西武多摩川線 101系247Fと253Fの甲種輸送を撮影する
およそ1か月前。10月18日から22日にかけてのお話です。
約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。2017年第4回目の甲種輸送が、10月21日から22日にかけて実施された。
今回の甲種輸送では、多摩川線から247Fが本線側に戻り、逆に本線側からは、253Fが送り込まれる事になっていた。多摩川線の甲種輸送は、弊ブログでも定期的にお伝えしている定番ネタである。いつも、甲種輸送が近付くと、実施される週の水曜日の夜は、帰宅時に、白糸台車両基地に立ち寄って、どの編成が甲種輸送の準備をしているかを確認する事から、甲種輸送の観察を始めている。実は、今回の甲種輸送は、この準備段階から、気になっている事があった。10月18日の夜、いつもと同じように、帰宅時に白糸台へ向かう。車両基地を覗いてみると、247Fが甲種輸送の準備が進められた状態で留置されていた。
甲種輸送に向けて、準備が進められていた247F。(2017年10月18日撮影)
西武多摩川線は、今年、開業100周年の節目の年。9月28日からは、全編成にヘッドマークを掲出して運転していた。今回の甲種輸送は、その100周年記念行事の期間中に実施される為、本線側に戻る編成が、ヘッドマークを掲出したままで戻るかどうかが注目されていた。甲種輸送の準備を始める、10月18日、夜の時点では、御覧のように、ヘッドマークが掲出されたままだった。しかし、2日後の20日夜に、再び、白糸台を訪れてみると、247Fのヘッドマークは剥がされていた。ヘッドマークを貼り付けたまま、反射板を取り付ける金具が付けられた姿は、貴重な記録となった。
10月21日、甲種輸送当日。まずは、多摩川線へ向かう253Fを撮影する事になるが、この日は、台風21号が、徐々に日本列島に近付いていた。翌22日は、衆議院選挙の投票日。選挙権を持つ者としての責任を果たす為、投票所へは行かなくてはならないが、当日、台風による悪天候が心配されていたため、期日前投票をする事にした。我が東村山市では、東村山市役所と、期間限定で、東村山駅に隣接するワンズタワー内の市民ステーション「サンパルネ」が、期日前投票所となっており、サンパルネなら、甲種輸送の撮影の途中に立ち寄る事が可能。そこで、甲種輸送の撮影で、所沢へ向かう途中に、東村山駅で下車し、サンパルネの期日前投票所へ。しかし、同じような事を考えていた人が多く、投票所への列が、かなり長くなっていた。なんとか、期日前投票を済ませたものの、再び新宿線の下り列車に乗り、所沢に着いたのは、甲種輸送の発車1分前。なんとか、5番ホームに辿り着いたものの・・・
263Fに牽引され、所沢駅を発車する253F。
6番線に停車していた263F+253Fは、新秋津へ向けて動き出したばかり。ホームの端から、走り去る253Fを撮るのが精一杯だった。
この後、3番ホームに入線してきた、準急池袋行きに乗り込み、秋津へ。途中で、新秋津へ向かう263F+253Fに追い付いたが、雨により、電車の正面のガラスが、かなり濡れており、車内から263F+253Fを撮るのは不可能だった。
秋津では、同じく、多摩川線の甲種輸送を撮影に来たフォロワーさん親子と合流。この後のJR線の輸送の撮影に備えて、合流後、一緒に昼食を済ます事に。お腹もいっぱいになったところで、撮影に臨む事にした。まず向かったのは、新秋津駅。雨も降っていたので、ホーム上でお手軽に撮影を済ませる事にした。
EF65 2101号機に牽引され、新秋津駅を通過する253F。
手元の時計で、13時47分頃のこと。EF65 2101号機に牽引された253Fが、新座貨物ターミナルへ向けて、ゆっくりと新秋津駅を通過して行った。青いプレートのEF65。車番が読み辛いので、個人的には、あまり好きになれない。
そして、この後、ホームの府中本町方先端へ移動。役目を終えた263Fが動き出すのを待つ事にした。
253Fを送り出して、この日の役目を終えた263F。
手元の時計で、14時ちょうど、263Fの回送列車が新秋津を発車。小手指車両基地へと向かって行った。
この後、私は、武蔵野線の下り列車に乗り込み、お隣の東所沢駅へ移動。新座貨物ターミナルから折り返してくる253Fの甲種輸送を待つ事にした。
EH500-58号機が牽引する貨物列車。
東所沢駅のホームで待つこと、およそ20分。14時39分頃になるが、EH500-58号機が牽引する貨物列車がやって来た。北海道新幹線の新青森~新函館北斗間の開業に伴い、青函トンネルから撤退したEH500形電気機関車は、首都圏への乗り入れ運用が増えた。その為、武蔵野線でも、良く見かけるようになった。EH500と言うと、どうしても、編成の長い貨物列車を牽引しているイメージが強かったが、この列車は、後ろに連なるコンテナ車も、それほど長くなく、模型でも再現しやすそう。そんな事を考えてしまった。
EF65 2101号機に牽引され、八王子へ向かう253F。
そして、EH500牽引の貨物列車通過から、およそ20分後。手元の時計で15時ちょうどになるが、EF65 2101号機に牽引された253Fの甲種輸送が、東所沢駅を通過。八王子へと向かって行った。
この後、行きたい場所が有った為、この日の甲種輸送の撮影は、この東所沢で終了とした。
翌10月22日。今度は、多摩川線から戻って来る247Fの甲種輸送の撮影に向かう。台風21号は、夕方から夜にかけて、関東地方に接近すると言う事で、どうやらお昼頃までは、何とか大丈夫そう。まずは、八王子から新秋津へ向かう247Fの甲種輸送を撮影するが、雨天と言う事で、晴天だと逆光で撮り辛い、多摩川の河川敷へ向かう事にした。流石にこの天気では、撮影している人は居ないのではないか?と思って現地へ向かったが、既に2名の方が待機されていた。
EF65 2087号機に牽引され、多摩川を渡る101系247F。
手元の時計で、10時25分頃のこと。EF65 2087号機に牽引された101系247Fの甲種輸送が、多摩川橋梁に差し掛かった。この日、私はレンズの選択を誤ってしまい、普段、あまり使っていないレンズで撮影に臨む事になってしまった。慣れないレンズで、悪戦苦闘したが、この日の甲種輸送一発目は、どうにか撮れたものの、雨で機関車のナンバーが読み辛い写真となってしまった。
この後、徐々に風も強くなってきた事もあり、西武線内の撮影は、所沢駅周辺に留める事にした。でも、走行シーンは撮っておきたいと思い、所沢では、改札を出て、線路沿いへ。当初、狙おうと思っていた場所は、既に先客がいた為、撮影不可能となり、結局は、所沢陸橋まで来てしまった。
263Fに牽引され、連絡線を行く247F。
手元の時計で13時10分頃のこと。263F+247Fが、ゆっくりと連絡線を通過していった。そして、この後、所沢駅へ移動。
東急車との出会いも、甲種輸送ならではのシーン。
ホーム上で、池袋線下り列車との絡めた写真を撮影して、247Fの甲種輸送の撮影を終了する事にした。既に、別の記事で掲載済みであるが、この時に、廃車が迫っていた9000系9106Fとの並びが撮れた事は、今思い返してみても、良かったと思う。
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