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西武多摩川線 101系247Fと249Fの甲種輸送を撮影する

およそ1ヶ月と10日前、4月13日から14日にかけてのお話です。

約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。2019年第2回目の甲種輸送が、4月13日から14日にかけて実施された。

今回の甲種輸送では、多摩川線から黄色ツートンの249Fが本線側に戻ることとなり、逆に、本線側からは、赤電カラーの247Fが送り込まれる事になっていた。

4月13日。多摩川線へ送り込む247Fを撮影する事に。まずは、西武線内の撮影と言う事で、定番ポイントである所沢陸橋へ向かう事に。11時50分頃、所沢陸橋に到着すると、263F+247Fと言う、黄色と赤の組み合わせを狙う撮り鉄さん達が集まっていた。とりあえず、階段の踊り場付近に陣取って、列車の通過を待つ事に。

現地到着から、およそ15分。12時05分頃になるが、263F+247Fが、所沢陸橋に近付いてきた。

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263Fに牽引され、新秋津へ向かう247F。

所沢陸橋付近を通過する、263F+247F。切り位置を誤り、よく見ると、最後尾車両が一部切れてしまっているが、順光で黄色+赤の組み合わせが撮れた事は嬉しかった。



所沢陸橋での撮影を終えた私は、徒歩で所沢駅へと戻り、ここから池袋線の上り列車に乗り込んで秋津駅へ。午後のJR線内の撮影に備えて、ここで昼食を摂る事に。多摩川線の甲種輸送1日目のお楽しみは、秋津駅と新秋津駅のほぼ中間地点にある、魚河岸 のランチ。この店のランチはとても魅力的で、最近のお気に入りは、刺身定食。750円でボリュームも多く、満足できる。今回も、ここで刺身定食を食べていると、JR線内の牽引機に関する情報が入って来た。この日、多摩川線の甲種輸送を担当するのは、EF65 2127号機。通称「カラシ」と呼ばれる車両で、かつて、広島車両所で更新工事を受け、首都圏各地で活躍している、EF65の更新色とは、やや色合いが異なる。特に特徴的なのが、正面の貫通扉が黄色く塗られている事で、現存する車両で、貫通扉が黄色く塗られレイルのは、この2127号機のみとなり、ある意味、レアな車両と言える。これは各撮影地ともに混雑が予想される。

食事を終えて、まずは駄目元で、新秋津駅近くの住宅街にある撮影地へ向かう。住宅街の行き止まりの道なので、近隣の住民の方への配慮から、ここは15分ぐらい前に行って、撮影者がいなければ、ここで撮ることにしているが、当然のことながら、既に撮り鉄さんの姿が何人も確認できたので、ここでの撮影は諦め、新秋津駅のホームへ行く事にした。ここも確かに人が多かったが、まあ撮れれば良いやと言う気持ちでカメラを向ける事に。

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新秋津駅を通過するEF65 2127号機+247F。

手元の時計で13時49分頃のこと。新座貨物ターミナルへ向かうEF65 2127号機+247Fがゆっくりと新秋津駅を通過して行った。13時50分発の府中本町行きがあるので、被られるのではないかと心配していたが、どうにか被られることなく撮影する事が出来た。

新秋津駅からは、撮影後、すぐに入線してきた府中本町行きに乗り込み西国分寺へ。ここから更に中央線に乗り換えて、一気に八王子へ。ここから京王バスに乗り換えて、向かったのは中央線の浅川橋梁。早めに移動したせいか、まだ人も少なく、なんとか撮影場所をキープする事が出来た。

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浅川橋梁を通過する、EF65 2127号機+247F。

15時50分、EF65 2127号機+247Fが、浅川橋梁を通過した。実は、3月16日より、中古で購入した、CANONのEOS6Dをメイン機種として使用しているのだが、これまでメイン機種として使ってきたEOS7Dとは、連写の性能が全然異なり、どうもシャッターを押すタイミングを誤る事が多く、ここでも、最後尾車両の一部が、架線柱に隠れてしまっている。とは言え、最後尾車両も3分の2以上は入っているから、許容範囲かな?

撮影後、カメラをカメラバックに収めて撤収しようとしたところ、前方から怪しい車両が・・・慌ててカメラを構える。

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突然現れたEF64 1052号機。

やって来たのは、JR東日本、高崎車両センターに所属するEF64 1052号機。茶色のEF64の1000番台と言えば、1001号機がお馴染みだったが、1001号機は、最近になって、登場時のカラーに改められ、一度は、茶色の1000番台が姿を消した。しかし、高崎には旧型客車もいるからか、この1052号機が、茶色に塗り替えられた。塗装変更後、まだ撮影していなかったので、この偶然の出会いは、とても嬉しかった。

この後、バスで八王子駅へ戻る。247Fは、既に入替を終えて、ビックカメラ前の留置線に押し込まれていた。

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八王子駅の留置線に押し込まれた247F。

線路に沿って伸びている道路から、まずはクハ1248側から撮影してみる。

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HD300-8号機と連結された状態で留置されている247F。

続いて、今度はHD300側から撮影。八王子に合わせてなのか、この日も、八王子駅構内の入換担当は、HD300-8号機。深夜まで、この場所で過ごす事になる。

そして、この後は、横浜線のホームへ移動する。

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役目を終えたEF65 2127号機。

新秋津から八王子まで、247Fを牽引してきたEF65 2127号機が、役目を終えて、新鶴見へ戻るため、この場所に停まっていた。

この後、2時間ほど時間を潰して、この日運転された臨時特急「スペーシア八王子日光号」と247Fを絡めて撮影したのは、弊ブログ2019年5月13日付記事 でお伝えしている通りである。

翌日、今度は、多摩川線から戻って来る249Fの甲種輸送を撮影に向かう。前日、「スペーシア八王子日光号」を撮るために、多摩川橋梁へ向かった際に、その手前、残堀川橋梁付近の桜が、まだ辛うじて花を咲かせている事が解り、残堀川の桜と絡めて撮る事に。残堀川橋梁を見下ろす事が出来るポイントへ向かうと、既に多くの撮り鉄さん達がカメラを構えていた。何とか撮影できる場所を見つけて、甲種輸送の通過を待つ事に。

新秋津へ向かう甲種輸送が、この場所を通過するのは11時頃の予定。しかし、通過予定時刻を過ぎても、甲種輸送は来る気配が無い。Twitterで目撃情報などを調べてみると、どうやら時刻が変更になっている模様。この日、私は、町会の定期総会に出るため、13時30分までには、萩山に戻らなくてはならない。その為、あまり時間に余裕が無いのだが、ここまで来たら待つしかない。

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EF65 2063号機に牽引され、残堀川橋梁を通過する249F。

結局、甲種輸送が残堀川を通過したのは、当初の予定より、およそ1時間後となる12時05分頃のことだった。桜の花も何とか残ってくれていたので、待った甲斐はあった。

この後、急いで立川駅へ戻り、駅の構内の蕎麦屋で慌しく昼飯を摂り、萩山へ。なんとか町会の定期総会に間に合った。そして、総会は早めに終了。この日は、メットライフドームで、デーゲームが開催されている為、甲種輸送は遅スジの筈。Twitterで目撃情報を確認すると、まだ小手指に到着していない事が解った。萩山から小川・東村山経由で所沢に向かうと、6番線に263F+249Fの姿を発見。ちょうど5番ホームに停車していた飯能行きに乗り込み小手指へ。そして、私が乗車してきた飯能行きに続けて、263F+249Fが小手指へ向かっていると知り、急いでホームの端へ。

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小手指駅1番ホームに入線する263F+249F。

手元の時計で15時06分頃のこと。263F+249Fが、なんと小手指駅の1番ホームに入線した。多摩川線の甲種輸送は、これまでに何度も撮影しているが、小手指駅1番ホームに入線するのを見たのは、私自身、初めてのことである。

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3番ホームには、レッドアローの回送列車が停車中。

263F+249Fが1番ホームに入線した理由。それは、3番ホームに、レッドアローの回送列車が停車していたからである。しかも、停車していたのは、このところ、あまり運用に就いていなかった、プラチナ秩父バージョンの10103F。後継車両001系の増備も始まっているので、この編成もこの先どうなるのか、とても気になる。

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小手指車両基地へ進んで行く263F+249F。

慌しい午後となったが、多摩川線甲種輸送、小手指駅1番ホーム到着と言う、今まで見た事が無かったシーンを拝む事が出来た事は、とても嬉しかった。

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玉川上水車両基地へ向かう249Fの回送列車。(2019年4月17日撮影)

甲種輸送から3日後となる4月17日の夜、249Fは、玉川上水車両基地へ回送された。そして、速報ブログでもお伝えしているように、4月19日の夕方から、多摩湖線での営業運転を開始した。およそ1年ぶりに多摩湖線に戻って来た249F。今度はいつまで多摩湖線で走ってくれるだろうか。

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