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秩父鉄道 急行「開運号」を撮影する

1月2日のお話です。

秩父鉄道は、毎年、元日から3日間(今年は1月5日まで)、急行列車に使用される6000系電車に、「開運号」のヘッドマークを掲出し、急行「秩父路1号」と「秩父路3号」を、「開運号」として運転している。これは、先代の急行用車両である3000系、更にその前の300系が現役だった頃から行われている恒例行事であり、私も、10年以上、「開運号」の撮影を兼ねて、秩父を訪れ、初詣も秩父神社へ行くようにしている。

今年も、例年同様、初詣は秩父神社へ。昨年は、1本目の「開運号」を、秩父神社に近い、秩父No2踏切で撮影したが、今年は変化を付けるために、少しだけ秩父神社から離れる事にした。目指したのは、和銅黒谷~大野原間の駅間にある、貨物専用駅の武州原谷駅付近。所沢から、新型車両ラビューで運行の特急「ちちぶ5号」に乗り込み、横瀬へ。ここで、秩父鉄道直通の長瀞行きに乗り換え、大野原駅で下車。駅から歩く事およそ15分。武州原谷駅を見る事が出来る線路沿いの道に到着。ここで、1本目の「開運号」を待つ事にした。

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武州原谷駅付近を通過する急行「秩父路1号」(開運1号)。

撮影地到着からおよそ15分。「開運号」のヘッドマークを掲出した、急行「秩父路1号」がやって来た。この日、「秩父路1号」(開運1号)に充当されていたのは、6002Fだった。

この後、少しだけ時間に余裕が有るため、後続の下り列車も、この場所で撮影する事にした。しかし、「開運号」を撮影した場所より、少しだけ大野原駅寄りで待機した。

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5000系5001Fによる三峰口行き。

急行「秩父路1号」(開運1号)通過から、およそ10分後。三峰口行きの普通列車としてやって来たのは、かつて都営三田線で活躍していた6000系を譲り受けた5000系。そのトップナンバー編成である5001Fだった。実は、この撮影地に到着した際、架線柱の構造の違いで、「開運号」の撮影場所を、なかなか決める事が出来なかった。結局は、架線柱の柱が入らない場所で待機したのだが、結果的に、影が入ってしまった。架線柱の柱は入るものの、この場所で撮影した方が、影が少なく済む事が解った。次回以降、この場所で撮影する時は、その点を考慮して撮影に臨む事にしよう。

さて、5000系の三峰口行きの画像をご覧いただくと、青い機関車が見えるのがお解りいただけるかと思う。秩父鉄道の魅力の1つである、鉱石輸送の貨物列車。正月休みで貨物列車が運休となっている為、この武州原谷駅にも、機関車と貨車が運転再開までの間、留置されているのだが・・・

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黄色一色となったデキ502。

お馴染みの青い機関車の左隣に、黄色一色となったデキ502の姿が確認できる。2020年、今年は東京オリンピックの年。何やら、秩父鉄道は、聖火リレーに合わせて、電気機関車5両を、五輪カラーの各色に塗り替えた上、5重連で走らせる事を発表しており、デキ502が黄色一色になったのも、その計画に合わせたもの。聖火リレーが楽しみである。

この後、大野原駅へ戻り、電車で一駅、秩父駅へ移動する。下りホームで待機していると、先に7000系7002Fによる上り列車が到着。7000系は、東急8500系を譲り受けたもので、3両編成2本が在籍している。ここで私が乗車する下り列車に、もう1本の7001Fが来たら、話が出来過ぎだよなあって、思っていたところ・・・

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大野原駅で並んだ2本の7000系。

入線してきたのは、なんと7000系の7001F。2編成しかない7000系が、大野原駅で見事に並んでくれた。これは正月早々、縁起が良いかも。ちなみに、左側の7002Fは、秩父鉄道への譲渡に際して、元々中間車だった車両に運転台を新設して先頭車に改造したので、前面のデザインが、右側の7001Fとは微妙に異なっている。

入線してきた7001Fの三峰口行きに乗車し、一駅、秩父駅へ移動する。この後、2本目の「開運号」を撮影するのだが、一瞬、その事を忘れて、秩父神社方面へ足が向いてしまった、7000系の並びを撮って、満足してしまったのかもしれない。でも、すぐに、「開運号」の事を思い出し、昨年も訪れた、大野原~秩父間の撮影ポイントへ。

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5000系5003Fによる影森行き。

撮影地に到着してから、約1分後。5000系5003Fによる影森行きが通過した。この日、2本目となる5000系。2編成しかない7000系の並びを撮ったり、3編成しかない5000系を2編成撮ったりと、どうやら少数派の車両に縁が有るらしい。

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7500系7503Fによる熊谷行き。

5000系の影森行き通過からおよそ2分後。秩父駅で影森行きと交換して発車した、熊谷行きがやって来た。御覧頂いている車両は7500系。東急8090系を譲り受けたもので、3両編成7本が在籍しており、秩父鉄道の主力車両と言える。この7503Fは、ラグビーワールドカップ2019をPRするためのラッピング電車として運行されている。

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6000系6003Fによる急行「秩父路3号」(開運3号)。

そして、7503Fの熊谷行き通過から、およそ10分後のこと。6000系6003Fによる急行「秩父路3号」がやって来た。青空の下を走る、300系リバイバルカラーの6003F。昨年も6003Fの「開運号」を撮影しているのだが、スケジュールの都合で、不本意な結果に終わっていただけに、昨年の分のリベンジを果たす事が出来た。

なお、昨年までは、「SL初詣号」も運転されていたのだが、今年は、C58 363号機が入場するため、1年間、SL列車の運転が無い。その為、「開運号」の撮影は、「秩父路3号」までで終了。撮影地を撤収し、秩父神社へ。今年も、西武鉄道・秩父鉄道沿線での撮影時の安全を祈願した。

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