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惜別 大阪環状線の103系

弊ブログでは、当初、この話題を取り上げないつもりでしたが、NHKの全国ニュースでも取り上げられた事もありますので、備忘記録として、取り上げておきたいと思います。

10月3日のお話です。

大阪市の都心部を循環する、JR西日本の大阪環状線。オレンジ色の103系電車が、大阪の足として、半世紀近く君臨してきたが、昨年12月24日より、新型車両の323系がデビュー。新しい大阪の足として、大阪環状線を走り始めた。

323系の登場に合わせて、これまで、大阪環状線の主として走り続けてきた103系が、少しずつ321系によって置き換えられて行った。そして、323系のデビューから約9カ月。ついに、大阪環状線に残っていた最後の103系が、形式に合わせるかのように、10月3日を以て、運行を終了した。

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大阪環状線の主として長年活躍してきた103系。(2006年8月11日、大阪環状線桃谷駅にて撮影。)

私自身、ここ数年、大阪へは行っていなかったので、手元にある大阪環状線の103系の画像は、なんと10年近く前のものしかなかった。

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クハ103のトップナンバーも、大阪環状線で活躍していた。(2006年8月11日、大阪環状線新今宮駅にて撮影。)

2006年現在、大阪環状線には、JR神戸線・京都線へ新型電車321系を投入した事により、ねん出された201系の大阪環状線への転用が始まり、103系の一部が置き換えられたが、201系が同線の103系の全てを置き換える事はなく、この頃は、クハ103のトップナンバーである、クハ103-1も大阪環状線で活躍していた。

大阪環状線の103系電車、48年間、お疲れ様でした。

さて、大阪環状線から103系は消えたものの、もう一つのオレンジ色の車両である201系は、引き続き、大阪環状線を走る事になるが、こちらも、2018年度中には、321系への置き換えが完了する事になっており、大阪環状線でオレンジ色の電車が見られるのも、あと1年ほどと言う事になる。

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オレンジ色の201系は、もう暫くの間、大阪環状線を走る。(2006年8月11日、大阪環状線桃谷駅にて撮影。)

また、103系そのものは、大阪環状線の他、阪和線でも、3ドア車の225系への置き換えが進んでおり、徐々に姿を消しつつあるが・・・

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奈良線で運行中の103系。(2010年5月21日、京都駅にて撮影。)

奈良線や加古川線、播但線等では、引き続き103系が運行されている。しかし、奈良線に関しては、阪和線で運行されていた205系の一部車両が、吹田総合車両所奈良支所への転属が始まったようなので、ここも、まもなく103系の置き換えが始まる可能性が出てきた。

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播但線で運行中の103系。(2007年8月18日、姫路駅にて撮影。)

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加古川線の103系は、貫通型のデザイン。(2007年8月18日、加古川駅にて撮影。)

播但線と加古川線が、103系最後の砦となるのだろうか。

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コメント

自分はラストラン当日は関東にいたので撮影は出来ず残念な思いでした。
翌日大阪で荷卸しが有ったので森ノ宮電車区が見える場所に行き、
遠巻きながら大阪環状線103系の記録を残す事が出来ました。

投稿: 田辺剛 | 2017/10/06 10:52

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