西武４００００系４０１０３Ｆの甲種輸送を撮影する

では、ここで順番を入れ替えまして、旬な話題をお伝えいたします。１０月１４日のお話です。

西武鉄道は、今年度、４００００系を４編成投入する事になっているが、この度、今年度の４００００系新造車の第１弾となる４０１０３Ｆの甲種輸送が、１０月１２日から１５日にかけて実施された。

今年度最初の４００００系甲種輸送と言う事で、これは是非とも撮りに行きたい。しかし、西武線内に入線となる１５日は、別件で予定が入っていた為、今回撮影できるのは１４日のみ。この日は、横浜羽沢駅までの運転の為、午前中が勝負となる。

当日朝、６時１０分頃、自宅を出発。萩山駅から、国分寺・立川・登戸・藤沢と経由し、茅ヶ崎へ。ここから平塚駅行きのバスに乗り込み、目指したのは、４０１０１Ｆの甲種輸送でも撮影の為に訪れた馬入橋。晴れてしまうと、正面しか陽が当らない場所だが、この日の天気は雨。光線状態に関しては問題ない。茅ヶ崎駅前から、平塚駅行きのバスに乗り込み、約１５分。現地に到着すると、人は多いものの、キャパは充分にあるので、撮影には支障が無かった。到着時は雨が降り続いていたが、徐々に小降りになり、やがて、通過直前には雨が上がってくれた。

そして、手元の時計で９時４０分頃のこと。４０１０３Ｆの甲種輸送列車が、相模川の鉄橋に差し掛かった。

相模川を渡るＥＦ６５　２１３９号機＋西武４０１０３Ｆ。

４００００系の２０１７年度増備車第１弾、４０１０３Ｆを牽引してきたのは、なんと、国鉄特急色に復元した、ＥＦ６５　　２１３９号機だった。流石に、ネタガマの車両だけに、こんな悪天候でも、各撮影地は、鉄道ファンで賑わったようだ。私自身も、自宅を出る時は、この空模様を見て、一瞬止めようかとも考えたのだが、撮影後、デジカメの画面を見ると、雨にも負けず、ここまで来て本当に良かったと感じた。

この後、４０１０３Ｆの後を追うように、私も横浜羽沢駅へと向かう。撤収作業を終えて、最寄りのバス停へ歩き出すと、再び雨が降り出して来た。バス停までは傘を差さないで移動しようと思っていたが、あっという間に本降りになってしまった。まさに間一髪と言ったタイミングで、撮影時だけでも雨が降っていなかったのは、とても有り難かった。

私は、平塚行きのバスに乗り、平塚駅へ。そこから、東海道本線の普通列車で横浜へ。横浜到着後、駅の近くで、Facebookのお友達とお会いして、暫し談笑した後、いよいよ横浜羽沢へと向かう。昨年、４０１０１Ｆの甲種輸送の撮影時には、横浜羽沢駅へ向かう際、バス停から路に迷いながら歩いたため、今回は、事前に、横浜羽沢駅へ何度か行った事がある人から、行きやすいルートを教えていただいた。横浜駅西口バスターミナルの７番乗り場から、市営バス８３系統、旭硝子前行きに乗り込んで、およそ１５分。三枚町バス停で下車。そこから１０分ほど歩いて、横浜羽沢駅を横断する陸橋に辿り着いた。

さて、お目当ての４０１０３Ｆはと言うと・・・

荷物列車用ホームに横付けされた４０１０３Ｆを発見。

かつて運転されていた荷物列車用の発着ホームに、４０１０３Ｆが横付けされていた。しかし、昨年と異なり、今年は、荷物ホームの海側に停車していた。とは言え、現在、横浜羽沢駅では、相鉄線との連絡線の建設が急ピッチに進んでいて、山側に停車してしまっていたら、旅客用の駅施設建設の関係から、４０１０３Ｆを撮影する事が出来ない。

橋の海側の方から、停車中の４０１０３Ｆを撮影してみる。

従って、海側に停まってくれていて良かったと言える。最後に、橋の海側の方へと進んで、停車している４０１０３Ｆ撮影して、甲種輸送の撮影を終了とした。

この日、横浜羽沢駅には、ＤＥ１０の姿が・・・

さて、４００００系増備車の投入に伴う既存車両の動きであるが、先日、詳細が発表された、横瀬車両基地のイベントの内容を読むと、９０００系の廃車車両の車体に寄せ書きをするコーナーを設けると発表されている。つまり、これはイベントの予告と同時に、９０００系に廃車が発生すると言う公式発表でもある。４００００系増備車の入線により、今年度も２０００系の廃車計画が更に進むのかと思ったが、なんと９０００系の置き換えを開始するとは・・・全編成、ＶＶＶFインバータ制御方式に改造されているとは言え、１０１系の部品を流用しており、見た目以上に老朽化は進んでいるのだろう。

出来るだけ、９０００系を多く撮っておかなくては・・・