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旧弥彦色復活 新潟の115系を撮影する その2

9月21日の撮影記を続けます。

吉田駅へ回送されてきた、旧弥彦色を纏う115系N33編成。この後は、再び弥彦駅へ回送された後、団体臨時列車として運転される。新潟の115系は、越後線・弥彦線主体の運用となっているが、弥彦線の吉田~弥彦間は、115系の定期運用が消滅している。それだけに、この区間を走るN33編成を記録しておきたい。となると、吉田~矢作間、弥彦神社の大鳥居と一緒に撮れる場所に行きたくなる。しかし、この時間帯、N33編成の回送列車よりも先行して、弥彦へ行く列車はない。スマートフォンで地図を見ると、目指す撮影地までは、吉田駅からも約2キロ程度で、この距離なら充分に歩いて行ける。

吉田駅を出場し、いざ撮影地へ。線路に沿って歩き出す。実は、この時点で、10分ほど待つと、柏崎からの越後線吉田行き141Mが到着する事になっていた。この列車は115系での運転。しかも、この日、まだ一度も見ていない車両での運転と言う事が解っていた。ちょうど、線路を跨ぐ歩道橋があったので、この歩道橋の階段で待機し、柏崎からやって来る141Mを待つ事にした。

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115系N40編成による、越後線吉田行き141M。

柏崎からの越後線吉田行き141Mに充当されていたのは、1960年代に活躍していた旧型国電の70系に塗られていた、「旧国新潟色」を纏うN40編成。このカラーの115系は、2017年1月から走っているが、当時、塗装変更されたN3編成は、既に廃車となっており、現在運行中のN40編成は、「旧国新潟色」としては、2編成目の車両となる。

なお、N3編成については、2017年5月に、臨時列車で弥彦まで入線した際に撮影しており、その模様は、弊ブログ2017年5月28日付記事 で取り上げている。

ところで、この時点で、N33編成は、吉田駅4番線に停車したままだった。弥彦へ送り込まれる際に、この歩道橋の下を通過する事から、141M撮影後も、暫くの間、この場で待機していたのだが、撮影地への移動が間に合わなくなってしまう可能性が出てきたため、ここでのN33編成の撮影は諦め、撮影地へ移動する事にした。


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旧弥彦色復活 新潟の115系を撮影する その1

国鉄形車両の置き換えが進むJR東日本新潟支社。長年、新潟県内の電化路線を支えてきた115系は、2014年にデビューしたE129系への置き換えが進み、今や3両編成7本までに数を減らしてしまった。そして、非電化路線を支えてきたキハ40系気動車も、今年8月から投入が開始された、新型電気式気動車GV-E400系へ、今年度中に置き換えられる事が発表されており、115系に関しては、もう少し走り続けるものの、新潟県内のJR線の線路上から、国鉄形車両消滅の日が、少しずつ近付いていることは間違いない。(但しSL列車を除く)

そんな新潟県内のJR線の今を記録しておこうと、今年は、これまでに、9月21日と11月17日の二度、新潟を訪れて、国鉄形車両を撮影しました。ちょっと日が経ってしまいましたが、数回に分けて、新潟遠征記を書いていきたいと思います。

まずは、およそ2か月前。9月21日の撮影記です。

2014年から投入されたE129系への置き換えにより、3両編成7本までに数を減らしてしまった115系。最近では、かつて、新潟県内で見られたカラーを復刻させる等、完全引退へのカウントダウンが始まったと思わせるような動きが出ているが、この度、1988年に弥彦線ワンマン運転用に改造された115系電車で見られた「旧弥彦色」が復刻される事になり、9月21日・22日の両日運転される団体臨時列車「復刻旧弥彦色越後ぐるっと周遊号」から、営業運転を開始する事になった。かつて運転されていた、弥彦線ワンマン運転用の115系は、0番台車を改造した2両編成で、今回、復刻される1000番台車は3両編成と、往年の姿とは異なるが、当時の雰囲気は充分に味わえる。115系が大好きな私としては、いち早く、旧弥彦色の115系を見たい。

そこで、運行開始となる9月21日、急遽、新潟へ向かう事にした。と言っても、実は、この日、1ヶ月以上前から決まっていた予定があり、18時までには浜松町へ行かなくてはならなかった。その為。新潟県内に滞在できる時間は、約6時間。分刻みのスケジュールとなった。

当日、私は、大宮駅を7時30分に出発する、上越新幹線「Maxとき303号」に乗って、まずは燕三条へ向かう。新潟駅まで向かう上越新幹線の列車としては、この日2番目の列車と言う事からか、大宮を出ると、次の停車駅は越後湯沢で、そこからは各駅に停車すると言う、新潟県内各駅へ特化した列車だった。

8時49分、燕三条駅に到着。ここから弥彦線へ乗り換えとなる。土曜日の日帰り強行軍ではあるが、乗車券は、土日有効の「週末パス」を利用している為、ここから先、新潟県内の在来線も乗り放題。そのまま弥彦線ホームへ向かい、9時02分発の吉田行きに乗り換える。

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燕三条駅に到着した、弥彦線吉田行き226M。

新幹線から乗り換えて、最初に乗る弥彦線の列車が、115系の6両編成。この日の226Mは、三次新潟色を纏うN34編成と、一次新潟色を纏うN37編成の組み合わせ。停車を待って、ホームの先端からN37編成を撮影した後、いざ車内へ。6両編成と言う事で、車内は空いており、吉田までの約15分。115系の乗り心地を堪能した。

9時15分、吉田駅に到着。ここで越後線の新潟行きに乗り換える。乗り換え時間は4分。その間を利用し、まずは、到着した3番線から跨線橋を渡り、お隣の4番線へ。ここまで乗車してきたN34編成+N37編成を撮ろうと思ったのだが・・・

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吉田駅では、N34編成とN37編成の連結面のみを撮影。

主に弥彦線の列車が発着する4・5番線は、ホームの有効長が短く、6両編成の115系N34編成+N37編成の編成写真を撮るのは不可能だった。仕方なく、両編成の連結面だけを撮影した後、急いで、越後線新潟行きが発車する1番線へ移動した。

 

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西武 入間航空祭ダイヤを観察する その2

前回の更新から、だいぶ日が経ってしまいましたが、入間航空祭ダイヤ観察記の続編を書いていきたいと思います。引き続き、お付き合いいただけたら幸いです。

昼食を食べ終えた後、再び秋津駅へ。ここでは、池袋からやって来る、ある列車を撮影するのが目的だった。その為、上りホームの池袋方先端へ向かうつもりだったのだが、改札を入場し、下りホームの発車案内機を見て、そのまま下りホームに留まる事にした。

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急行飯能行きが秋津駅に臨時停車。

普段は急行列車が通過する秋津駅。しかし、この日は、10時台から12時台までに秋津駅を通過する急行列車の一部が臨時停車した。秋津駅は、武蔵野線の新秋津駅からの乗り換え客も多く、この臨時停車は納得出来る。しかし、私自身、この臨時停車の事は、すっかり頭から抜けており、この12時41分発の急行飯能行きが、臨時停車の最終便であり、危なく記録を漏らすところだった。

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20104Fによる急行飯能行きが、秋津駅に臨時停車。

秋津駅臨時停車する急行飯能行きの最終便は、御覧のように、三代目「L-Train」として運行されている20104Fだった。秋津駅のホームで扉を開けている急行列車を、しっかり撮影する事が出来た。


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西武 入間航空祭ダイヤを観察する その1

では、ここで更新順序を入れ替えまして、旬な話題からお送りしたいと思います。11月3日のお話です。

毎年11月3日は、航空自衛隊入間基地にて入間航空祭が開催される。西武鉄道は、この入間航空祭開催に合わせて、年に一度しか見られない入間市行きなど、臨時列車を増発した特別ダイヤで対応している。

当日朝、私はスマートフォンの駅すぱあとで、西武池袋線の所沢駅の時刻表を確認する。例年同様、入間市行きが目立つのだが、この中に、急行入間市行きが2本存在している。そこで、この急行入間市行きの撮影から、特別ダイヤの観察をスタートする事にした。

なお、予めお断りしておきますが、11月3日は、大量の写真を撮影しております。全部取り上げると、膨大な量となりますので、当日撮影した画像の中から、注目度の高そうな列車を取り上げさせていただきます。ご了承ください。

自宅を7時50分頃に出発。久米川駅8時03分発の本川越行きに乗り込み、まずは所沢へ。ここから、飯能行きに乗り換え、向かったのは、所沢駅のお隣、西所沢駅。実は、数日前から、腰を痛めており、まだ時々痛みがあり、すぐにホームのベンチに腰掛ける事が出来ると言うのが、観察ポイントの決め手となった。

西所沢駅到着から、およそ3分後のこと。こんな列車がやって来た。

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西所沢駅に進入する、西武秩父行き「S-TRAIN1号」

40000系40104Fによる「S-TRAIN1号」西武秩父行き。稲荷山公園駅に臨時停車する訳でもなく、航空祭特別ダイヤとは無関係に見えるが、実は、この時点で、続けてやって来る急行入間市行きが、40000系による運転と言う事が、Twitterを見て把握していた。40000系のLED表示器は、シャッター速度を125分の1以下にしないと、上手く写ってくれない。その為、急行入間市行きの撮影前に、同じ40000系を使用した列車が来てくれたことは、とても有り難かった。

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40000系40101Fによる、急行入間市行き。

「S-TRAIN」通過から、およそ3分後。1本目の急行入間市行きが西所沢駅に到着。既報の通り、この列車には、40000系のトップナンバー、40101Fが充当されていた。2017年にデビューした40000系だが、これまで、入間市行きに充当された事はなかった筈で、これが40000系初の入間市行き。しかも、数少ない急行入間市行きに充当と言う事で、「S-TRAIN」で慣らされていたものの、シャッターを押す指が、若干震えてしまった。撮影後、画面で画像を確認。ぶれることなく、行先表示も読める写真が撮れていてホッとした。

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上信電鉄150形153Fが引退

10月に入りましてから、公私ともに色々ありまして、ブログの執筆が、かなり遅れ気味になっております。それでも、毎日、多くの方が弊ブログを訪問してくださっています。いつも、弊ブログにお付き合いいただき、ありがとうございます。仕事の方は落ち着いてきましたので、これから少しずつ、記事を書いていきたいと思います。

今回は、およそ1ヵ月半前のお話となりますが、お付き合いいただけたら幸いです。

JR東日本から譲り受けた107系電車改め、700形電車により、老朽化した車両の置き換えが進む上信電鉄。

西武鉄道の旧401・701・801系を譲り受けた150形がら置き換えが進み、この度、700形の3本目となる703Fの改造が終わり、営業運転に就く事から、150形で最後まで残った153Fが、9月23日を以て、営業運転を終えることとなった。153Fは、弊ブログ10周年記念の貸切列車に使用した車両であり、和足にとっても、思い出のある車両である。引退を前に、9月13日からヘッドマークを付けて運転されるとの事。最後にもう良い度、153Fを撮影しておきたい。

9月14日、私は、高崎へ向かう事に。出掛ける前に、上信電鉄本社へ電話で153Fの運用を問い合わせると、153Fは、途中、高崎の車庫に入庫する事もあるが、終日運用に就いているとの事。とりあえず、普通列車で高崎へ向かっても、充分に撮影が出来ると解り、高崎線経由で高崎へ向かう事にした。

浦和駅から、高崎線の快速「アーバン」に乗り込み、一路、高崎へ。ここから、上信電鉄線に乗り換えて、佐野のわたし駅へ。この駅は、烏川橋梁に隣接しており、駅前広場からでも、烏川橋梁を渡って、駅に進入する上り列車が撮影できる。今回は、曇っていた事もあり、駅前広場から、カメラを構える事にした。

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烏川橋梁を渡り、佐野のわたし駅に進入する153F。

駅前広場で待つ事およそ15分。153Fの高崎行きがやって来た。この日、153Fは、高崎~上州富岡間の区間列車にも充当されており、ちょうど、上州富岡から戻って来る列車に間に合った。方向幕が、高崎⇔上州富岡の両駅表示となっているので、上り列車でも、上州富岡始発である事が解るのは、有り難い。

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