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西武多摩湖線 赤電塗装になった101系247Fを撮影する その3

私事で恐縮ですが、ただいま、本業の方が、一年で一番忙しい時期を迎えております。その為、弊ブログも、更新頻度が大幅に下がっておりますが、それでも、毎日、多くの方が弊ブログを訪問していただいており、読者の皆様には、心よりお礼申し上げます。

久々の更新となりましたが、今回は、既に、実車は多摩湖線を離れ、多摩川線に行ってしまった、赤い電車のお話です。1か月以上も前の話でありますが、備忘録だと思ってお付き合いいただければ幸いです。

2017年12月、突如として、多摩湖線に27年ぶりに復活した赤い電車。1月下旬には、多摩川線へ移動してしまう為、期間限定の復活である事から、少しでも多く、多摩湖線で赤電を撮りたい。そんな思いで新年を迎えた。

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萩山駅で並んだ、赤電247Fと263F。(2018年1月1日撮影)

2018年の撮り初めは、もちろん赤電247Fだった。赤い電車と他の101系との並びを撮るのであれば、相方は、白い101系よりも黄色い101系。事業用車兼任である263Fとの並びを狙いたい。2018年元日は、運良く263Fも走っていたので、萩山駅で両編成の並びを撮影した。

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萩山駅に進入する赤電247F。(2018年1月1日撮影)

結局、2018年元日は、萩山~西武遊園地間をぶらりと回って、適当に247Fを撮影。良いお正月を迎えられた。そう感じた1日であった。

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雪晴れの篠ノ井線を走る383系特急「しなの」

長野遠征特集も、今回が最終章となります。もう少しだけお付き合いください。

クモユニ143の撮影の為に立ち寄った長野駅、そして、長野総合車両センター付近、更には、189系M50編成を撮影するために立ち寄った、篠ノ井線の西条駅付近。この日の行く先々で、必ず遭遇したのが、JR東海が所有する特急型電車、383系電車である。

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長野総合車両センターから出庫し、長野駅へ向かう、JR東海383系電車。

383系は、名古屋と長野を結ぶ特急「しなの」用として、1972年から運行され、老朽化が進んだ381を置き換える目的で、1994年にデビューした特急型電車。先代の381系同様、振り子式電車であるが、曲線通過時の車体傾斜に、コンピュータ制御を取り入れた制御付き自然振り子方式を採用している為、自然振り子方式の381系とは、乗り心地も大幅に改善されている。私も、実際に、383系には何度か乗車しているが、その乗り心地は、本当に振り子電車なのか?と疑うほど、快適だった。

この383系は、6両編成の基本編成の他、増結用に2両編成と4両編成が用意され、それぞれを組み合わせる事により、4両編成から10両編成まで、需要に合わせたきめ細かい運用が組まれている。

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増結用の4両編成と2両編成を組み合わせた、6両編成で運転中の「しなの7号」

M50編成を撮影するために訪れた、篠ノ井線、西条駅付近の撮影ポイント。私が、この場所に辿り着いてから、およそ10分後に、下り特急列車「しなの7号」が通過した。この「しなの7号」だが、御覧のように、貫通型のグリーン車が先頭となる、増結用の4両編成と2両編成を組み合わせた、6両編成での運転となっており、383系のきめ細やかな運用を、象徴したかのような編成での運転だった。

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パノラマグリーン車を先頭に、堂々の10両編成での運転となった「しなの9号」。

そして、「しなの7号」通過から、およそ1時間後、後続の「しなの9号」は、パノラマグリーン車が先頭となる、6両編成の基本編成に、増結用の2両編成を2本つないだ10両編成だった。ちなみに、「しなの7号」に運用されていた、増結用の4両編成も、多客期には基本編成と併結される事もあり、その際には、グリーン車が2両連結される事になる。

量産先行車の登場から、早いもので24年。ほぼ同時期にデビューした、JR東日本のE351系が、まもなく引退となるため、JR東海の383系も、そろそろ、後継車種の話が出てきても、おかしくない時期に近付いてしまった。JR東海では、高山本線の特急「ひだ」等に運用されている、キハ85系を置き換えるべく、新型特急気動車の開発が予定されているので、「しなの」用の383系に関しては、今のところは、キハ85の置き換えが完了した後と言う事になるのかもしれない。

キハ85、そして、383系、今から少しずつ撮っておくか・・・

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篠ノ井線を走る小海線のキハ110系気動車

189系M50編成のラストラン列車を撮影するため訪れた、篠ノ井線、明科~西条間の撮影ポイント。

M50編成通過の約1時間前から待機していた為、待ち時間の間には、様々な列車を撮影する事が出来た。現地到着から、およそ40分経過した12時52分頃のこと。トンネル内に下り列車のヘッドライトの灯りを確認。ライトの形から、普通列車に使用されている、E127系電車ではないかと思ったのだが、西条駅の時刻表を見る限り、この時間帯に、下りの普通列車はない。いったい、どんな列車だろう。トンネルから出てくるのを待って、その列車を撮影してみた。すると・・・

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篠ノ井線、明科~西条間を走る、小海線用のキハ110系気動車。

なんと、現れたのは、E127系電車ではなく、小海線営業所所属のキハ110系気動車、キハ11Ⅰ-110+キハ112-110の2両編成。篠ノ井線には、小海線営業所のキハ110系を使用した定期列車はない。では、何故、この車両が、この場所を走っていたのだろうか。

小海線は、中央本線の小淵沢駅と、信越本線の小諸駅を結ぶローカル線。日本一標高が高い地点にある駅、野辺山駅を通る事でも知られている高原鉄道である。小海線で使用される車両は、沿線の中込駅に隣接した、小海線営業所に所属しているが、車両の重要部検査や全般検査は、長野総合車両センターで行うため、入場時には、回送列車を走らせる事になる。

しかし、信越本線は、1997年10月、長野(北陸)新幹線の長野開業に伴い、軽井沢~篠ノ井間が、第三セクターのしなの鉄道に生まれ変わり、その際に、小諸駅で小海線と信越本線の線路が切り離されてしまった。その為、長野総合車両センターへの入場時には、このように、小淵沢から中央本線、更に塩尻から篠ノ井線を経由して回送する。一見すると、効率が悪いようにも感じられるが、仮に、今でも小諸駅で線路がつながっていたとしても、小諸~篠ノ井間は、JRの路線ではない為、線路使用料の問題や、気動車を運転できる、甲種内燃車動力車操縦士運転免許を持った乗務員の手配等の問題もあり、どちらにしても、中央本線・篠ノ井線経由での運転となりそう。今回は、そんな珍しい光景を、待ち時間に撮る事が出来た。

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郵便荷物電車の生き残り クモユニ143を撮影する

189系M50編成が旅立った1月25日。M50編成のラストランを撮る前のお話です。

かつて、国鉄の長距離普通列車には、電車や客車に関係なく、荷物や郵便を運ぶ専用車両を連結することがあった。電車の場合、荷物を運ぶクモニ、荷物と郵便を運ぶクモユニという形式の車両が存在したが、その殆どが、国鉄からJRになる直前に廃止となってしまった。

しかし、JR東日本には、郵便物と荷物を運ぶクモユニ143という車両が4両引き継がれた。身延線の郵便・荷物用として登場したクモユニ143は、当時、千葉県の外房線と内房線の新聞輸送用に転用され、房総半島のローカル列車用の113系に連結されて活躍をしていたが、1996年、それも廃止となってしまった。

職を失ったクモユニ143。ついに、これで終わりかと思われたが、荷物電車は1両単位で動くことができるので、今度は、長野総合車両センター内の入替と言う新たな任務が与えられた。そして、入替の他、長野駅と長野総合車両センターを結ぶ、回送列車担当の乗務員輸送列車としての任務も与えられ、1日1回、長野駅に顔を出すことになった。この運用は、一時的に消滅したものの、北陸新幹線開業後、信越本線のしなの鉄道への移管に伴い復活した。事業用車両や荷物電車が大好きな私。一度は、この職員輸送列車を撮りたいと思い、昨年中は、しなの鉄道の115系の撮影の際に、二度チャレンジしたが、二度とも、211系による代走で、これまで撮れていない。

そこで、189系M50編成のラストラン撮影と合わせて、クモユニ143も撮れないだろうか。そう思い、1月25日は、思い切って休暇を取り、長野へ向かった。クモユニ143が長野駅へ来るのは、8時35分ごろのこと。そして、その3分前に、しなの鉄道北しなの線の列車が、長野駅の7番線に到着する。クモユニ143は、7番線隣のホームがない8番線に入るため、ここで一瞬ではあるが、115系とクモユニ143が並ぶ。しなの鉄道のホームページ内で公開されている、115系リバイバルカラー車の運行予定を見ると、25日は、この8時32分着の列車がスカ色と言うことで、スカ色同士の並びが実現するかも。私自身のテンションも、計画段階で一気に上がった。

当日、5時20分頃に自宅を出発。萩山駅から多摩湖線に乗り込み、青梅街道駅へ。ここから、武蔵野線新小平駅への徒歩連絡を経て、武蔵浦和で埼京線に乗り換え大宮へ。これまでに二度、このパターンで、北陸新幹線の一番列車「かがやき501号」に乗り継ぐように出かけていたが、ここで思わぬ落とし穴に。なんと、新小平から乗り込む、武蔵野線の列車が、平日だと4分ほど遅く、大宮駅での乗り継ぎ時間が、僅か6分しかない。無事に乗り継げるかどうか不安だった事もあり、モバイルスイカの操作は大宮到着後にしようと思い、まずは大宮へ。結局は、「かがやき501号」に間に合うものの、モバイルスイカによる指定券発行の時間切れとなってしまい、後続の「はくたか551号」で長野へ向かう事にした。尤も、「かがやき501号」に乗れても、駅弁を買う時間が無かった筈で、乗り遅れた分、大宮駅で朝食用の駅弁は、しっかりとゲットした。

「はくたか551号」は順調に進み、1時間15分ほどで長野へ。途中、上田を過ぎたあたりから、車窓が吹雪状態で、不安だったものの、降り立った長野は、乾いた小雪が降るものの、少しずつ晴れ間が出てきており、屋外での撮影も、問題なさそうだ。

とりあえず、クモユニの撮影まで20分もない事から、まずはホームで撮影する事に。入場券を購入し、6・7番線の北長野方の先端へ向かう。

そして、時刻は8時33分。北しなの線の普通列車がやって来た。

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長野駅7番線に進入する、北しなの線の普通列車。

北しなの線、妙高高原からの普通列車は、なんと、スカ色ではなく、しなの鉄道オリジナル色の115系だった。実は、大雪の影響により、前日の運用も大幅に変更が生じており、残念ながら、スカ色編成は、別の運用に入ってしまった。流石に、大雪が原因では、どうする事も出来ない。

気を取り直して、クモユニ143の乗務員輸送列車を待つ事に。前回、2017年の11月5日に、長野市役所近くの踏切で撮影した時は、この踏切付近まで並走で来て、乗務員輸送列車は、いったん停止した後、長野駅へ入るため、長野駅入線は、北しなの線の普通列車の3分後ぐらいの入線のようだが、今回は、3分以上経っても現れない。どうやら、入れ替わりに長野総合車両センターへ入庫する回送列車が、遅れて長野駅を発車して行ったため、クモユニ143の乗務員輸送列車にも、若干の遅れが出てしまっているようだ。その為、先に7番線に到着した115系は、入替の為、駅の東京方へ引き上げてしまった。

このまま、クモユニ143が来なかったら・・・

やや不安に感じながら待っていると、8時39分、クモユニ143が近付いてくるのが見えた。

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長野駅に入線するクモユニ143。

雪が積もる8番線の線路を踏みしめるように、ゆっくり進むクモユニ143。これまでに、撮りたいと思いながら長野へ行くも、その都度、代走だった事もあり、この時は、シャッターを押す指にも、いつも以上に力が入ったと思う。

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振り向いて、もう一度撮影。

足元に注意しながら、振り向いて後追い。ここで、本来であれば、7番線側に、115系が停車している筈だが、既に、入替の為、7番線からは離れてしまった。スカ色同士の並びは撮れなかったものの、念願のクモユニ143の乗務員輸送列車が撮れたことは、とても嬉しかった。

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