消えゆく6ドア車 サハE230
三連休の中日、9月16日のお話です。
午後から秋葉原へ。夕方、駅へ向かうため、中央通りを歩くと、歩行者天国になっていたので、車道を歩くことに。
ふと、正面にある、総武線の橋を見て、あることを思い付いた。急いでカメラを取り出し、列車が橋を通過するのを待った。
秋葉原の街中を走る、中央・総武線各駅停車の6ドア車両、サハE230。
これまでにも、何度か触れているように、JR東日本は、山手線へ次世代通勤型電車E235系の投入を進めており、それに伴い、玉突きとなるE231系500番台車の中央・総武線各駅停車への転用も進んでいる。その為、従来から、中央・総武線各駅停車を走っている、209系500番台車とE231系0番台車は、編成を短くした上で、他の路線への転用が進んでいるのだが、その際に外されるのが、E231系0番台車の5号車に組み込まれていた、6ドア車、サハE230。扉を2か所増やすことにより、乗降時間の短縮を狙った車両であり、朝の通勤時間帯には、座席を使用停止にして、立ち席スペースを増やすなど、まさに、ラッシュ時に特化した車両。
JR東日本は、この6ドア車両を、中央・総武線各駅停車以外にも、これまでに、山手線・京浜東北線・横浜線・埼京線・川越線に導入。更に、私鉄でも東急田園都市線に導入され、各線とも、ターミナル駅の階段・通路が重なる混雑の激しい位置に連結し、乗降時間短縮に貢献してきたが、人口減少や少子化等による、通勤・通学客の減少や、ホームドアに対応できない等の理由から、6ドア車が徐々に減少。今では、この中央・総武線各駅停車に残るのみとなってしまった。
首都圏に残る最後の6ドア車。減って来ているとは言え、この線では、まだまだ見る事が出来る。車両数に余裕がある今のうちに、しっかり記録しておかなくては・・・
さて、山手線からのE231系500番台車の転用により、車両の動きが激しくなってきた、中央・総武線各駅停車ですが、先日、西荻窪駅で、今後も残るが、姿がやや変わったと言う車両と、まもなく姿を消す事になる車両を撮影する事が出来ました。この時撮影した車両の画像をご紹介して、この記事を締めたいと思います。
電動車の比率が高くなったE231系0番台車、ミツB14編成(左)。
まずは、今後も中央・総武線各駅停車で活躍は続くものの、やや姿が変わったと言う編成このミツB14編成は、山手線から転用されてきたE231系500番台車導入後も、引き続き、この線に残る事が決定している。但し、ホームドア対策として、6ドア車両は外される事から、4ドア車両に統一。その際に、山手線から転用されてくるE231系500番台車に合わせて、電動車を10両中6両にして、電動車比率を高めている。正面の帯に、6ドア車両連結を表すロゴが無い事と、パンタグラフが3基上昇している点に、違和感を感じてしまう。
まもなく姿を消す事になるであろう、209系500番台車。
そして、E231系500番台車転用により、中央・総武線各駅停車からは、完全に姿を消す事になる209系500番台車。元々、E231系の方が本数も多く、209系500番台車は、全体の3分の1程度の本数しかないだけに、最近では、姿を見る機会が、かなり減って来ている。209系500番台車は、4両または8両に短縮された上で、八高線・川越線・武蔵野線などに転用されている。この日撮影した、ミツC512編成についても、近い将来、この線を去る事になるのは間違いない。
209系500番台車、あまり撮っていなかったなあ・・・反省。
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