遊園地急行に充当された「ぐでたまスマイルトレイン」を撮影する
9月1日、小川駅での列車停止訓練観察の前と後のお話です。
前の記事でも触れたように、毎年恒例の列車一斉停止訓練の観察、今年は新宿線・拝島線での観察を考えていた為、2000系2007F「LAIMO」や、8月25日より、新宿線での運行が始まった30000系38105F「ぐでたまスマイルトレイン」(以下、本文では「ぐでたま」と表記)の運用をチェックしていた。西武線アプリや車両の目撃情報を取り上げているサイトによると、38105F「ぐでたま」は、訓練が行われる正午の時点では、上石神井の車庫にいる可能性が高いものの、西武遊園地行きの急行列車に充当される事が判明。では、訓練の観察の前に、ぐでたま」の遊園地急行を撮影しておこう。10時頃になるが、自宅を自転車で出発した。
気付くのが遅かった事もあるが、土曜日、そして「ぐでたま」の遊園地急行が走るとなると、多摩湖線の八坂~武蔵大和間は、おそらく1・2時間前ぐらいから張り込んでいるだろうと予想。お天気も曇り気味だった事もあるので、まずは、駄目元で、萩山駅手前のカーブ区間へ。駄目なら、八坂~武蔵大和間の東村山中央公園に繋がる歩道橋付近へと言う形で向かったところ、萩山駅手前のカーブには、通過15分前で、待機していた撮影者が一人と言う状況だった。この区間は、多摩湖線ではなく、拝島線ではあるが、人が少ないなら、この場所で・・・と言う事で、待機していた先客に一声かけて、その後ろからカメラを構える事に。
先行列車でタイミングを合わせながら、待つ事およそ10分。手元の時計で10時25分頃になるが、38105F「ぐでたま」の急行西武遊園地行きが、2分ほど遅れてやって来た。
拝島線、小平~萩山間を行く、38105F「ぐでたま」。
私が、この場所に到着した時、まだ先客が一人しか居らっしゃらなくて、ちょっと拍子抜けしてしまったが、最終的に、この撮影地には、私を含めて4人の方が集まり、38105F「ぐでたま」の急行西武遊園地行きにカメラを向けていた。
西武遊園地へ向かった38105F「ぐでたま」は、折り返し、小平行きとなって戻って来る。自転車でここまで来たが、流石に、八坂~武蔵大和間まで行くには時間が無さ過ぎる。ここは大人しく、萩山駅周辺で待つのが得策と考え、萩山1号踏切へ。ここなら、一応、多摩湖線を走る38105F「ぐでたま」が撮影できる。しかし、萩山1号踏切到着後、西武線アプリで列車の位置情報を確認すると、小平駅周辺を走る列車に、1分から2分程度の遅れが確認できた。この1分から2分程度の遅れにより、西武遊園地から戻って来る38105F「ぐでたま」と、拝島線の下り列車が被ってしまう恐れがある。
そこで、多少の遅れでも対応できる場所に変更。自転車で走ること、およそ5分。小平駅に近い、小平2号踏切へ移動した。ここも、場所的には、拝島線どころか新宿線も混ざってしまうが、被りを回避できる筈。待つこと、およそ5分。38105F「ぐでたま」がやって来たが・・・
38105F「ぐでたま」による小平行き。
終点、小平駅は、もう目前。小平駅からは、回送列車になってしまうと言う事で、御覧のように、38105Fの行先表示は、既に「回送」に切り替わっていた。それでも、新宿線は8両編成での運用に限定されるので、池袋線では10両編成運転時に隠れてしまう、クハ38105の「ぎゅでちゃま」がしっかり撮れるのは有り難い。
そして、38105F「ぐでたま」の通過から、更に5分後のこと。
2007F「LAIMO」による小平行き。
この日、拝島線の折り返し運用に就いていた2007F「LAIMO」による小平行き。38105Fのすぐ後を追うように、小平駅にやって来たので、こちらもこの場所で撮影してみた。
この撮影を以て、小平2号踏切から撤収。自転車を置きに、一旦自宅に戻った後、列車一斉停止訓練の観察の為に、小川駅へ向かった。
さて、前の記事でも触れたように、小川駅での列車一斉停止訓練観察後も、西武沿線を何箇所か回りました。ここから先は、訓練観察後の撮影記をお伝えしたいと思います。
まず、訓練観察時に目撃した2049Fを撮影した際、急行拝島行きに充当されていた6102Fを目撃した。この6102Fは、7月5日に武蔵丘検修場を出場した際、パンタグラフがシングルアームパンタに換装している。おそらく、9000系の廃車発生品を流用したものと思われるが、6102Fは、パンタグラフは換装したものの、足回りは今まで通り。この事から、パンタグラフは変わっても、新宿線の6101Fと6102Fは、それほど長く使うつもりがないのではないか。見かけた時は、積極的に撮ろう。そう考えていた。
そこで、6102Fを追いかけて、拝島方面へ。生憎、後続の列車は、玉川上水止まり。この列車で終点の玉川上水へ向かい、拝島から折り返してくる6102Fを、玉川上水駅で撮影してみた。
玉川上水駅に進入する6000系6102F。
そして、この後、小平駅まで戻り、駅構内の越後そばで昼食を摂っていると、新宿線では2000系の2両+2両+4両と言う8両編成が走っているとの情報をキャッチ。編成の組み合わせは、西武新宿方から2453F+2411F+2527Fと言う組み合わせで、旧2000系が新2000系に挟まれる形になっている。これはどうしても撮っておきたい。
そこで、この組み合わせが解るように撮れる場所がないか、昼食休憩中に考えた末、下落合~中井間の駅間で、撮影する事にした。小平駅から急行電車に乗り込み上石神井へ。ここから各駅停車に乗り換え下落合駅へ。駅から中井駅方向に歩いて5分ほど。両駅間のちょうど真ん中付近で、この珍編成を撮影する事にした。
2453F+2411F+2527Fの珍編成が新宿線を走った。
2+2+4の8両編成。いかにも、西武鉄道らしい組み合わせである。
この後、いったん、西武鉄道沿線から離脱するが、38105F「ぐでたま」に代わって、池袋線へ貸し出された38101Fが、池袋線を8両編成で走っているとの情報を入手。しかも、優等列車の運用もあると言うので、複々線区間の中村橋駅へ。
池袋線の複々線区間を行く38101F。
私は、池袋駅を17時10分に発車する、急行飯能行き2151列車を撮影したのだが、生憎、2151列車が、中村橋駅を通過する時は、大粒の雨が・・・ その為、御覧のような写りとなってしまった。
東京メトロ7000系と、一瞬の出会い。
しかし、撮影後に振り向くと、そこには、東京メトロ7000系の石神井公園行きが・・・ この7000系との出会いも、まさに池袋線らしい光景と言えるので、この並びを撮れた事は嬉しかった。
38101Fの撮影を終えたところで、防災の日、9月1日の撮影は終了。所沢経由で帰宅した。
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