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世代交代が進む八高線・川越線 209系ハエ72編成とTWR70-000形との並びを撮影する

ここ数日、公私ともに色々ありまして、撮影には出かけているものの、ブログの執筆がかなり遅れ気味なっています。それでも、連日、多くの方が弊ブログにお越しいただいているようで、いつもお付き合いいただき、ありがとうございます。

今回は、写真編集の都合で、ほぼリアルタイムの更新となります。3連休最終日、11月25日のお話です。

山手線へのE235系投入による玉突で、転用されている209系やE231系により、世代交代が進む八高線と川越線。既に205系は運行を終了し、生え抜きの209系3000番台も、運用離脱車が出始めている。そんな中、八高線・川越線には、209系3100番台と言う、ちょっと変わり種の車両がいる。この車両は、埼京線と相互乗り入れを行っている、東京臨海高速鉄道の70-000形の全編成10両化により余剰となった車両を、JR東日本が購入し、八高線・川越線用に改造(一部車両は新造)した車両で、4両編成2本(ハエ71編成とハエ72編成)が八高線・川越線で活躍をしていた。しかし、最近になって、ハエ71編成が休車となり、ハエ72編成のみが孤軍奮闘を続けていると言う状況。

209系3100番台の種車となった、東京臨海高速鉄道の70-000形は、毎日、埼京線・川越線に乗り入れて川越まで運転されている。70-000形と209系3100番台が並ぶ瞬間を撮りたい。この思いが10月頃から私の中に芽生え、毎週末、ハエ72編成の動きをチェックしていた。そして、三連休最終日の11月25日、ハエ72編成は69運行に就いている事が解った。この69運行は、12時47分に川越駅にやって来る。ちょうど運良く、りんかい線の70-000形も、12時39分から50分まで、川越駅に入線している。つまり、3分間、両者が並ぶ。

そこで、この瞬間を撮ろうと、私は川越駅へ。撮影地に選んだのは、川越駅近くの踏切。ここから、川越駅に停車中のハエ72編成と70-000形を撮影しようと企んだのである。私は、12時34分頃から、踏切の脇に待機。八王子からやって来る、ハエ72編成の到着を待った。12時47分、ハエ72編成が、ゆっくりと近付いてきた。

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川越駅に入線する209系3100番台ハエ72編成。

踏切が開くと同時に踏切内へ。通行人の動きを気にしながらカメラを構えると、左隣にいる筈の70-000形が居ない。70-000形は、12時39分には到着している筈なのに・・・早速、スマートフォンで、JR東日本アプリを立ち上げ、列車の位置情報を確認。すると、池袋駅でホームから転落した乗客の救出活動を行った影響で、約12分遅れで川越に向かっているとのこと。

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なんとか並んだものの・・・

その後、遅れていた70-000形も到着し、踏切内から撮影してみたが、両数の短いハエ72編成は、ホームの中ほどに停車するため、ホームいっぱいに停車する70-000形とは、当然、停止位置が揃わない。御覧のように、ハエ72編成の正面が暗くなってしまい、これが限界。

209系3100番台と70-000形、両者が川越駅で並ぶチャンスは、他にも有るのだが、休日の69運行だと、12時39分には、既に70-000形が到着している為、踏切が開いた直後ならば、ハエ72編成が、川越駅に停車する前に撮れるので、ちょうど良かったのだが、事情が事情だけに仕方が無い。

209系3100番台が離脱する前に、もう一度、川越駅で70-000形との並びを撮りたい。週末の運用チェックを続けないと・・・

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第三浜名橋梁を通過する東海道本線の普通列車を撮影する

10月27日のお話です。

この日、私は、西武鉄道の新型特急車両、001系の甲種輸送を撮影するため、東海道本線の第三浜名橋梁を臨む事が出来る、西浜名大橋を訪れていた。この西浜名大橋の最寄り駅となるのは、東海道本線の弁天島駅。浜松駅から東海道本線の普通列車に乗り込み、名古屋方面へ向かって3駅目の駅である。

JR東海が管理する東海道本線のうち、浜松~豊橋間は、静岡方面から来る列車と名古屋方面から来る列車が入り組み、静岡車両区、大垣車両区、どちらの車両も見る事が出来て、車両運用の面で見ても、とても面白い区間と言える。

私は、甲種輸送が通過する、およそ1時間半前から、西浜名大橋で待機していた。お目当ての車両が通過するまでの間、1時間以上待つのは辛い事も多いのだが、JR東海の在来線車両が好きな私にとって、この場所は、飽きることなく待つ事が出来た。

そこで、今回は、この待ち時間の間に撮影した、普通列車の写真(主に上り列車)をご紹介していきたいと思います。

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大垣車両区所属の311系G11編成による、普通浜松行き5936M。

現地に到着して、最初に通過した普通列車が、この浜松行き5936M。この列車は、豊橋始発浜松行きとして運転されているが、充当されていたのは、大垣車両区に所属する311系G11編成。弊ブログでは、これまでにも、311系の事は触れているが、改めて簡単に触れると、311系は、211系5000番台をベースに、1989年から1990年にかけて製造した近郊型車両で、金山総合駅開業に伴う、東海道本線豊橋~大垣間の快速列車増発用として製造されている。JR東海の近郊型車両として初となる、時速120キロでの運転が可能な車両で、1999年に313系が登場するまでは、新快速運用が中心の花型車両であった。今では、普通列車が主体の運用となっているが、それでも、細々と新快速運用が残されているのは、デビュー当時を知っているだけに嬉しくなる。

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西武 新型特急001系第1編成の甲種輸送を撮影する その2

10月28日のお話です。

25年ぶりの新型特急車両が、この日、ついに西武鉄道の線路に入線する。前日に引き続き、新型特急の甲種輸送の撮影に出かける事にした。

横浜羽沢駅で一夜を過ごした新型特急は、8時50分、新秋津に到着する。前日の疲れからか、起きるのがギリギリのタイミングとなってしまい、朝食も食べずに自宅を出発。武蔵境駅のNEWDAYSでおにぎりを購入し、西武多摩川線に乗り込んで是政へ。駅から3分ほど歩いて、向かった先は是政橋。ここから、武蔵野線の多摩川橋梁を渡る新型特急を撮る。お天気が良ければ、富士山も見える最高の場所なのだが、生憎、雲が掛っており、富士山は見えなかった。それでも、注目の新型特急の甲種輸送と言う事で、是政橋の歩道にも、撮り鉄さん達が集まっていた。

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武蔵野線多摩川橋梁を渡る、西武鉄道の新型特急。

手元の時計で、8時30分頃のこと。国鉄色のEF65に牽引された、西武鉄道の新型特急の甲種輸送が、武蔵野線の多摩川橋梁に差し掛かった。背後に富士山は見えないものの、夢中になってシャッターを切ったのだが、通過後、カメラのモニターを見ると、機関車の位置が微妙な場所でシャッターを切っていた。まあ、この日の主役は新型特急。この時は、牽引してきた機関車の車番も知らず、そんな風に思っていた。

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西武 新型特急001系第1編成の甲種輸送を撮影する その1

10月27日のお話です。

西武鉄道は、今年度より、25年ぶりとなる特急車両の新造が始まることなっていたが、この度、新型特急車両の第1編成が、山口県の日立製作所で落成し、10月26日から28日にかけて、甲種輸送が実施される事になった。

山口県の下松から2泊3日をかけた甲種輸送。金曜日から日曜日にかけての輸送となるため、ちょっと遠出をすれば、前日の土曜日も、甲種輸送の模様を撮影する事が出来る。前日の土曜日は、横浜羽沢駅までの輸送となるので、愛知県内・静岡県内ならば、東京から出掛けてきても充分に撮影が可能となる。しかし、この日は、フェイスブックでお友達になっていただいている方からのご依頼で、夜は、表参道の東京ウイメンズプラザで、「働く女性の困った事を解決しよう 通勤のメンタルヘルス」と言うテーマで、鉄道の施設等について登壇する事になっており、18時までには表参道に戻らなくてはならなかった。

そこで、甲種輸送の撮影場所を、浜松周辺と決め、スーツ姿で、東京駅から東海道新幹線に乗車し浜松へ。更に、浜松から東海道本線の普通列車に乗り換え、弁天島駅へ。途中、浜松駅での乗り換えの際、強い雨が降り出し、撮影できるか心配だったが、弁天島駅に降り立った時には、雨も上がっていた。到着後、撮影地へ向けて歩きだす。浜名湖を眺めながらのんびり歩く事15分。辿り着いたのは、東海道本線の第三浜名橋梁を望む事が出来る、西浜名大橋付近。到着時点で、既に10名近くの撮り鉄さんが待機していたが、脚立に上がって撮影されると言う方に声をかけて、前に入れていただく事にした。そして、天気も徐々に晴れ間が見えてきて、甲種輸送の通過前には、見事にお天気も回復してきた。

現地到着から、およそ1時間半。12時16分頃になるが、吹田機関区所属のEF210-106号機に牽引された、新型特急の甲種輸送が、第三浜名橋梁を通過した。

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EF210-106号機に牽引され、浜名湖を渡る、西武鉄道の新型特急。

山口県の日立製作所を旅立ち、一路、新秋津を目指す、西武鉄道の新型特急。私自身、第三浜名橋梁へやって来たのは、2015年10月17日に実施された、西武鉄道30000系30106Fの甲種輸送の撮影時以来、およそ3年ぶり。あの時は、通過直前に曇ってしまったが、今回は全く逆で、通過直前に晴れてくれた。浜名湖まで来て、本当に良かった。新型特急が走り去った後、改めてそう感じた。

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西武多摩川線 101系241Fと253Fの甲種輸送が実施される

10月20日から21日にかけてのお話です。

JR中央線の武蔵境駅から分岐して、是政までを結ぶ西武鉄道多摩川線。西武鉄道の他の路線と繋がっていない多摩川線は、およそ3ヶ月に一度の割合で、甲種輸送が実施され、車両を入れ替えている。10月20日から21日にかけて、今年3回目の甲種輸送が実施され、多摩川線へは241Fが送り込まれて、多摩川線からは253Fが戻って来た。

今回多摩川線に送り込まれた241Fは、今年6月下旬頃より、伊豆箱根鉄道創業100周年記念のコラボ企画として、伊豆箱根鉄道カラーのラッピングが施された。

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今回、多摩川線に送り込まれた241Fは、今年6月下旬より伊豆箱根鉄道カラーとなっていた。

昨年9月より走り始めた、伊豆箱根鉄道とのコラボ列車だが、249F(現在はイエローツートン塗装に変更)、261Fに次いで、241Fは通算3本目の伊豆箱根鉄道カラーとなった。今回の甲種輸送までの間は、多摩湖線で運用されており、261Fとの伊豆箱根鉄道カラー同士の交換シーン等を楽しむ事が出来た。

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一橋学園駅で見られた伊豆箱根鉄道カラー車同士の交換シーン。左側が241F、右側が261F。

241Fは4両全てのベンチレーターが撤去されているが、261Fは、クハ1261とモハ261に1個ずつベンチレーターが残されており、車番以外では、ベンチレーターの有無が最も簡単な見分け方と言える。

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