E655系回送列車 国立駅抑止
9月25日のお話です。
夕方、武蔵野線東所沢駅近くの業務スーパーの駐車場から、車が線路内に転落し、武蔵野線は運転を見合わせていると言う情報が、私の携帯にも入って来た。
夕方の帰宅時間帯、運転再開まで長時間かかるのは何とも痛いことではあるが、私の帰宅ルートに支障はない。そのまま帰宅しようと思っていたところ、国立駅に、E655系「和(なごみ)」の回送列車が、武蔵野線に入れず、抑止しているとの情報が入って来た。E655系は、ハイグレード仕様のジョイフルトレインで、普段は、JR東日本の会員制クラブ「大人の休日倶楽部」の会員向け団体列車や、近畿日本ツーリスト等の旅行代理店主催の団体列車に使用されているが、天皇や要人が使用する特別車両を連結する事で、お召列車にも使用される事もある。
とは言え、普段はなかなかお目にかかれない車両。武蔵野線の運転再開は、20時30分頃を予定しているとのことで、まだまだ時間はある。ちょっと見に行ってみよう。帰り道、国分寺をそのまま通過し、国立駅へ行ってみた。国立駅に到着すると、2番線の東京方に、E655系の回送列車は停車していた。
国立駅2番線で武蔵野線の運転再開を待つ、E655系の回送列車。
この日、E655系は、団体列車の営業を終えて、松本から所属先である尾久車両センターへ、回送列車で戻る事になっており、その道中、武蔵野線の運転見合わせに巻き込まれてしまった。お客さんが乗っていない回送列車だった事で、中央本線と武蔵野線との連絡線の分岐点である、国立駅で抑止と言う事になった。ホーム上では、見慣れない豪華な車両が停まっているとのことで、鉄道ファンの他、一般客も、スマートフォンで撮影すると言う光景が見られた。
ホーム東京方に回り込んで、クロE654側も撮影。
国立駅では、20分ほど滞在して、停車中のE655系を撮影。終了後は、いったん改札口を出て、再度入場し、定期券区間外乗車分の精算をしてから帰宅した。
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