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西武イエロー復活 三岐鉄道三岐線を訪ねる その2

保々駅から、西武カラーに復活した801系805Fに乗り込んだ私。車内に入り、真っ先に私の目に飛び込んで来たのは、車内に掲出された、懐かしい西武鉄道701系の写真だった。

今回、西武イエローに復活した805Fは、西武鉄道に最後まで残った701系781Fが種車。三岐鉄道入りに際して、モハ781にクハ1781の運転台部分を接合し、3両編成としている。

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三岐鉄道805Fの種車となった、西武鉄道701系781F。

懐かしい写真、そして足元から伝わる懐かしいモーター音を堪能しながら、列車は順調に進んで行く。途中の駅で下車して、折り返してくる805Fを撮ろうと言うのが狙い。どこで降りようか悩みながらも、選んだのは、丹生川駅。貨物博物館が隣接されている駅だ。昨年、石榑峠を越えて、三岐線の撮影を行ったのも、この丹生川駅と三里駅の駅間だった。そんな事もあって、丹生川駅で下車した。

丹生川駅改札口を出場した私は、一瞬ではあるが、左側にある貨物博物館を見た後、一路、三里駅方向へ向けて歩きだす。駅から、10分少々歩いた線路沿いの道で立ち止まり、ここで列車を待つ事にした。ここなら、藤原岳が背景に入る。晴れ間も出てきて、良い感じだ。あとは、805Fが戻って来るのを待つだけ。

待つ事およそ20分。西藤原から805Fが戻って来た。

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近鉄富田へ向かう801系805F。

通過直前、急に雲が掛り、3両目に影が掛ってしまった。残念。気を取り直して、振り向き、後追いも撮影する。

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後追い。

ここで、一発目から上手く撮れれば、再び駅へ戻り、列車に乗り込んで、他の撮影地へ向かうつもりだったのだが、予定変更。近鉄富田から折り返してくるのを、三里~丹生川間の駅間で待つ事にした。

とは言え、805Fが戻って来るまで、まだ1時間はある。のんびり駅間を歩く事にしよう。そう思った矢先・・・

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803Fによる西藤原行き。

お隣の三里駅で、805Fの近鉄富田行きと交換した、803Fの西藤原行きが背後からやって来た。タイミング的に、正面は間に合わず、後追いを撮影した。

時刻は、そろそろお昼。この付近でお昼を食べるとなると、三里駅方面へ向かえば、イオンがある事は昨年の訪問時に確認していた。そこで、線路沿いの道を三里駅方向へ歩き、昨年、851Fを撮影したポイントへと向かう。

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101系101Fによる西藤原行き。

撮影地到着後、最初にやって来たのは、2両編成の西藤原行き。旧西武鉄道401系を改造した三岐鉄道101系は、全部で3編成あり、この101Fは、西武鉄道401系のトップナンバーである401Fが種車となっている。

そして、西藤原行きの通過から、およそ10分後、近鉄富田行きがやって来る。少しだけ場所を変えて、撮影に臨む事に。

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801系803Fによる近鉄富田行き。

相変わらず、雲が多い天候ではあるが、この次は、いよいよ西武イエローの805Fが通過する。それまでに、晴れ間が広がってほしい。そう願いながら待っていると、少しずつ晴れ間が広がって来た。そして・・・

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801系805Fによる西藤原行き。

まだ正面までは陽が回っていないものの、およそ1時間前に撮影した近鉄富田行きよりは、好条件で撮影出来た。

時刻は、13時15分。お腹も空いてきたので、昼食を摂るため移動する事に。目指すは、この撮影地からも看板が見える、イオン大安店を目指し歩き始める。すると・・・

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101系101Fによる近鉄富田行き。

805Fによる西藤原行きと、丹生川駅で交換した、101系101Fによる近鉄富田行きが背後からやって来たので、近付いてきたところで振り向いて撮影。先程とは異なり、今度は前パン姿を捉える事が出来た。

この後、20分近く歩いて、目的地であるイオン大安店へ。店内のフードコートで昼食を摂った。食べ終わった時点で、時刻は14時を過ぎていた。この後の予定をどうするか。少しだけ考える。東京へ帰る前に、出来ればもう一度、DD51が牽引する、関西本線の貨物列車が撮りたい。そして、時間が合えば、フリーきっぷの強みを生かして、北勢線も乗りたい。しかし、北勢線に回ると、DD51の貨物列車が間に合わない。

そこで思い付いたのが、北勢線は諦め、三岐線を終点まで乗る事だった。幸いなことに、このまま最寄駅の三里駅まで行くと、次に来る列車は、近鉄富田行きではなく、西藤原行きだった。この後の予定も決まったので、まずは三里駅へ。途中、道に迷いながらも、およそ15分ほどで到達する事が出来た。

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三里駅に進入する、西藤原行き101系101F。

三里駅で待つ事およそ5分。14時41分発の西藤原行きが到着。やって来たのは、御覧のように、先程、イオン大安店へ向かう途中に撮影した、101系101Fだった。

この頃から雲行きが怪しくなり、列車が先に進めば進むほど、雨雲が増えてくると言う状況に。列車はおよそ17分で、終点、西藤原に到着するが、西藤原に到着した時には、雨が降り始めていた。

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西藤原駅の保存車両。

西藤原駅には、2001年、三岐線開業70周年を記念して、駅前公園が整備され、三岐鉄道創業時に新造された1931年製の蒸気機関車E102号機、1925年に新造された電気機関車ED222号機、ディーゼル機関車DB25号機と、3両の保存車が展示されている。せっかく西藤原まで来たのだから、これらの車両をじっくり観察しようと思っていたのだが、この雨にガッカリ。

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西藤原駅に停車中の101系101F。

結局、折り返しの時間を利用して、西藤原駅末端の引き上げ線にある踏切まで移動し、ここから停車中の101Fを撮影した後、西藤原駅へ。101Fによる近鉄富田行きに乗り込み、西藤原を後にした。

西藤原から乗車した近鉄富田行き車内では、この日、朝から歩き続けていた事もあり、疲れが出て眠ってしまい、途中の保々駅で一瞬目が覚めたものの、再び眠りにつき、気が付けば近鉄富田駅と言う状況。ここで、近鉄名古屋線の急行に乗り換え、弥富へ。DD51の貨物列車等、関西本線の列車の撮影に臨んだ。

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