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西武 001系「Laview」G編成の甲種輸送を撮影する

1月12日のお話です。

2019年3月16日より、西武池袋線で運行を開始した、新型特急車両001系ラビュー。2019年度中には、西武池袋線・西武秩父線を走る特急列車を、全て新型車両へ置き換えるということもあり、急ピッチで増備が進み、遂に、7編成目となるG編成の甲種輸送が、1月10日から12日にかけて実施された。001系は、このG編成の到着を以て、西武池袋線・西武秩父線の置き換え分が出揃うことになる。私自身、001系「Laview」の甲種輸送は、自分自身がぎっくり腰になってしまったり、他の遠征予定と重なったりと、巡り合わせが悪く、久々の撮影が、現時点での最終増備車となってしまった。

横浜羽沢駅で一夜を明かした001系は、8時50分、新秋津に到着する。A編成、B編成の時は、是政橋で撮影したので、今回も、当日の朝まで、是政橋へ行くつもりで自宅を出発した。しかし、途中の東小金井駅構内の蕎麦店に立ち寄った際に、Twitterを眺めてみたところ、「Laviewの甲種はカラシが牽引」と言う書き込みを発見し、気が変わり、撮影場所を西国分寺駅に近い泉町陸橋に変更した。カラシとは、JR貨物、新鶴見機関区に所属するEF65 2127号機の愛称で、同機は、広島車両所で更新された機関車によく見られた、正面の貫通扉が黄色く塗られていることから、カラシと呼ばれている。もし、その機関車が充当されるのであれば、やはり正面から撮りたくなる。しかし、そんな場所は、今から出向けば、どこも鉄道ファンで混雑しているはず。そこで思い付いたのが、泉町陸橋。ここは、晴れていたら、ほぼ終日逆光となる筈。朝は線路沿いのマンションの影もあり、普段から、この場所を訪れる鉄道ファンは少ない。この日も、私が到着した時点では、誰も居なかった。のんびり撮影準備をしていると、徐々に雲が多くなり、ちょうどいい感じになってきた。そんな頃、カメラを持った鉄道ファンがお一人現れ、合わせて2名で、「Laview」G編成の甲種輸送が来るのを待った。

時刻は、8時39分。「Laview」G編成の甲種輸送がやって来た。

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EF65 2117号機に牽引され、新秋津を目指す001系「Laview」G編成の甲種輸送。

「Laview」G編成を牽引してきたのは、カラシではなく、ごく普通の更新色を纏ったEF65 2117号機。どうやら、2117号機と2127号機を間違って、「カラシ」と書き込んだ人がいたようだ。現存するJR貨物のEF65は、全車両、更新工事が済んでいることから、未更新車との区別をする必要がないため、最近では、大宮車両所に入場すると、出場時には国鉄特急色に戻しており、更新色の車両は、少しずつ数を減らしてきていることから、これはこれで良い記録になったと思う。

泉町陸橋での撮影を終えた私は、西国分寺駅から武蔵野線に乗車。新秋津へ向かう。駅から線路沿いの道を歩いて、いつもの受渡線を見下ろせる陸橋へ向かうと、001系「Laview」G編成は、既に西武線内の牽引を担当する263Fと連結されていた。

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最後尾車両側から、編成全体を見渡す。

足早に受渡線の周りを一周して、再び新秋津駅へ。ここで入場券を購入し、武蔵野線の上りホームへ。ホームの先端から、263Fに牽引され、西武線内へ入っていくシーンを撮影することにした。

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新秋津を発車。263Fに牽引され、小手指へ向かう001系「Laview」G編成。

10時27分。001系「Laview」G編成は、263Fに牽引され、新秋津駅を発車。小手指へ向かった。撮影後、私は西武池袋線の秋津駅へ移動し、「Laview」G編成を追跡する。タイミングよくやって来た準急西武球場前行きに乗車。この列車は、所沢駅で急行飯能行きを先に通すことになっていたため、そちらに乗り換え西所沢へ。1番ホーム・3番ホームともに、池袋方は、「Laview」甲種を出迎える鉄道ファンで賑わっていたため、比較的、人が少なかった3番ホームの飯能方で待機し、後追いをメインに撮影することにした。当初は人が少なめだったが、それでも、「Laview」甲種の通過が迫ってくると、徐々に人が増え始めた。

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263Fに牽引され、西所沢駅を通過。

11時01分。263Fに牽引された001系「Laview」G編成は、ゆっくりとしたスピードで、西所沢駅に差し掛かった。最後尾車両までは入らないが、まずは263Fから撮影。前パン姿がなんとも勇ましく感じる。

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後追い。小手指までは、あと一駅。

そして後追い。山口県の日立製作所からの長旅も、あと一駅で終わる。

この後、私は後続の下り列車で小手指へ向かう。西所沢駅に停車する後続の下り列車までは、10分近くあったため、小手指まで行っても、流石に、車両基地内へ入ってしまっているだろうと思っていた。予想通り、001系「Laview」G編成は、263Fに牽引されて、小手指車両基地の中へ進んでいたのだが・・・

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小手指車両基地内へゆっくり進んでいく、001系「Laview」G編成。

スピードが遅かったこともあり、まだホーム上からでも、001系「Laview」G編成の姿を捉えることができた。しかも、引き上げ線上には、東急5050系4000番台の特別仕様車、4110F「Shibuya Hikarie号」が停車しており、同編成と絡めて撮影することができた。

こうして、001系「Laview」は、西武池袋線・西部秩父線特急列車置き換え分が、全て出揃った。次のダイヤ改正までの間に、現在運行中の10000系NRAを少しでも多く、記録しておかなくては・・・



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コメント

その節はLINEで嘘を言ってしまいました。
大変申し訳ありませんでした。

投稿: 田辺剛 | 2020/01/17 16:56

田辺剛さん、コメントありがとうございます。

LINEで嘘?えっと、貴殿から、ラビュー甲種の情報を、LINEでは貰っていないと思いますが・・・

ごめんなさい。もし、タイムラインにお書きになったのであれば、私、見ていませんので。

投稿: TOMO | 2020/01/21 00:41

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