人身事故の余波 三代目L-trainが拝島線封じ込めに
1月20日午後のお話です。
川越駅近くの踏切で、りんかい線の70-000形とハエ71編成の並びを撮影した後は、近くの飲食店で昼食を摂り、その後は、西武新宿線、航空公園駅付近で、ある列車を撮影する予定だった。
約一週間後、1月26日から27日にかけて、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送が実施される。これまで、多摩川線へ送り込む車両は、その週の日曜日の日中に、玉川上水~上石神井~南入曽と回送される事が多く、ひょっとしたら、甲種輸送で送り込まれる予定となっている、253F赤電の回送シーンが撮れるのではないかと企んでいた。
しかし、良い気分で食事をしていたところ、西武新宿線、東伏見駅付近で人身事故発生と言う一報が入って来た。運転再開見込みは14時頃。ちょうど、101系の回送列車が上石神井に向かっている頃である。その後も、西武線アプリの情報をこまめににチェックしていると、運転再開見込みが更に遅れて、14時30分頃と言う状況になってしまった。赤電の回送は、中止となってしまうのか。
状況がつかめないので、とりあえず、玉川上水まで行ってみようと思い、本川越から急行西武新宿行きに乗り込んだ。この列車も、急行西武新宿行きとして発車したものの、状況によっては、東村山行きになるとのこと。結局、所沢到着時点で、東村山行きでの運転となってしまい、そのまま東村山まで乗車。そして、東村山から国分寺線に乗り換え小川へ。小川駅から拝島線に乗り換えて、玉川上水へ向かう事にしたのだが、ここで改めて西武線アプリを見てみると、次の拝島行きは、三代目L-trainでの運転と言う事を知る。
最初は、特に何も感じなかったのだが、30秒ほどして、ある事実に気付く。それは、この列車も小平始発での運転であると言う事。となると、行先表示は「各停 拝島」なのか?
三代目L-train。20000系の20104Fと20105Fの2編成にラッピングを施し、20104Fは池袋線に、20105Fは新宿線に配属し運行している。どちらも10両固定編成。当然、優等列車が中心の運用に就く事になる。新宿線は、各駅停車しか停車しない下落合~都立家政間の各駅と、下井草~上井草間の各駅のホームの長さが8両分しかなく、その事から新宿線の各駅停車は、殆どが8両編成で運転されている。とは言え、10両編成の各駅停車が、全くないと言う訳ではなく、早朝や深夜を中心に、上石神井から本川越方面、拝島線線内のみを走る列車等で、10両編成の各駅停車が存在している。でも、日曜日の昼下がりでは見られない光景。早速、ホームの先端でカメラを構える事にした。すると・・・
小川駅に進入する、三代目L-train 20105Fによる各停拝島行き。
入線してきた三代目L-trainの行先表示は、御覧のように「各停 拝島」。通常では見られない時間帯。ある意味、貴重なシーンを撮る事が出来た。
撮影後、この列車に乗り込み、私は玉川上水へ。最後尾車両の車内から玉川上水車両基地を眺めてみると・・・
「回送」幕のまま留置されていた253F赤電。
253F「赤電」は、パンタグラフを上昇。方向幕も「回送」の状態で留置されていた。おそらく、南入曽車両基地へ向けて回送される為に、出庫準備はしていたのだろう。いざ出ようかと言う時に、人身事故が発生。出庫出来ず、そのまま留置されていたのではないだろうか。
玉川上水到着後、ようやく運転見合わせが解除となったが、253F赤電が、いつ出庫するかも解らなかったので、玉川上水でいったん改札を出場後、すぐに再入場し、そのまま上り列車で萩山へ。そこから徒歩で帰宅した。
なお、253F赤電は、同日夜、上石神井経由で南入曽車両基地へ回送されたとのこと。人身事故が無かったら、やはり、昼間回送されていたのかもしれない。
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