田中駅開業130周年 しなの鉄道の115系を撮影する その2
では、引き続き12月1日のお話です。
田中駅で台鉄カラーのS9編成を撮影した後、タイミング良く入線してきた、小諸行きの普通列車で小諸へ。駅近くの蕎麦屋さん、草笛に立ち寄って、美味しいお蕎麦で昼飯・・・と言うのが狙いだった。
約10分で小諸駅2番線に到着。お隣3番線には、小諸始発の軽井沢行きが停車中。海野宿付近の撮影ポイントでも撮影した湘南色のS3編成なのだが、先頭のクモハ115の正面を見てみると・・・
小諸駅3番線に停車中の115系S3編成。何やら大きなヘッドマークが掲出されている。
御覧のように、「スノートレイン信州」と言うヘッドマークが掲出されていた。これはビックリ。かつて国鉄時代に、新前橋電車区に所属する、165系で運転されていた、「シュプール上越」を彷彿させるようなデザインのヘッドマークだが、しなの鉄道の公式ホームページでも、こんな話は出ていなかったような。
とりあえず、反対側、小海線が発着する4・5番線ホームへ行けば、編成写真が撮れるので急いで移動するが、私が、田中駅から乗車してきた小諸行きが、若干遅れていた為、軽井沢行きとの接続時間が、その分カットされてしまい、4・5番線ホームへ移動しても、クモハ115側まで行く事は出来なかった。
小諸駅を発車した115系S3編成。
仕方なく、動き出したS3編成を撮影したが、クハ115には、御覧のように、ヘッドマークは掲出されていない。どうやら、先頭に立つクモハ115側のみの掲出だった模様。
S3編成は、約1時間後、763Mで軽井沢から戻って来るが、小諸到着後は、もう一度、766Mとして軽井沢へ向かうと言うので、ここでは、予定通り、草笛さんへ向かい、美味しいお蕎麦を食べてから、S3編成を出迎える事にした。
その後、懐古園に保存されているC56を眺めながら、美味しいお蕎麦を食べて、身も心も満たされた私は、S3編成を出迎えるため、線路沿いの道を歩く事に。当初は、小諸駅から小海線に乗車し、東小諸駅か乙女駅まで行って、そこで、並走するしなの鉄道の線路上を行く、S3編成を撮影する事も考えたが、S3編成の折り返し軽井沢行きと3分しか差が無い為、小海線の列車で先行出来ない可能性もある事から、安全策を採る事にした。
線路を見渡す事が出来る歩道で待つことおよそ10分。軽井沢からS3編成が戻って来た。
小諸駅に進入するS3編成。
御覧のように、S3編成は、軽井沢での折り返しの際、ヘッドマークをクハ115側に付け替えていた。逆光ではあるが、まずは、ヘッドマークを掲出したクハ115を撮影出来た。
後追い。こちらが順光。
この後、再び軽井沢へ折り返すS3編成を撮影する。先程撮影した場所よりも、更に進んだところで、S3編成を待つ事に。
再び軽井沢へ向かう115系S3編成。
ヘッドマークには、少しだけ影が掛ってしまったが、順光でS3編成を撮影する事が出来た。
後日、月刊誌「鉄道ファン」のサイト「railf.jp」で確認したところ、この日のS3編成は、特別企画のフォトランとして、掲出されていたとのこと。更に調べてみると、これまでにも、同じような事を企画された方が、何人かいらっしゃるとのこと。来年は、弊ブログも15周年。115系でこんな事が出来るのであれば検討してみようかしら・・・
この後、私は、小諸駅へと戻り、台鉄カラーのS9編成による、臨時列車「台鉄・田中駅友好記念号」を撮影するため、下り列車に乗り込み田中駅へ。ここから徒歩で、この日二度目の海野宿へ。目指す海野踏切には、既に多くの撮り鉄さんが待機されていたが、なんとか撮影出来る場所を確保する事が出来た。
「台鉄・田中駅友好記念号」として、田中~大屋間を行く115系S9編成。
14時31分頃のこと。S9編成による「台鉄・田中駅友好記念号」が、海野踏切を通過して行った。御覧のように、午前中に運転された「軽井沢~田中間開業130周年記念号」と異なり、台鉄側にも存在する「田中駅」を強調するデザインのヘッドマークに変わっていた。
後追い。
「台鉄・田中駅友好記念号」は、一旦、上田へ向かった後、軽井沢行きとして折り返してくる。あまり時間もないので、軽井沢行きも、海野宿周辺で撮影するつもりでいた。そこで、軽井沢行きは、ここで撮ろうと、予め決めた場所へ向かったものの、そこでは、影が多く、まともに撮れない事が解り、結局は、朝、送り込みの回送列車を撮影した場所で撮影する事にした。その間、軽井沢行きの「ろくもん」が通過。またしても、「ろくもん」の撮影を失念していた。
上田で折り返し、軽井沢へ向かう「台鉄・田中駅友好記念号」
14時57分頃のこと、上田駅から折り返してきた、軽井沢行き「台鉄・田中駅友好記念号」が颯爽と通過して行った。
後追い。今度は、特にすれ違いなし。
この撮影を以て、台鉄カラーS9編成の撮影は終了とした。この後、引き続き、長野色のS15編成や湘南色のS3編成が、続けてやってくるので、暫くの間、この場所で待機することに。
長野色S15編成による、普通長野行き655M。
台鉄カラーのS9編成が過ぎ去ってから、およそ10分後。まずは、長野色S15編成による、普通長野行き655Mが通過して行った。
スカ色のS16編成による、普通軽井沢行き2654M。
湘南色のS3編成を待っている間に、背後からスカ色のS16編成による軽井沢行きがやって来た。思えば、この日、スカ色を撮ろうとすると、全て後追いとなってしまった。
そして、この後は、いよいよ湘南色S3編成による快速長野行きがやって来る。小諸~軽井沢間の折り返し運用に就いていた時は、ヘッドマークを掲出していただけに、もしかして、この列車も・・・と期待していたのだが・・・
湘南色S3編成による快速長野行き2605M。
御覧のように、ヘッドマークはなく、更に、ワンマン運転と言う事で、「快速」の文字も小さめ。それでも、夕日を浴びながら走り去る湘南色のS3編成が撮れたので満足である。
この後も、まだまだ115系を撮りたかったが、この日は、以前、弊ブログ10周年記念の貸切列車運転時に、お弁当を提供していただいた、下仁田ネギの生産者のお孫さんである、志村さんが主宰する食事会が、19時から荻窪で開催される為、これに間に合うように東京へ戻る事になっていた。タイムリミットは、田中駅16時04分発の小諸行き。2605M通過後、海野踏切を撤収し田中駅へ。時間配分を誤り、途中できれいな夕焼けを眺めてしまったら、列車の時間まで残り5分を切ってしまった。のんびり歩けば、駅まで10分近くかかる場所。ここから駅まで走って、なんとかギリギリ間に合った。小諸からは、そのまま軽井沢行きに乗り継いでも、小海線に乗り換えて佐久平へ出ても、接続の新幹線は同じ列車。115系に長く乗りたかったが、軽井沢駅よりも佐久平駅の方が空いているだろうと判断し、小諸からは小海線へ。その小海線も、少し遅れ気味で、東京へ戻る新幹線に乗り継げるか、冷や冷やしたが、なんとか乗り継ぐ事が出来て、荻窪での宴にも間に合った。115系、そして美味しい料理とお酒を堪能した1日となった。
2018年も、残すところ、あと数時間となりました。今年も1年間、TOMOの鉄日誌をご覧いただき、ありがとうございました。マイペースに書き続けてきましたが、1週間で書ける記事は2本程度。記事に反映できていないものが、今年も、多数残ってしまいました。来る2019年も、同じような更新頻度となってしまうかと思いますが、焦らず、マイペースに書いていきたいと思います。引き続き、TOMOの鉄日誌を、どうぞ宜しくお願いいたします。
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