311系の特別快速・新快速を撮影する
ゴールデンウィーク、5月4日のお話です。
名古屋遠征2日目。宿泊した東横イン名古屋桜通口新館からのスタートとなる。久々の名古屋泊まりなので、何かJR東海の在来線ネタを撮影出来ないか。前夜、就寝する前に、持参したパソコンを使って調べてみる。すると、朝8時台に、311系を使用した特別快速と新快速が運転されている事を発見した。
311系は、1989年、金山総合駅開業に合わせて、東海道本線の新快速電車用にデビューした車両。211系5000番台をベースに、120キロ運転対応、車内にカード式公衆電話を設置する等、当時としては画期的な車両だった。しかし、1999年に、313系がデビューすると、徐々に各駅停車の運用にシフトしていった。しかし、ダイヤ改正の都度、僅かではあるが、特別快速・新快速運用が残され、かつて、この車両が花形だった事を彷彿とさせている。
せっかく見つけた311系の特別快速・新快速運用。しかも、名古屋駅の発車時刻が8時14分、29分と、15分おきに続けてやって来るとなれば、これは撮りたくなる。そこで、まずは1本目、8時14分発の特別快速を、名古屋駅で撮影する事にした。この特別快速は、名古屋駅3番線からの発車なので、時間に合わせて2番線へ。ここで、まずは進入シーンを撮る事にした。
名古屋駅3番線に到着する、311系の特別快速浜松行き5100F。
名古屋駅では、2018年3月17日のダイヤ改正より、2番線の使用を停止している。これは、現在建設中のリニア中央新幹線の工事によるもので、使用停止は約1年間を予定しているとのこと。その為、この特別快速は、3番線へ入線している。311系の背後には、工事用の重機が写っており、工事中である事がお解りいただけるかと思う。撮影条件は、決して良い場所ではないが、リニアの工事の記録も兼ねて、1発目は、ここで撮る事にした。
それにしても、リニア中央新幹線の工事が、ここまで具体化してきたとは・・・まだまだ先の事だと思っていたので、ちょっと驚いた。
名古屋駅3番線に停車中の特別快速浜松行き5100F。
この後、私は1番線に停車していた各駅停車に乗り込み、熱田駅へ移動。ここで、後続の新快速を待つ事にした。熱田駅のホームには、既に先客が4人待機されていた。先客の皆様の邪魔にならない位置から、カメラを構える事に。
熱田駅を通過する新快速浜松行き5312F。
待つ事およそ10分。311系8両編成による、新快速浜松行き5312Fが、熱田駅を颯爽と通過して行った。新快速としてデビューした車両だけに、やっぱり311系には新快速が良く似合う。久しぶりに、311系の新快速を見て、改めて、そう感じた。
この撮影を以て、この日の朝練は終了。本来の目的地である、三岐鉄道三岐線へ向けて移動を開始した。
さて、ここで、前日の5月3日に話を戻します。前の記事でもお解りの通り、この日は、15時頃から東海道本線の清州駅で、貨物列車を撮影していましたが、その際にこんな列車が・・・
稲沢線を走る311系の回送列車。
名古屋~稲沢間には、貨物列車用の別線、通称、稲沢線が併設されており、貨物列車の他、臨時の旅客列車や回送列車も走行している。今回、この稲沢線を走る311系の回送列車に遭遇。時間帯からして、名古屋から武豊線へ向かう、直通の区間快速列車の送り込みと見られる。311系は、2015年に電化された武豊線にも入線しており、活躍の場が広がっている。
そう言えば、武豊線で311系をまともに撮っていなかった。次に名古屋に行った時は、これも忘れないようにしないと・・・
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