山手線用E235系 トウ25編成の配給列車を撮影する
ブログ開設記念日、9月6日午後のお話です。
鶴見線安善駅で、米タンの観察を終えた後、次に向かったのは、山手線の原宿駅である。
現在、山手線では、JR東日本の次世代通勤型電車、E235系の投入が進められている。山手線用のE235系電車は、JR東日本の完全子会社である、総合車両製作所の新津事業所(新潟県新潟市秋葉区)で製造され、完成した車両は、電気機関車に牽引され、所属する東京総合車両センターへ配給列車として輸送されてくる。この日、新たに完成したE235系の配給列車が運転される事になっていた。、E235系の配給列車は、平日に運転されるため、普段は、なかなか撮れない列車。米タンの観察を、安善駅で切り上げて、E235系の配給列車を撮影に向かった。
鶴見、品川を経由して、原宿駅に到着したのは、15時頃のこと。E235系配給列車が通過するまで、10分を切ると言うタイミングだった。平日にも関わらず、原宿駅ホームの新宿方先端は、撮り鉄さんが5名ほど集まっており、私もその後ろからカメラを向ける事に。
カメラを構えて待つ事およそ5分。お目当ての配給列車がやって来た。
原宿駅宮廷ホーム前を通過する、山手線用E235系の配給列車。
双頭連結器付き、EF64 1031号機に牽引され、原宿駅宮廷ホーム前を通過するE235系の配給列車。原宿駅で山手貨物線を撮影する場合、被写体がやや遠くなってしまうが、この宮廷ホームが解るように撮るのが、私のお気に入りの撮り方である。
E235系側もしっかり撮影。
振り向いて、走り去る配給列車をE235系を撮影。電車の正面のガラス左端に「25」と言う数字が入っているのがお解りいただけるかと思う。この数字からもお分かりの通り、山手線用のE235系、この車両が早くも25番目の編成と言う事になる。山手線は、全部で52本の車両で運行されており、この日、配給輸送されてきた車両が営業入りすれば、約半数が、新型車両に置き換わった事になる。そう言われてみると、最近では、山手線に乗っても、E235系に遭遇する確率が高くなってきた。
さて、この日、配給輸送されてきたE235系は、10両編成である。山手線は11両編成で運転されている為、1両足りない。
E235系が投入された事により、これまで山手線を走っていたE231系500番台は、順次、中央・総武線各駅停車へ転用されている。中央・総武線の各駅停車は10両編成で運転されている為、10号車となる、サハE231の4600番台車を外している。
中央・総武線各駅停車に転用されてきたE231系500番台車。最近では見かける機会も増えてきた。
この外した10号車は、山手線のホームドア導入に合わせて、6ドア車両を廃止するために投入された車両の一つ。山手線のホームドアは、田町~田端間で並走する京浜東北線が、同区間の工事や事故等により、山手線の線路を使用して運行する事を想定し、10号車の扉の位置が、京浜東北線の10号車(大宮方先頭車両)に合わせて設置されている為、この車両の扉の位置も、京浜東北線の10号車に合わせている。その為、新製するE235系では、一部の編成を除いて、現行のE231系に連結されている10号車を、転用・改造した上で組み込む事になっている。
E235系への転用改造が進む、サハE231の4600番台車。(2018年8月25日、東京総合車両センター夏休みフェア開催時に撮影)
今回、原宿駅で撮影したE235系トウ25編成も、例外ではなく、10号車には、E231系から転用改造を受けた車両が組み込まれる。8月25日に開催された、東京総合車両センターの夏休みフェアでは、改造中の10号車の様子も見る事が出来た。今回、配給輸送されてきたE235系には、この時撮影した車両が組み込まれることになるのかもしれない。
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