来ない。当時は、こんなアングルで、E31が撮影出来た訳だから、良い時代だった。

Simg_20170903_0003

クハ6152の前面はブルーシートで覆われている。

所沢駅では、数分間停車したようで、列車が完全に停車してから、強引に6152Fの様子を撮ろうとしている。御覧のように、クハ6152の前面はブルーシートで覆われていた。

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一路、小手指へ向けて走り出す。

当時のネガを見ると、結局、6152Fの甲種輸送の撮影、まともに撮れていたのは、この所沢駅東口エレベーター乗り場付近での数枚だけだった模様。この後の事は、全く覚えていないのだが、そのまま家に帰って、翌日から始める、ある事に関しての準備を進めていたのかもしれない。

あれから13年。6152Fは、他の池袋線所属の6000系と同様、線内運用から、東京メトロ・東急・横浜高速線への相互乗り入れと、活躍を続けている。一方、E31形電気機関車は、2010年3月28日に実施された、さよなら運転を最後に、西武鉄道では現役を引退。その後、縁あって、E32・33・34の3両が、大井川鐡道に譲渡された。しかし、現地では、なかなか運用に就けず、新金谷の車両区や千頭駅構内等で長い事留置されていたが、今年、ようやく運行再開の目処が立ち、現在は、E34が整備を終え、客車牽引試運転などが行われたと言う。今回出てきた古い写真を見て、大井川で復活したE34が見たくなった。

年内に大井川へ行ってみるかな・・・

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