西武多摩湖線 「52席の至福クリスマストレイン」を撮影する
2017年12月23日から24日にかけてのお話です。
2016年4月より運行を開始した、旅するレストラン「52席の至福」。週末を中心に、池袋または西武新宿から西武秩父間等で運行されているが、2016年に引き続き、2017年も「52席の至福」を使用したクリスマストレインが、12月23日と24日の2日間、西武新宿~本川越間で運転された。ランチコース・ディナーコースともに、西武園ゆうえんちへ1時間ほど入場する事になっている為、多摩湖線を「52席の至福」が走る事は間違いない。
そこで、今回も、2016年の運転時と同じく、多摩湖線を走る「52席の至福」を撮影する事にした。とは言え、「52席の至福」の時刻は、西武新宿と本川越しか解らない為、2016年の運転実績を基に、行動する事にした。前回、2016年のランチコースは、西武新宿を発車すると、いったん東村山へ向かい、そこから田無まで戻った後、西武遊園地へ向かっていた。その為、多摩湖線にはお昼過ぎの入線だった。日中の多摩湖線走行となれば、やはり、狭山公園内から、西武園ゆうえんちの観覧車をバックにした俯瞰ポイントで撮影したい。新宿線での撮影を捨てて、早めに狭山公園入りし、「52席の至福」を待つ作戦に出た。
自宅から、まずは八坂駅へと向かい、多摩湖線の下り列車で西武遊園地へ。そこから歩いて狭山公園へ。俯瞰ポイントに着いたのは11時15分ぐらいの事であった。この時点で、撮影地には、場所取りの三脚が1人分置いてあるだけで、撮影者の姿はなかった。とりあえず、邪魔にならない場所に入って、立ち位置を確保。あとは、時折やって来る101系ワンマン車で練習する事に。
現地到着からおよそ15分。手元の時計で、11時34分頃のことであるが、背後から、下り列車が近付いてくる音がした。普段、自宅でも聞き慣れている101系のモーター音だったので、ごくごく普通の下り列車だろうと思っていた。しかし、列車が真下まで来た瞬間、とんでもない光景に驚いてしまう。近付いてきたのは、「52席の至福」だった。慌てて、カメラを構えて撮影する事に。
多摩湖線、武蔵大和~西武遊園地間を行く「52席の至福」
慌てて撮った割には、背後に西武園ゆうえんちの観覧車もしっかり入って、思い通りの写真が撮れた。西武鉄道の車両について詳しくない方の為に、改めてご説明すると、この「52席の至福」の改造種車である4000系電車は、101系電車の足回りを生かして作られている。その為、多摩湖線を走っている、新101系ワンマン車と、走行音は全く一緒なのだ。そして両数も4両編成と言う事で、耳に伝わって来る音だけでは、新101系ワンマン車と全く区別がつかない。おまけに、前年よりも早い時間だったので、本当に直前まで、「52席の至福」が近付いてきているとは、全く思っていなかったのだ。前年と異なり、今回は、西武新宿を出発したら、そのまま西武遊園地まで直行だった模様。
なお、「52席の至福」は、西武遊園地駅に1時間15分ほど停車した後、12時52分頃、西武遊園地駅を発車。本川越を目指して走り出した。もちろん、私も、この瞬間を撮影しようと、狭山公園の俯瞰ポイントで、ずっと待機していたのだが、西武遊園地到着時とは異なり、発車時は、背後に写る観覧車の最高地点を上手く収める事が出来ず撃沈。よって、写真は省略とさせていただきます。
この日の撮影はここまで。西武遊園地駅から多摩湖線に乗り込み、青梅街道~新小平間の徒歩連絡を経て、大宮へ向かった。
翌日。この日も多摩湖線を走る「52席の至福」を撮影する事に。
朝から曇り空。そして、赤電247Fが出庫したと言う事で、自転車で多摩湖線沿線を回る事に。「52席の至福」は、萩山駅は、11時26分着27分発と、前日の目撃情報がTwitterに上がっていた。247Fとは、残念ながら1分違いで並びそうにない。そこで、萩山駅のホームではなく、萩山駅手前のカーブのところで、「52席の至福」を出迎える事にした。しかし、手元の時計で、11時23分頃になるが、近くの踏切が鳴り出し、小平駅方向より、「52席の至福」が見えてきた。
小平~萩山間を行く「52席の至福」。
なんと、前日より、約2分ほど早く、「52席の至福」がやって来た。となると、これは、247Fと萩山駅で並ぶ。その直後、多摩湖線の青梅街道4号踏切が鳴り出した。
萩山駅に進入する247F。2番ホームには「52席の至福」が停車しているのが解る。
どうやら、前日は、新宿線で遅れが発生しており、「52席の至福」も、やや遅れていた模様。おそらく、萩山駅11時24分着と言うのが所定のダイヤだったのだろう。ホームで撮影していた人は、凄い並びが撮れた事だろう。
この後、いったん青梅街道駅に立ち寄った後、八坂~武蔵大和間、新青梅街道の美住陸橋へ。
多摩湖線、回田信号場を行く「52席の至福」。
この場所は、陽が出てくると、この時間帯、東側の側面は、陽が回らなくなる。曇りだと思って、この場所に来たのだが、私が美住陸橋に到着すると、陽が射してきた。とは言え、他の場所に移動するだけの時間的余裕が無く、開き直って、この場所で撮影したのだが、思ったよりも、側面の色が出てくれて良かった。
そして、自転車で、新宿線の久米川~東村山間の駅間へ移動。
府中街道の踏切付近を行く「52席の至福」。
現在、東村山駅周辺は、高架化工事が行われており、この府中街道の踏切も高架化により、いずれは消える事になる。これから先、数年に亘って、少しずつ変化が見られるであろう、久米川~東村山間を行く「52席の至福」。間に合ってよかった。
24日ランチコースの撮影は、これにて終了。久米川駅周辺で昼食を摂ってから帰宅した。
そして、24日夜。昼間、中途半端に、赤電247Fと「52席の至福」の並びを撮ってしまったからか、もっとしっかり並んだシーンが撮りたくなり、夕方、買い物ついでに西武遊園地駅へ。
西武遊園地駅に停車中の「52席の至福」と入線してきた赤電247F。
ランチコース同様、ディナーコースも、乗客が、西武園ゆうえんちに入場するため、西武遊園地駅に約45分停車する。その為、赤電247Fとの並びを撮るチャンスも2回あった。乗客たちが、西武園ゆうえんちへ向かった直後、247Fが1番ホームに入線してきた。まずは、「52席の至福」が停車している、2番ホームの車止め付近から、247Fの入線シーンを撮影する。
西武遊園地駅を発車する赤電247F。
247Fは、3分ほどで折り返し、国分寺へ向かう。この日は、クリスマスイブとで言う事、247Fから降り立った乗客も、カップルが目立つが、2分ほどで乗客は殆ど西武園ゆうえんちへ向けて移動してしまった為、折り返し国分寺行きが発車する頃には、こんな形で並びを撮る事が出来た。
ジャイロタワー、観覧車を交えて。
そして、二度目の並びは、ホームの国分寺方へ。赤電は小さくなってしまうが、ジャイロタワーと観覧車を入れて撮影してみた。
この直後、「52席の至福」が西武遊園地駅を発車。2日間に亘って撮影した、「52席の至福」のクリスマストレインの撮影も、ここまで。停車中の赤電に乗り込んで、西武遊園地駅を後にした。
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