常磐線各駅停車から中央快速線へ 209系1000番台
1月19日、八高線DD51訓練運転撮影後のお話です。
東武竹沢駅から東武東上線に乗り込み、川越まで戻ってきた私。ここで、遅めの昼食を摂った後は、JR川越線に乗り換えて、大宮へ向かった。
大宮では、今月いっぱいで、東京都内へ移転のため閉店となる、トミックスワールドを訪問するのが目的だったが、大宮駅地下ホームから地上へ上がった際に、大宮総合車両センターの入場車両が気になったので、11番線ホームへ立ち寄ることに。ホームへの階段を降りると、こんな車両が目に入った。
オレンジ色の帯に張り替えられた、209系1000番台。
大宮総合車両センターから顔を出していたのは、209系1000番。この車両は、常磐緩行線と営団地下鉄(現・東京メトロ)千代田線の直通列車増発用として、1999年に2編成が製造され、2018年10月13日まで、常磐線と千代田線との直通列車に使用されてきたが、2009年から投入されてきたE233系2000番台へ、JR東日本所有の相互乗り入れ車両の車種統一により、常磐線から撤退していた。しかし、中央線快速電車へのグリーン車連結計画により、現行の4号車にトイレを設置することとなり、改造工事期間中の運用離脱車の穴埋め用として、209系1000番台が活用されることになり、中央快速線の一員に加わることになった。既に、マト81編成が出場済みで、この日、大宮で目撃したのは、最後まで常磐線で運用に就いていたマト82編成。こちらも、近いうちに出場するものと思われる。
209系1000番台のみを撮影してみる。
この後、私は、11番線ホームを、もう少し歩いて、209系1000番台を真横から撮影してみる事に。
所属表記は既に「八トタ」となっている。
デビューから既に20年。見た感じ、保安装置以外は、特に何もいじっていない様子で、中央線快速電車へのグリーン車連結計画が無かったら、このまま廃車になっていたかもしれない。
この出会いから約1週間後となる、1月25日。マト82編成改め、トタ82編成は、大宮総合車両センターを出場。自力で、新しい所属先となる、豊田車両センターへ回送された。先に出場したトタ81編成を使用したハンドル訓練も始まっており、これから先、見かける機会が多くなるかもしれない。この209系1000番台は、半自動ドアスイッチもない事から、主に東京~高尾間での使用を前提としているようだが、ダイヤが乱れた場合、もしかしたら、高尾~大月間や青梅線への入線もあるかもしれない。
個人的には、外観のデザインが良く似ている、東京メトロ東西線乗り入れ用車両、E231系800番台車との並走が見てみたいが、並走シーンを見る事が出来るだろうか。
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